
中国の麒麟に似ていることから名付けられた名峰麒麟山、吉田松陰が極寒の諏訪峠を超えたことでも知られる会津街道、阿賀町津川へ。
「SLばんえつ物語」号の停車駅でもある津川は、「狐の花嫁行列の似合う町」 でもあるのです。
駅を出ると狐の花嫁さん。
「狐の嫁入り」といえばお天気雨のことかと思っていたのですが、もうひとつ伝承があることを知りました。
山間部で火の気のないところにちらちらと光がまたたく現象は、「狐火(きつねび)」とも呼ばれます。
阿賀町津川では婚礼の際、夜に提灯を灯して花嫁行列がおこなわれていました。
狐が生息している麒麟山から連なる光(狐火)が発せられていることから、「狐が婚礼のちょうちん行列をしている」と当時の人達は考えたのです。
素敵な伝説ですね。
夜間の提灯行列に思いを馳せながら、風情のある宿場町をそぞろ歩き。
お蕎麦・郷土料理が素敵な雰囲気でいただける塩屋 橘(しおや たちばな)さんから歩いてすぐの場所に「狐の嫁入り屋敷」があります。
ご当地の立派な杉で組まれた館内。
花嫁行列のジオラマが展示されています。
狐にまつわるグッズが置かれた販売コーナーに「きつねそば」がいただけるイートインコーナー。
狐のお面づくり、狐のメイク体験もできます。
建物の裏手にまわった庭から、麒麟山を望むことができます。
お屋敷から山田糀屋さんまで歩いて行く途中には、麒麟山酒造、下越酒造があります。
お休みで見学できなかったのが残念でした。
下越酒造さんにも狐の石像が。
阿賀町津川では、「狐の嫁入り」が毎年5月3日に開催されています。
行列に参加するだけでなく、なんと自分が狐の花嫁さんに立候補することもできる、幻想的な夜のイベント。ぜひ実際に見てみたいです。
にいがた観光ナビ
阿賀町HP
http://www.town.aga.niigata.jp/kankou/index.html
「新潟県様よりイベントに招待いただきました」
〓ゆうき〓











コメント(0件)
※ログインすると、コメント投稿や編集ができます