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肌診断:肌診断に与える影響のいろいろ

肌診断:肌診断に与える影響のいろいろ

お肌診断の結果って信頼できるのでしょうか?

お手入れをしながら、一喜一憂してしまいますが、
あの肌診断は、実際のところどの程度、お肌の状態を反映しているのでしょうか?


私は、最初から、信頼はしていませんでした。
販促ツール、単なる儀式のようなもの・・・・

そう思いながら、実際のところどうなのかと
同じ日に何社か、測定して確認してみたこともあります。

 【関連】 〇お肌診断:機械は正しいの?
        →https://beautist.cosme.net/article/247247 


各社、特徴のようなものがあることがわかってきました。
しかし、結局のところ、いろいろ変動しているみたいで、
この結果は、参考程度、これに翻弄されてはいけないと悟りました。


最近見た口こみで、興味深い話がありました。
それは、SK2のマジックリングの測定は、全然、あてにならない。
信用できない。という口こみでした。

3件測定し、後半の2件は同日に測定。
それぞれ、50代、40代、30代の肌年齢。
同日の測定は、数時間の差なのに10歳の差が出たそう。
カウンセリングも、1回目と、2・3回目とは全く違う内容。

SK2の肌診断は、いろいろなメーカーの中で一番、
信頼性があるかなと思っていました。
同日に、その場で測定したら、どんな結果になるのかは気になっていました。

私も、SK2で同時測定をしてみたいと常々思っていたのですが、
さすがに、SK2での同日測定は躊躇してしまうのでした。
SK2の面による測定データも、バラバラになってしまうのね・・・・

とは言っても、きっとそうなることは、想像されます。
場所も違えば、たとえ数時間でも、時間帯が変われば、
肌診断の結果は、違って当たり前と言えば、当たり前・・・
これは、SK2の話だけでなく、
どこのメーカーでも、そうだろうと思われます。



■肌診断に関する情報
◆肌らぶ
肌らぶというサイトでこんな記事がありました。・・・

  ○4つの肌診断を徹底調査!!肌診断の正しい活用法と注意点
      →http://hadalove.jp/skin-dignosis-7297

肌診断にはいろいろパターンがあって、下記の4つから、
いくつか選び、測定し比較していました。

【1】WEB・・・・・パナソニック  オルビス
   本・・・・スキンケア大辞典  正しいスキンケア辞典
【2】肌チェッカー・・・・ 2種類
【3】化粧品カウンター・・・・資生堂  ポーラ
【4】皮膚科・・・・

それぞれの診断結果を示し、その特徴とメリット、デメリットを示し、
肌診断に影響する季節の変化、体調による変化について説明されています。

具体的な、診断方法は記載されておりませんでしたが、
診断日が記載されていたので、
【2】肌チェッカーと 【3】化粧品カウンターは同日に行われ、
【4】の皮膚科は、10日後に行われていることがわかります。

できることなら、同じ機器で、同じ場所で同時測定した再現性なども、
検討していただけたらと思いました。

    肌らぶとは → http://hadalove.jp/whats-hadalove


◆知恵袋
また、化粧品の肌診断の信ぴょう性は? と知恵袋で訪ねている方に
元美容部員さんでその後美容皮膚科に勤務された方が答えられていました。
   →http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11115761701

以下引用
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
余談ですが…
皮膚科勤務時に、医療機器の営業の方に「おもちゃみたいなものですのでドクターにお渡しするのは気が引けるんですが、娯楽として皆さんでお楽しみください」と以前勤めていた化粧品会社で使用していた測定機を無料で貰いました(((^_^;)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

測定機器の精度からいったら、おもちゃのようなもの・・・
というのは、ごもっともだと納得してしまいます。



■測定機器の信頼性
以下、話がそれますが・・・・

以前、個人の婦人科で骨密度を測定しましょうと言われました。
ところが、出された機械を見て、まるでおもちゃ・・・
こんなちゃっちい機械で測定するの?
正確なデータなんてでないでしょ・・・と思ってしまいました。

