
ヘアケア:(2)高級シャンプーは使い続けても効果はない しかるべき筋のお話
2015/1/24 01:16
これは、「世の理」
なぜ、そう感じてしまうのか・・・
それは、人の「感覚的な慣れ」によって起こるのだと思っていました。
■高価なシャンプーは、続けてもダメ
そんな折、数年前のことになりますが、
「高価なシャンプーを使い続けても、その効果持続しない」
当時としては、とても衝撃的な話を、
しかるべき筋から聞いたと、人づてに聞きました。
そのしかるべき筋というのが、
大手洗剤メーカーで、聞けば誰でも知ってる
お○様のメーカーの広報さんのお話なのです。
これは、伝聞のため、聞いた人の聞き取り違い、伝え違い、
そして私の聞き取り違いがある可能性もあることを、
ご承知おき下さい。
■成分が充足される
たとえば、アミノ酸系のシャンプーなどは、
有効成分が使ううちに満たされて、
次第に効果が感じなくなってくるそうです。
そのため、ずっと使い続けるのではなく、
機能の違うシャンプーを、ローテーションさせるといい。
というお話でした。
そのお話は、内々のここだけのお話だったのかというと、
そういうことではなく、ごく一般的なことのように、
話されていたそうです。
やっぱり・・・・
■経験的に察知
なんとなく、そんな気がしていました。
最初はいいと思ったシャンプーでも、
使い続けるとその感覚に慣れてしまって、
効果を感じなくなるのだと、理解し始めていました。
それは、感覚的なものだと思っていたのですが、
感覚的なことだけでなく、成分的なことからも、
言えるんだ・・・・と認識ができました。
■化粧品も同じでは?
そこで、思ったのは、化粧品も同じなのではないか
ということでした。
その頃、コスメに興味を持ち出していて、
いろいろ違いがわかり始めていた時でした。
化粧品も、最初はいいと思ったのに、
次第に、効果を感じられなくなるという現象がおきていました。
この解決は、シャンプーと同じで、
違う効果のものを、ローテーションさせたら、解消できるのでは?
と考え始めました。
■ローテーション リセットの応用
このことがきっかけで、
下記のような考えにいたりました。
○1万円の化粧水の効果を持続させる秘儀(?)
→https://beautist.cosme.net/article/389543
上記のように、
高級化粧水と、常用のものを、「時期」や「肌状態」に合わせて、
ローテーションさせながら使う方法です。
これによって、肌に高級感を慣れさせないようにします。
そして、時にはリセット状態も作ります。
○肌リセットのあとに使うものの効果 エスト 面目躍如!?
→https://beautist.cosme.net/article/429219
高級化粧品を使い続けていると、慣れてしまいます。
そこで、時々、リーズナブルな化粧品を使って、
少し甘やかされた(?)肌に、喝を入れるように、
リセットさせるという方法です。
■美白にも応用
この考え方は、美白にも応用されました。
○美白:(3)たくさんある美白アイテム どれを使ったらいいのでしょうか?
→https://beautist.cosme.net/article/433545/edit
美白美容液の基本ラインを決め、
その機能にない部分を補うように
マスクを組み合わせて活用。
○美白マスク:【使い分け】と【使用感の比較】 「エスト」&「SK2」&「アルブラン
→https://beautist.cosme.net/article/244015
違う機能のマスクを、組み合わせて、
日差し浴びた状況に応じて、使いわける。
メラニンの生成の作用機序を頭に描き、
どこに美白が作用しているかを考えながら、
トータルでまんべんなく作用するように使い分ける
以上のように、「シャンプーの機能で使い分けをする」という方法は、
その後の化粧品を使う上で、基本的な使い方のベースとして、
応用することがき、発展させることができた、
ターニングポイントでもあったのです。
そんなこんなの変遷を、@コスメに書いて残していきたいなと思って、
美ログを始めました。
シリコンについて、いろいろ話題になっているのは、耳にするのですが、
まだ、基本的なことを理解していないので、話題にできない状態です。
シャンプーの使い方からヒントを得て、高級化粧水の使い方をみつけ、
美白の使い方にも発展させていくことができました。
■ローテーションさせるは、世の理?
