本は人生の複雑さや、残酷さ、時には崇高さや美しさ、生きる意味や価値を教えてくれたり、はたまた料理や裁縫、アクセサリーの作り方を教えてくれたり、歴史や哲学を教えてくれたり、とにかく私にとって万能な先生です
その先生が、今度は香水の作り方を教えてくれました

※書影はAmazon様よりお借りしました
何故自分で撮った写真ではないかというと、本の増殖スピードに収納スペースと財布が追いつかず、泣く泣く本の購入を我慢しているからです(笑)
さて、このアロマ調香レッスンは、市販のエッセンシャルオイルでいかに美しい香水を作るか、について書かれています
今まで、エッセンシャルオイルで手作り香水を作る本を読んで、作ってみて嗅いでみて、でもあまり、ピンと来なかった手作り香水
香調が単純過ぎて物足りなく感じたものでした
それもそのはず
私は香りについて無知過ぎたのです
この『アロマ調香レッスン』はふんだんに図を用いて、香りの構造や連想するイメージ、どのあたりに何を持ってきたらいいか、などが具体的に書かれています
用いるエッセンシャルオイルが、何年にどこで採取されたものの違いや、香りの抽出方法による違いで出来上がる香水は全く違ったものになると書かれています
一時期ラベンダーの香りにハマっていた時、ラベンダーたった1つでも、産地や種類の違いがこんなにも多様な香りになるのかと、びっくりしたのを思い出しました
ですから、エッセンシャルオイルはよくよく選んで用いることや、ムエットを使って香りをよく観察、記憶することなどの重要性も書かれています
一般的な香水の構成方法であるピラミッド型の香水の作り方から始まり、香調の違いからの香りの組み立て方や、イメージやインスピレーションで香りを組み立てたり、香水作りへのアプローチの仕方が丁寧に書かれています
文章の端々から、筆者の香りへの飽くなき探究心と愛情、情熱が伝わってくる良書です
またオリジナル香水の作り方だけでなく、名香と呼ばれる香水の再現レシピも載っています
実際に再現してみてどう感じられるのか、試してみたくなりました
この本の中で1番印象的なフレーズは
「アロマテラピー=芳香(療法)ですが、香水は芸術(アート)です」
でした
読んでいる途中で、あの人はこんな感じだからこういう香調でなどという妄想が止まらなくなったり、香水瓶を探して検索に検索を重ねたり、読書体験のみにとどまらない、楽しい時間を過ごさせて頂きました
ばかりんがるエセレブすきにーびあっち
Emirinさん
脱力系介護福祉士
ぶたのはなこさん
ちょびすけさん
脱力系介護福祉士
ぶたのはなこさん
ちょびすけさん