骨密度の結果は、平均より低いという結果が出ました。
そして、カルシウムを補給する薬を飲んだ方がいいと言われました。

なんとなく、からくり(?)のようなものが見えてきます。
おそらく製薬メーカーが、個人病院にポータブルの骨密度測定機器の導入を
勧めたのではないかと思います。
もしかしたら、製薬メーカーが簡易的なものを斡旋してたりして・・・?
機械を導入すれば、女性の場合は、ある年齢をすぎれば、骨密度は低くなります。
そこで薬の使用を促すという魂胆ね・・って。
ひょっとしたら、測定機器、値が低く出るように調整されていない?
(↑あくまで想像です 笑)

飲んだ方がいいと言われながら、そのまま、のらりくらりと回避していました。
骨密度は、スパなどで簡易的にも測定したことがありました。
そこでの結果は、平均よりちょい下ぐらいで、そんなに悪くありません。
ただ、スパの機械は、婦人科のものよりも、さらにおもちゃみたいなもの。
もしかしたら、利用者に気分よくさせるために、
よい結果がでるよう調整されているのかも・・・・と思ったり。
正確ではないことは、もちろん、参考程度にしか思っていませんでしたが、
何件か測って、そんなに低く出ることはありませんでした。

婦人科の測定結果は、低すぎてちょっと疑問でした。
いくら、誤差があったとしても、そんなに低くはないんじゃない?・・・・って。


婦人科で測定してから、5年ほどがたちました。
健康診断を専門に扱っている病院で、
骨密度測定を測定していたので、今年はオプションで追加してみました。

測定機器を見て、婦人科で測定した機械と全く違う! と思いました。
測定のしかたも全然、違います。
やっぱり、婦人科で見たのは簡易測定機器で、心もとないです。

そして、結果は・・・・・
年齢の平均値の、ど真ん中でした。多くもないし少なくもないという結果。

あの時、言われるままに薬を飲まなくてよかった・・・と
つくづく思いました。
昨今、製薬メーカーは病気を売れと言われているようです。
こうやって病気というものが作られていくのだと感じました。

これと同様で、お肌診断の測定機械も、
化粧品メーカーで使っているものは、おもちゃみたいなもの。
あくまで参考にすぎないということを、確認させられた気がしました。



■同時測定
数年前に、いろいろなメーカーで同時測定は、何度かしていて、
結局、これ以上続けるのは無駄と悟りました。
(測っていただくのに、何かしら購入するので費用もかさみます)
最近は、同時測定はしていませんでした。

ところが、最近、SK2では肌診断チケットを発行して、
肌診断のキャンペーンが行われています。
エストも3回、肌診断をして購入すると、
プレゼントをいただけるキャンペーンがあります。
おそらく、各メーカー、肌診断の敷居を下げるような
環境を整えています。

こういうキャンペーンに乗って診断してもらえば、
購入しなくても、大丈夫そうかな?という気がしました。

丁度、資生堂の美白美容液がなくなりそうなので、
効果を確認したいと思っていたので、
同時測定を久々に試みることにしました。

今回は下記の4社です。

○クレドポーボーテ
○エスト
○SK2
○アテニア


今回の測定で、これまで知らなかった
肌診断へ影響させる要因が、また新たにわかりました。
忘れないよう覚書も兼ねて、記事にしておことう思います。



■クレドポーボーテ

◆メイクオフ後の時間
今回の測定では、オフ後、時間を置いていました。
前回は、すぐ測定でした。

(資生堂の肌診断は、手技が統一されていないと感じていたのですが、
 最高級を謳う同じお店のクレドポーボーテでも、
 人によって測り方が違うようです)

時間を置く理由を伺うと、先日、イプサでわかったこととは違うお答えでした。

「メイクオフをすると油分までオフしてしまうので、
 少し置いて、油分がリカバリーしてくるのを待っているんです」

なるほど! 