薬のことも、話題になっていて、
薬も、チェンジしながら飲みます。
●抗生物質 ずっと同じものを使い続けると、耐性菌が発生。
薬を変えながら使っていく
○薬の話:(3)抗生物質は飲むべきか、飲まざるべきか
→https://beautist.cosme.net/article/414939
そして、薬だけでなく、似たようなものは他にもあります・・
●農薬 農薬も同じものばかりを使うと、害虫などに耐性ができるため、
ローテーションさせて使います。
●畑の野菜 野菜も、同じところに同じ作物を作り続けると、
土中の同じ微量成分ばかりが吸収され欠乏状態がおきます。
そのため、作付をローテーションさせながら、植えることが基本です。
このように、同じものを使い続けないというのは、
「世の理」ではないかと思うくらい、様々な場面で共通しているのでした。
■ジャンルは違えど・・・
全く違うジャンルのことでも、
ジャンルを超えた共通点が存在することがあります。
それをみつけることができると、
似たような場面に出くわした時に、
その考え方をあてはめて応用ができる気がします。
それらを、「経験」と呼ぶのだと思います。
新たなことに出くわした時、当たらずとも遠からず
間違ってはいない判断ができるようになるのではないでしょうか?
【コメント】
●キトキトさん100がコメント'13/3/19 0:52
>EUREKAさん メーカーがベストの状態で配合。この裏にはどれだけの組み合わせ実験による配合割合の検討があったか。それを水で薄めるなんて!具体例を示していただいたように、微妙なバランスで均衡を保っていのだと思います。分析化学だったので、試験管のほんのわずかな乾燥残りの水滴が測定に影響を与えるという世界だったので、化粧水だって同じことだと想像されます。また浸透という因子があるとすれば、浸透圧だってかわっちゃいますよね。開発研究者にお話を伺えば、そういう話になると思うで、最終的に納得ができると思うのでした。でも、これで、納得できたかも・・・ こういうお話を聞きたかったです(笑).
●EUREKAさん50がコメント'13/3/18 13:56
例えば尿素であった場合、化粧品配合濃度の上限は3%なんです。これには理由があって、それ以上になると肌が含む水分子との水素結合が進み、結果として乾燥を招く恐れがあります。(また希釈しすぎても、水溶液の不安定度が増し、アンモニアに戻ってしまう危険もあるかと。)グリセリンにも共通点があります。
(連投ごめんなさい^^;) 化粧水に求められる因子は、「水分・NMF・浸透性」の3点だと教示を受けました。化粧水ではラメラ構造に食い込むことはできませんが、NMFの補填をすることは可能です。この点から、必要以上の希釈が化粧水の性能を落とし、保水という観点から逆効果になるのでは…と推測できます。 .
●EUREKAさん50がコメント'13/3/18 12:59
>キトキトさん 難しいテーマに挑んでいらっしゃいますね。これは、化粧水に含まれている保湿成分の種類別に検証する必要があるだろうと思います。しかし、メーカーがベストな状態として配合している濃度を変えてしまう場合は、少なくともメーカーと同等な化学知識を備えていること…これが必要条件になりそうです。.
●キトキトさん100がコメント'13/3/18 10:44
>EUREKAさん かの方は、個人的にあれ?と思うことが多いです(笑)化粧品を混ぜて使う、水で薄めた化粧水でシートパックする。この問題は私も解決できていないのですが・・・丁度、EUREKAさんが、たどりついたあとに、私も追ってました。記事再アップしました。化粧水を水で薄めていいのでしょうか?.
●EUREKAさん50がコメント'13/3/18 0:21
キトキトさん>それは多くの方が体験されていることなんでしょうね。その方の場合は、「甘やかすと潤わなくなりますよ」と、具体性を持たせてくれていたので、調査も指摘も容易かったです。.
●キトキトさん100がコメント'13/3/18 0:06
>EUREKAさん そんなことがあったのですね。私は肌の甘えというか、「慣れ」を感じるので、効果を感じなくなっているというのが自分自身の実感です。効果の感覚はなくても実効力はあるのかもしれませんが、「感覚として感じられない=効いてない」と感じてしまうと思いました。.
