
寒い季節、やっぱり気になるのは“冷え”と“乾燥”。厚着をしていても手足が冷える、肌が乾燥してカサカサ…そんな冬のお悩みは、温かいお風呂に入って改善しませんか?

生薬の効果で“冷え”対策を!ツムラの「バスハーブ」

バスハーブに使われているのは、6種類の生薬。複数の生薬をブレンドすることで、ひとつの入浴剤でさまざまな効果が期待できます。
使い方は、浴槽(約100~200L)のお湯にバスハーブを3〜10mL入れるだけ。よく溶ける液体タイプなので、すぐにお湯が鮮やかなグリーンになり、ハーブの豊かな香りが広がります。

入浴後もポカポカ!バスハーブの温浴効果
冷え、肌荒れに!お悩み別入浴方法
入浴によって体を温めるには、最低でも10分程度は湯船に浸かるのが理想的です。また、熱いお湯に入ると交感神経が優位になり、ぬるめのお湯だと副交感神経が優位になります。入浴時間やお湯の温度によって得られる効果は変わってくるので、お悩みに合った入浴方法を試してみましょう。

◆冷え対策の入浴法
42℃以上の熱めのお湯と冷水を交互に浴びる温冷交代浴
自律神経を整える入浴方法がおすすめ。バスハーブを溶かした42度以上の熱めのお湯に肩まで1〜2分浸かった後、冷水を30秒浴びる。これを3セット以上繰り返します。血管が拡張と収縮を繰り返すことで血流が良くなり、指先やつま先までポカポカになります。
◆肌荒れ対策のための入浴法
40〜41℃のお湯に10分以上浸かる微温浴
バスハーブの入ったお湯に浸かることで肌の乾燥対策ができます。また、全身浴をすることで手が届かない体の部位にもバスハーブの効果が行き届くため、背中ニキビにお悩みの人にもおすすめの入浴方法です。
◆リラックスのための入浴法
40℃前後のお湯に10〜30分浸かる微温長時間浴
リラックス効果を期待したい人は、ぬるめの温度で長時間の入浴がおすすめ。バスハーブのグリーンが視覚的にも安らぎを与えてくれます。入浴後は1時間ほどで体の深部体温が下がり始め、副交感神経が優位になり入眠しやすくなるので、入浴は寝る2時間くらい前が理想です。

シャワーで流してしまうのはもったいない!入浴の最後に「上がり湯」のすすめ
入浴剤を入れたお風呂に入った後、最後に全身にシャワーを浴びて終了、という人も多いと思いますが、これは入浴剤のうるおい効果まで流してしまっています。多くの入浴剤には水中に含まれる残留塩素を除去してくれる効果があり、シャワーを浴びずにそのまま湯船から上がるのがおすすめです。
ゆっくり入浴する時間がなくてシャワーだけ、という人でも、洗面器に張ったお湯にバスハーブを数滴たらしてかけるだけでも、肌へのうるおい効果は期待できます。冷えを改善したい人は、そのお湯を足湯として使用するのもいいでしょう。
年末年始にかけて忙しくなる季節ですが、体の冷えや肌荒れを放っておかず、できるだけ入浴の習慣をつくるようにしましょう。バスハーブのお湯にゆったりと浸かってぐっすり眠れば、明日も一日がんばれそうです。
★生薬豆知識★
<バスハーブに使用されている生薬と効果・効能>
・トウキ:血行促進
・センキュウ:皮膚温上昇
・ハマボウフウ:血行促進、保温、痛みを抑える、皮膚の発疹を抑える
・チンピ:肌をなめらかにする
・ハッカ:充血血管を縮小し痛みを抑える、清涼感を感じさせる
・カミツレ:発汗作用促進、抗炎症作用を与える、乾燥肌を改善
取材・文/芳賀直美