そういう理由もあるんですね・・・・
イプサでは、「オフ後、化粧水でケアするため、化粧水の水分が補給されてしまうので
 安定するのを待つ」と言われましたが、
クレドポーボーテでは、「オフされてしまった油分の回復を待つ」

それぞれの理由は違っていましたが、それぞれに納得できる説明でした。


そして、「前回の測定でも、そのように測定をしませんでしたか?」
と聞かれました。ということは、クレドポーボーテには、
測定マニュアルがあるということを意味しています。

知恵袋などで、「肌診断はどこのメーカーの測定がいいですか?」という質問があり、
資生堂の肌診断は詳しいという声を、ネット内で目にしていました。
それもあって、資生堂の診断に興味を持ったのですが・・・・

何度か測定していただいて、測定の条件が整っていないと感じられていました。
ただでさえ変動しやすい肌診断。
基本的な手技を統一しておかないと、測定データは、さらに動きやすくなります。
マニュアルの整備がちゃんとされていないのかなと思っていたのですが、
あるらしいことが、今回の測定でわかりました。
BAさんによって対応が違うのは、研修が徹底されていないのかなと感じました。

そして、なぜそのように測定するのかという説明もポイント。

メイクオフ後の化粧水により水分が高く出ることを避けるため。
メイクオフにより、油分が減少し、再生するのを待つ。

メイクオフ後に時間を置いても、置かなくも同じと言われる方もいらっしゃいましたが、
これらの理由があるなら、測定値になんらかの影響を与えることが考えられます。


一方、何の測定か忘れましたが、測定位置をどこでするか
しっかり決められていて、一定の場所で行うというようになっていました。
機器内に、その指示が出るようになっていたことに感心しました。



■エスト
今回の測定ではありませんが、以前、測定したデータを
プリントしていただく前にリセットされてしまい、
データをいただくことができなくなったことがありました。

その時、BAさんが、「申し分けありません。再度、お測りします」
と言われ、「そこまでしなくていいです」と言ったのですが、
はたと、同じ値が出るのかどうか、試すチャンスと思い、
測定をお願いしたことがあります。

内心、(再測定します。なんて言って大丈夫?) って思っていました。
肌診断の変動が大きいことを、私は理解していましたし、
BAさんたちも、おそらくそれは承知していると思うのです。

それなのに、「再測定します」と言えるというのは、
ひょっとしたら自信があるってことなのかな?とも思いました。

   結果は・・・・・

ほぼ、同じ結果が表示されました。
思わず、声をあげてしまいました。

「同じ、データでるんですね・・・・」

「出ますよ~」

「正直いうと、そんなに信頼性があると思ってなかったので、
 こんなに同じデータが出ることにビックリしました
 全く違ってしまったらどうするのかなって心配してたんですよ」

と大笑い。
エストの肌診断機をちょっと見直した事件でした(笑)


そして、また別の日。
キメ測定の、理想のキメの写真や画像というのは、
あくまで理想の理想画像で、どこか、人工的に作られたものというか、
赤ちゃんの肌のみたいで、実際に、そんな肌に
映る人なんていないのだと思っていました。

ある時、キメの整った肌ってどんな肌かという話をしていて、
二の腕の内側の肌にスコープをあてて、見せていただいたことがあります。
内側は、日差しもあまり届かず、日光をほとんど浴びていないので、
日差しの影響がなければ、こういう状態の肌なんです。
というサンプルだ言われていました。

二の腕の内側は、メーカーが良い状態の例として示す
サンプル画像のような綺麗なキメの肌でした。
理想的なキメ状態に近い肌が本当に映し出されるんだ・・・
って、認識を新たにしました。

(よく、こういう診断機って、最良の状態は、
 まず出ることはないと言われていたりするので・・・)

さらに、お尻の部分などを測れば、
日光に浴びていないので、もっときれいなキメに映ります・・・・
と言われ、綺麗な肌なら、ちゃんときれいに映るものなんだ・・・
と思ったことがあります。


