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We love小倉夜会で演奏と話

We love小倉夜会で演奏と話



貴重な機会を頂きました。
We Love小倉の夜会 第60夜。
小倉をはじめ北九州で活動をされている方の発表の場。
街づくり、街活性化のために尽力されてる方ばかりなので、
憧れの場でありながら、私でいいのかという思いも…
物乞いのつもりかと言われたこともあったので、
人生を語ることと街づくりが繋がるのか…
でも私は信じてるのです。
再開発とかプロジェクトとか、そう言うハード面だけではなく、
助けを必要としている方が安心して街に繰り出せる、
それもまた魅力ある街づくりではないか。
助けを必要としている人、マイノリティにやさしい社会は
絶対にマジョリティにもやさしい社会。
だけどその逆はあり得ない。
それが少しでも伝われば。

リコーダー演奏を交えながらの講演でした。
残念ながら女性として生きてる今を取材して頂いてる番組が
ないので、笛田千裕・女性として初めてメディアに出演した、
文化放送くにまるジャパンの音源をお聞きいただきました。

演奏は、聞きごたえのあるクラシック、亡き王女のための
パヴァーヌ、オリジナルも演奏しました。
そして、少しでもリコーダーソロでこんな曲も演奏するの?
という驚きが少しでもあれば、と、ジャンル幅広く、
演歌も演奏しました。
津軽海峡冬景色は何度か演奏したことがありますが、
きょうは、八代亜紀の「舟唄」。
これをリコーダーで聞いたことはなかなかないのでは?
息遣いで調整できるので、けっこう、こぶしが回るのです。

きょうは演奏しなかったけど、
ピタゴラスイッチから舟唄まで(笑)
リコーダーってあの子供がピーピーしよるやつやろ?
あるいは、栗コーダーなどで、アンサンブルが見事な演奏を
聞いてらっしゃる方も多いかもしれないので、
私なんて拙いかもしれないけど、それでも積み重ねた
レパートリーは実に270曲。

そして、演奏の合間におしゃべりを。
生い立ちから、杖が目の代わりになることがある、
見えない障害。どうやってSOSを求めるのか…

そして、LGBTのこと。
実は、LGBTだと言いたくない時があります。
それは私を100%女性と思ってくれた方がいらっしゃったとき。
「言われるまで気がつかなかった。初めから女性と思ってたよ」
と言われたら、わー、言わなきゃよかった…と。
自分から、言いたくもない性を言ってるようなものだもの。

ポイントカードでお店とひともんちゃくあったこと。
レンタルビデオの会員証でせっかく女性と思ってもらえたのに、
戸籍の名前が明記されたカードが本人であることを証明する
ためにこれまた言いたくもない性別を言う羽目に、、、
そんな切ない思いも語りました。

けっこう誤解されていることとして、身体の性がどうあれ、
自認が女性で、好きになるのが女性ならレズビアン。
身体が男性であってもレズビアン。
そんな話もいたしました。

見えない障害にしても、LGBTにしても、
それでも生きてる、生き方のロールモデルを示すことで、
私も生きてみようと思ってもらえたり、街づくりにもきっと
反映できるヒントがあると思う。
だからこそわたしはしゃべる。

きょうは19名の参加があり、しっかりと聞いて下さいました。
「しゃべりがうまい。そして合間のリコーダーが絶妙」。
そう言って下さった方も。
けっこう、演奏を交えながらの講演は、体力がいるし、
構想も練らないといけません。けっこう技術がいるんですよ。
12年続けてきて、これがわたしにしかできないことと信じてる。

私にしかできないリコーダー演奏。
私にしかできないしゃべり。
リコーダーの音色で街を明るく照らし、そして、
生き方のモデルを見せていく。

壮大なプロジェクトや業績は私にはあげられません。
大衆を引き寄せるパフォーマンスもできません。
だけど、私にしかできないリコーダーの世界、演奏と、
そして、私でしか語れないことを語っていく。
学校や街中、福祉、教育の場、企業の場で。
純粋なライブから、研修講師まで。
ぜひ声をかけてくださいませ。
拙い歩みですが、これからも、私らしく、女性らしく、
リコーダーのお姉さんとして、そして、本当は子供を産みたい
けど産めないから、せめて、みんなのお母さんとして、
リコーダーとしゃべりで、小倉を、北九州を活性化したい、
そう思っています。
LGBTの人々にも、見えない障害を抱えている人々にも、
北九州は良い街だね、かゆい所に手が届く街だね、
そのために力を尽くしたい。
そして、この活動で生きていけるようになることは、
私自身の自立の問題だけでなく、
私がこれで生きていけることでそれがまたロールモデルになる。
そのためにもこれで生きていかなきゃ。
これが私の生業です!と胸張って言えるために…
ぜひ気軽に声をかけてくださいね。

私には縁遠いかなと思ってた、街づくりの場で演奏と
講演が出来たこと、そして参加された方が聞き入って下さったことに
感謝しています。

ありとあらゆる場で、メディアでも、臆することなく、
笛田千裕・女性として、リコーダー・アース・ブリッジ、
リコーダー・レインボー・ブリッジとして大いに語って生きたい。

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