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こんばんは
日曜日は、主人の父の命日だったので、お墓参りに行きました。
そして、主人が私にサファイアを買ってくれました。
小説のほうです
この表紙の女性、イラストだと思うのですが
左手の手首に傷があるように見えますが。。。どうなんでしょうか。
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湊かなえさんの、サファイア。
イヤミスの女王湊かなえさんの短編小説というとこで
話題の作品ですね。
前々から気になっていたのですが
気になっていた理由は
やっぱりサファイア。
お義母さんから頂いたものです。
パワーストーンが大好きな私ですが
サファイアは実は全く興味のなかった石で。。。
同じブルーの石ならラピスラズリのような強さを感じる石のほうが
どちらかというと好きなんです。
でも、調べてみると昔は「青い石」の総称として「サファイア」と呼んでいたそうです。
だから、ラピスラズリもサファイアと言われていた時代があるんですね。
宝石を題材にした短編集
と聞いて、単純に思い浮かべたのは女性の物語だと思いました。
宝石に魅了され、人生を変えられた(主に恋愛ベースの)女性たちの物語かなと。
だから気になったんですよね。
湊かなえさんと言って期待するのはやっぱり人間のドロドロの部分。
ドロドロ 宝石 欲望
そんな単語をイメージしながらこの本を手に取りました。
なぜなら、お義母さんに頂いたこの指輪。
私全然うれしくなかったんです。
お義母さんにとっては大切な思い出のある指輪なのでしょうが
なるべくお義母さんとかかわりたくない私にとっては
重荷・枷 以外の印象を全く持てなかった。
こんなにきれいな宝石を見て、そういう感情しか持てない私を
慰めてくれるような物語を期待していたのかもしれません。
最初に開いて目次を見て
かなり不思議に思いました。
真珠/ルビー/ダイヤモンド/猫目石/ムーンストーン/サファイア/ガーネット
短編小説って、実はその順番も大切だったりして。
私、最初が必ずガーネットだと思っていたんです。
1月の誕生石。これがまさか一番最後に来るとは
サファイアはお義母さんの誕生石です。
サファイアの後にガーネットっていう、この順番は個人的にびっくりしましたね
透明感のあるブルーの石、カリスマ性・勝利の石であるサファイアと
血液にも似た赤黒い石、信頼と結束の石ガーネット。
いろんな意味で、組み合わせは悪そうですが
サファイアとガーネットは、それぞれ短編小説なのに、連作になっていたんです。
湊さんの頭の中って、どうなっているんでしょう。。。
もう少し、関連性のあるチョイスでもよかったのでは???
と思いましたが
そこが平凡主婦との大きな違いなんですね。
あまりの意外性に驚きましたが
表題に惹かれて買ったものの、私の誕生石である「ガーネット」を一番に読みたくて
普段はそんなことをしないのに
一番最後のストーリーを最初に読むことにしました。
宝石の説明などは一切出てこない。
その時点で私の想像と全く違う小説でした。
うんちくではなく、そのストーリー全体で
宝石を表しているような。
湊さんの小説の醍醐味である
人を裏側から見たような視点。
その持ち味を生かしながらも
短編として完璧なものでした。
長編小説を書く作家さんの短編は
短編大好きな私からすると無駄が多いぼやけた印象のものが多いのですが
短編なのに、読後の満足感がすごい。
一気に最初から全部読みました。
時を忘れるくらい没頭しました。
湊さんは、作品ごとに登場人物の履歴書を作ると聞いたことがありますが
短編小説なのに、その人物が生きているかのようにしっかりしているのがわかります。
これは、短編で書くにはもったいないほどだと思います。
人物設定がしっかりしているので、一見わかりにくそうな話も
完璧に仕上がっています。
この一冊は、長編小説7冊分の価値のある一冊です。
サファイアとガーネットは
湊さん自身の事がかいてあるのでは?と言われるくらい
現実とリンクした部分があるので話題になっていましたが
私が一番気になったのは
「ダイヤモンド」です。
この短編集の多くが、一人称で話が進むのですが
最後のほうまでその主人公の身分がわからないものが多いです。
時には主人公の年齢さえ最後までわからなくて
最後に。。。
あぁ。
となるのですが
「ダイヤモンド」もそんなお話の一つでした。
面白いのが、主人公が(おそらくイケていない)男性で
これが「雀の恩返し」のようなストーリー展開になる事
え!?なんでそうなるの??
というか、湊さんの小説でこういう話が出てくることに驚きました
(しかも「着たきりスズメ」というダジャレ付き)
ダイヤモンドで思い浮かべるのはきらびやかでカリスマ性のある女性だと思ったのですが
やっぱり私の陳腐な発想は、そこどまりなんですね。。。
ただ、さすがダイヤモンド。
婚約指輪として登場しています。
そういえば、気が付けば6月ですね。
6月といえばジューンブライド。
幸せな花嫁さんが、今日もどこかで幸せな笑みを浮かべているのかな。
この短編に出てくる主人公の男性も
「お給料の3か月分」という婚約指輪を恋人に渡しています。
想いのこもった指輪があったからこそ
不思議なことも起こるのかもしれませんね。
BRILLIANCE+ 婚約指輪の人気ランキングでは
こんな指輪が紹介されていました
17位のPT900 エタニティータイプ ダイヤモンドリング for 0.3ctです。
シンプルに見えてゴージャスで、華奢なようで強い。
そんな印象の指輪。
そんな女性って憧れちゃうな~。
大好きな人につけてほしい、そう思って
男性は選ぶんでしょうね。
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指輪に込める想いって、やっぱりほかの物とは違うような気がします。
だからこそ、起こる奇跡があるのかもしれません。
「ダイヤモンド」の主人公は、若干自意識過剰。
でも、実は劣等感の塊。
そういう事が、文章のあちこちにちりばめられながらの
一人称の小説って、
本当に、奥が深くて驚きます。
価格:680円(税込、送料込)
宝石のストーリー、しかもイヤミスの女王湊かなえさんの短編集ですが
男性にも、かなり楽しめえる一冊だと思います。
いろんな人を思い浮かべて
宝石の輝きと由来を思い浮かべながら
ぜひ、チェックしてみてくださいね。
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