■SK2
いつもと違うデパートで測定しました。
とても感じのよい方で、これまで何度もSK2で測定してきましたが、
聞いたことのない話が一杯出てきました。

測定のことで言えば・・・・

「もっとアゴを上げて下さい」と言われ、上げると、
「今度は上げすぎです」と言われ、
 丁度、真正面を向く位置に正されました。

下を向いてしまうと、シワを拾ってしまうのだそう。
上を向きすぎると・・・・忘れました(笑)

こんな話、初めて聞きました。
これまでの美白美容液の効果を、肌診断の結果から振り返っていたのですが、
結構、変動があるものだと思っていました。
変動には、こういう、顔の角度による変動も影響していたのかもしれません。

また、これまでにわかったことは、
機械の当て方によっても変わるということ。
これは、他のメーカーのBAさんたちもよく言われていることで、
機械の当て方で測定は変わると言います。

(他のメーカーですが、BAさんによっては、何度もやり直しをする方もいらして、
 BAさんの上手、下手、慣れなどもありそうです。)

SK2の場合は、あの大きなカメラを顔に当てますが、
当て方が適切でないと、隙間から光が入って、
データに影響することがあるそうです。

また、診断器の個体差があるという話も聞いたことがあります。
そのデパートには2台あって、
一台は、水分量が少なく出るという傾向があるらしいです。
そのため、記録の台帳には、どちらの機器を使ったかを記録されていました。

ということは、同じカウンターで測定しても、
どの機械を使うかでも違うデータになることもあるということです。


あとは、メイクオフかオンか。
これまで測定していたところでは、メイクオンが基本でした。
新しい機械、マジックリングの機能として、
メイクオフせずに測定できる というのが売りでもあったようなので、
メイクオンのまま測定することが基本になっていると思っていました。

ところが、今回、オフで測定するか、オンで測定するか、
利用者に聞かれました。
オフだとより正確な値が得られる。と言われたのですが、
これまでの結果と比較をするには、同じ条件にしないと・・・・と思い、
メイクオンでお願いしたところ、オフにしないんですか?
という雰囲気が感じられました。

ところでメイクオンと、オフ。
メイクオフにすると、データは悪い方向に動くのでしょうか?
あるいは、測定項目によって、ずれ方は変わるのでしょうか?



■アテニア
ひさしぶりのアテニアは、測定項目が減り、5項目になりました。
エストも何年か前に多かった測定項目を減らして、8項目になりました。
多すぎると、逆にわかりにくそうです。

今回面白い結果が出たのは、角質の部分でした。

これまでアテニアの角質は「C」判定ばかり。
角質ケアをお手入れに入れていないので、これはしょうがないと思っていました。
ところが、なぜか今回「A」判定になりました。

何でだろうと考えたら、たまたまなのですが、
クレドポーボーテの測定をするにあたり、他店でいただいた
クレドポーボーテのサンプルを「さっぱり」と「しっとり」の両方を
2日間だけですが、使ったあとの測定でした。

クレドポーボーテの角質ケアの効果が、
アテニアの診断で現れたということでしょうか?


一方、クレドポーボーテの方では、
角質が未熟なうちに剥がれていると言われ、
何か心あたりは?と聞かれました。

クレドポーボーテの化粧水、乳液を使って、角質ケアをしたことか、
あるいは、通常、ハンドプレスなのに、コットンをつかったので、
刺激となって剥がれてしまったのか・・・

と答えていたのですが、あとから考えたら、
うぶ毛そりをして2日目だったことを思い出しました。
シェーバーで角層を剥ぎ取ってしまったのかもしれません。


と、普段しない、角質ケアをしたことで、
これまで「C」しかでしかなかったアテニアの角質診断が、「A」になったのでした。


他社の角質ケア効果が、アテニアの測定に影響したということでしょうか?



以上のように、肌診断はもともと変動幅の大きい測定
と思ってはいましたが、さらにいろいろな変動の要因があることがわかりました。

だからと言って、全くあてにならない、何の役にも立たないものと
いうものではなく、なんとなく、概略を知るには参考になります。

悪い結果が出てしまった時には、これらの変動の理由を言い訳にして、
納得するようしてもいいかな(笑)


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