マンネリメイクは卒業！小田切ヒロ氏による“私”を変える「3つの顔」メイク

2019/04/08 UPDATE

いつもと同じアイシャドウ、リップ、チーク…。それなりに決まるけれど、いつまで同じメイクを続けるのだろう――。何かを変えることは、勇気が要ること。ヘア＆メイクアップアーティスト小田切ヒロ氏（LA DONNA）は、著書『すべてを手に入れた女には３つの顔がある』（小学館）で、一歩の勇気を“自信”に変える「3つの顔メイク」を紹介しています。

魅せる女性になる「3つの顔」メイク

長年、ヘア＆メイクアップアーティストとして、数々の女性の美を引き出してきた小田切ヒロさん。そんな小田切さんが日々メイクをするなかで「本当の意味で人生を豊かにするメイクとは、どんなメイクなのか？」と考え続けてきた結果、導きだしたのは「すべてを手に入れる女性の顔は一つではない」という答えだったそう。

そこで生まれたのが、小田切ヒロさん初の著書『すべてを手に入れた女には３つの顔がある』（小学館）です。

「人生を豊かにする人」の3つの顔とは

本書で小田切さんが提案するのは、「メイクで3つの顔を持つことが人生を豊かにする近道である」ということ。

小田切さん曰く、女優やモデルに限らず一般の人でも、素敵な感じに人生を謳歌している人というのは、シーンや人にあわせて、その場にふさわしい立ち居振る舞いをしているそう。たしかに、まわりにいる魅力的だなと思う人は、無駄な衝突を避け、その場に応じて柔軟に対応しているように思います。

とはいえ、そのような高いコミュニケーションスキルをいきなり身につけるのは難しいもの。でも「役を演じている」と思えば、その場に応じた次のアクションが思い浮かびやすくなります。その役づくりの方法として、「3人（3つ）」のメイクを紹介しています。

「少女」「母性」「小悪魔」を使い分ける

本書では、具体的な3つの顔の例として「少女顔」「母性顔」「小悪魔顔」の3つのメイク法や、初心者でも本を見ながら真似できる、プロならではのテクニックを詳しく教えてくれています。

大人のピュアさや可愛げを感じさせる「少女顔」

撮影／菊地泰久（ｖａｌｅ．）

たとえば「少女顔」なら、無垢で可憐な雰囲気を醸し出しつつ、意志と知性を感じさせる眉で、媚びない大人のピュアメイクに。言いにくいことも明るくさっぱり伝えられる天真爛漫な女性になれそうなメイクです。

包容力と強さを感じる「母性顔」

撮影／菊地泰久（ｖａｌｅ．）

「母性顔」メイクは、優しげな雰囲気をつくる一方、芯の強さを感じさせる唇がポイント。頼りがいを感じつつも、すべてを包み込む女性になれそうなメイクです。

内に秘めたミステリアスな魅力「小悪魔顔」

撮影／菊地泰久（ｖａｌｅ．）

太めストレートな男性的な眉と、ミステリアスな雰囲気を感じさせる目がポイントの「小悪魔顔」メイク。いつも閉じ込めてしまっていた本音を、はっきり伝えることができそうなメイクです。

テクニック満載。絶妙バランスのポイント

小田切ヒロさんのメイクのポイントは、その絶妙なバランス具合。甘すぎず、辛すぎず、どんなメイクでも垢抜けた印象になれるメイクですが、初心者には難しいのでは？

そんな心配も不要！「指をワイパーのように何度も往復させる」や「小刻みに揺らしながら“埋める”」など、「このメイク、こんな風になっていたんだ！」と読みながらびっくりするぐらい、今すぐ取り入れたい簡単なテクニックが満載です。

「少女顔」アイの作り方

「メイクで3つの顔を持ちましょう」というと、そんな難しいことできるわけがない！とかまえてしまう人もいるかもしれません。安心してください。「3つの顔メイク」は、実はとっても簡単なんです。平たくいえば、全部のパーツを頑張ってメイクするのではなく、主張するポイントを一箇所に絞った“一点主義”メイク。高度な技は必要なく、顔のパーツを一つだけ思い切り引き立たせることでイメージをガラッと変えるメイクなのです。」（P28より）

ヘア＆メイクアップアーティストとして、「一人でも多くの女性にメイクで幸せになってほしい」という小田切氏の想いが込められた本書。読み終えた後は、きっと"新しい私"に出会えるはずです。