美肌成分を紐解く VOL.2 ”美白成分” 「日焼け止め(UVケア)成分とは?」(後編)

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美肌成分を紐解く VOL.2 ”美白成分” 「日焼け止め(UVケア)成分とは?」(後編)

美肌成分を紐解く VOL.2 ”美白成分” 「日焼け止め(UVケア)成分とは?」(後編)

美女子ナビライターの國藤が、ビューティサイエンティストの岡部美代治さんにお話を伺う、美肌成分特集のvol.2美白成分(後編)です。

今回は、美白ケアを支える、“裏側の美白ケア”とでも言うべき、UVケアのお話!
今年は、特にUVケア製品が大豊作。UVケアは、今や紫外線だけではなく、近赤外線や大気汚染など、外界からの刺激を多方面からプロテクトするアイテムとして、毎日の肌ケアに欠かせないものになっています。

そこで、紫外線の悪影響やSPF値が示す意味などをおさらいしながら、UVケアアイテムの選び方、紫外線対策と同時に美白ケアもできてしまうお得なアイテムまで幅広くご紹介。しっかり理解して、今年のUVケアは完璧に!

2種類の紫外線、それぞれが肌に与えるダメージ

國藤:今年は、本当にUVケアアイテムが例年以上に多く発売されていますね。何をどんなふうに選べば良いかは後にして、まずは紫外線の害についておさらいしたいと思います。

岡部:紫外線には、よく知られているように波長の長さの違いで2種類あります。
太陽から届く紫外線の約9割が、波長の長い紫外線A波(UV-A)で、シワやたるみなど深刻なダメージを肌に与えます。
そして、短い方が紫外線B波(UV-B)。太陽から届く紫外線の約1割なのに、肌への作用が強くて赤くなったり黒くなったり、いわゆる日焼けを引き起こし、シミやソバカス、くすみなどの原因になります。
また、最近では、紫外線A波(UV-A)より長い波長の"ロングUV-A"や、さらに長い波長の"近赤外線"もたるみの原因になると言われています。

國藤:ちょっと前までは、UV-AとUV-Bしか問題にされてなかったですよね。それが、ロングUV-Aや近赤外線まで......。昨年は確か、ブルーライトも話題になっていたし、今年は大気汚染の肌へのダメージも叫ばれています。

岡部:基本的には肌に大きなダメージを与えるのは、紫外線だと思います。正直なところ、ブルーライトなどはまだそれほど問題視しなくても良い気がします。

國藤:シミの主な原因は、やっぱり紫外線ということ!

岡部:はい、そうです。紫外線による激しい炎症を起こさないようにUVケアをすることは、本当に重要です。赤くなってヒリヒリするような日焼けは絶対避けないと! 「子どもの頃は新陳代謝がいいからどんなに日焼けしてもシミにならない」と、よく言われますが、これは誤解。子どもの頃に浴びた紫外線も蓄積されて、将来のシミの原因になります。だから小さい頃から日焼け止めをつけなきゃダメ。

紫外線防止効果を示す SPF、PAとは?

國藤:さて、UVケアといっても、日中用美容液と呼ばれているもの、日焼け止めローションや乳液、 UV下地、ファンデ代わりに使えるBBクリームなどいろいろありますが、何を指標に選べばよいでしょうか?
SPF値の高いものなのか?テクスチャーの好みなのか?今はとにかく、いろんな種類が出ていてなかなか選びづらい状況だと思います。

岡部:選び方の前に、まずSPF値について説明しておきましょう。
SPFは、紫外線B波を防ぐ効果を計測した数値で、マックスがSPF50+。数値が大きい方が当然、効果は高くなります。また、PAは紫外線A波を防ぐ効果を計測したもので、例えばPA+(効果がある)、PA++(かなり効果がある)と表記され、PA ++++がマックス。プラスの数が多い方が効果は高いです。
ちなみに、読み方は、PA++なら「ピーエー ツープラス」です。普段使いのUVケアを選ぶなら、SPF30・PA程度で十分だと思います。

國藤:呼び方、意外と知らない人が多いかも。プラスプラスプラス、とか言ってるのをよく聞きます(笑)。SPF、 PAの数値も、どのくらいが適当なのか迷いますよね。

岡部:日常使いのUVケアなら、SPF30・PA程度で十分だと思います。

国藤:私は普段からSPF50を使っています。UVケア効果は高くても、以前は SPF数値の高いものは、紫外線撹乱剤のせいか? つけ心地も重く肌に白く残って使いづらかったですよね。テクスチャーの進化のおかげでしょうか、SPF50でもジェル状などで肌につけやすくなってきました。

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