
昨年とても話題になったドラマ 家政婦のミタ
松嶋菜々子さんの笑う、怒るなどの感情を出さないロボットのような姿や
無感情に見えながらも 火を付けるなどの奇抜な行動が注目されていました
あまりみることができなかったので なんとなく感じたことですが
あのドラマの本当のテーマは
身近な人を亡くした人間の 「生きる」 ということだったんじゃないかと思うのです
身近な人が亡くなるというのは なによりもつらく悲しい
ときには 「生きる」
ということが苦しくなることもある
だから ミタさんはああするしかなかった
笑顔を封印することで彼女は自分は生きてもいいんだとそう言い聞かせて
生きていたのだと思う
でも、人は周りの人に支えられ、自分も「生きる」ことで
愛する人をなくしても 働き、ご飯を食べ、人とふれあい 生きてゆく
子供たちもお母さんをなくして いろんなことに立ち向かいながら
生きていく姿がとても印象的でした
時間はかかっても ゆっくりでいいから 人との出会いのなかで元気になってほしい
人じゃなくても 植物だったり映画だったり 音楽だったり
ただただ生き抜く なにがなんでも生き抜く
私も 時間はかかったけど 身近な人の死の悲しみからどうにか抜けました
今日は震災からちょうど一年ということで
つい亡くなった方のことばかり目がいってしまいがちですが
家をなくした人、職場をなくした人 そういった居場所がなくなった人たち
何かをなくすというのは本当につらい
身近な人の死や病気以外にも苦しみや悲しみはあることを忘れないようにしようと思います
しかし実際 こういうことは口では言っても
大きな不幸があると 自分も何かできることはないか 何かしなければ!と
あたふたしてしまう
去年の自分も震災以降チャリティだなんだと暴走して 周りの人を巻きこんでしまったことをすごく反省しています
自分の周りの人を気遣う それもできなければ遠くのつらい人を応援することはできないのだと心から
思い知らされました
ほんとうにいつも口ばかりの自分
これからは 家政婦のミタの白川由美子さんの役の人のような人間になりたい
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