●キトキトさん100がコメント'13/3/18 0:03
>愛猫に捧げる旋律さん そういうつながりでしたか・・・ちなみに検索で手でくるサイト、SK2でなく美的のようですよ。美容雑誌だと広告のからみもあり・・・発信元も確認も大事です(笑)医師が断言してるけど、データとった上での話なのかな?診察の上の感覚で話してない?って私は思ってしまいました。.
●EUREKAさん50がコメント'13/3/17 23:48
懐かしいですね。 「肌が甘えて自力で潤えなくなる」というchieco有名人のアドバイスに、一体どんな根拠があるのかと興味を持ち、佐伯チズに辿り着いたのが昨年の4月です。その方が言う「潤い」の正体と、その分泌理論を調べ、その結果を提示し、ユーザーにかけた呪術を解くように促した…んだったかな?(笑) .
●愛猫に捧げる旋律さん25がコメント'13/3/17 23:33
URL教えて頂く前、Google「肌甘える 嘘」→Sk-2が1番に。まぁ、企業も買ってもらいたい所も… うんうん(笑) そうだと思います♪.
●キトキトさん100がコメント'13/3/17 18:23
>愛猫に捧げる旋律さん 結局、肌理論というのは、基本はあるかもしれませんが、誰にでも共通する絶対的なものがないというのが私のたどり着いたところです。時には、科学的根拠がなくても合うこともあるし、悪いことでも、その人にとっては調子がいいこともあったり??(見えない弊害があるのかもしれませんが)
結局、自分自身で選ぶということなんですよね。その人が信じることが、万人にいいわけではない。肩書きを持って言い切られると、ちょっとイラっときて、一言言いたくなる性格です(笑)SK2って何のことでしたっけ?.
●愛猫に捧げる旋律さん25がコメント'13/3/17 18:08
見れました!h抜き。Skサイトにも科学的根拠無しって書いてましたが、油分ある時に油分与えたり、過剰な栄養は自活力を…と、自分も感じてしまい。取捨選択は自分自身ですね♪.
●愛猫に捧げる旋律さん25がコメント'13/3/17 17:51
言葉って難しいですよね(>__<) .
●キトキトさん100がコメント'13/3/14 18:58
>負け犬さんさん フェイスマスクのローテ実践中ですか。私もプチプラのマスクなど温泉でみつけると購入してます。なんだかちゃんとレポに残そうとすると、しっかり確認しないとと思って、手軽に使えなくなってます(笑)シャンプは、固定化ですか。私は、間にアメニティーボトルをはさんで、効果半減を防いでいます。.
●負け犬さんさん25がコメント'13/3/14 15:39
フェイスマスクのローテーションは効果的だと言われてますよね。安いマスクですが、一ヶ月単位で見ると常に違うマスク使ってます。安いマスク見つけたら買ってくるクセがあるので、いろんなのが手元に溜まっているだけとも言いますがww シャンプーはジプシーすると3回に一回は失敗するので、ずっと同じの使ってます;.
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【関連】
○ヘアケア:正しい「シャンプー」「コンディショナー」「トリートメント」の順番は?
→https://beautist.cosme.net/article/316318
○ヘアケア:シャンプー類を使う順番をスタイリストさんに聞いてみた
→https://beautist.cosme.net/article/345526
○ヘアケア:頭皮マッサージャーってどうなの?
→https://beautist.cosme.net/article/471645
○ヘアケア:(1)シャンプーの使用感に学ぶ使いこなし
格安から高級シャンプー ローテーション
→https://beautist.cosme.net/article/455466
○ヘアケア:(2)高級シャンプーは使い続けても効果はない! しかるべき筋のお話
→https://beautist.cosme.net/article/455542 ↑ここ
○ヘアケア:美容室の予約の取り方を考えてみる
→https://beautist.cosme.net/article/345511
○ヘアケア:美容師さんおすすめのラ・カスタ サンプルゲット
→https://beautist.cosme.net/article/471649
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