この夏に肌がどれだけダメージを受けているかご存知ですか?
「そんなに日焼けしなかったよ」という方も、実は肌の表面に症状が出ていないだけで、実は肌の深い部分にはダメージがたくさん蓄積されているのです。
肌に溜まったダメージが肌トラブルとして症状があらわれてくるのは秋ごろ。
つまり、秋にこそしっかりとスキンケアをしなければ、症状が悪化するだけでなく冬まで肌のダメージが長引いてしまう可能性もあるのです。
夏バテ肌の原因
1.紫外線
紫外線は日焼けやシミの原因になると知られていますが、その他にも色々なダメージを肌に与えているのです。
日焼けやシミ以外の、紫外線による肌ダメージをご紹介します。
乾燥暑い日は水がすぐ蒸発してしまうのと同じで、紫外線を浴びた肌は水分不足でカサカサになっています。しかし、夏は汗と皮脂の分泌量が増えるので、一見するとテカっていたりしっとりしているように見えても、深い部分は砂漠状態ということも…。
コラーゲンの破壊さらに、紫外線による肌ダメージには「光老化」という恐ろしい現象があります。光老化とは、紫外線によって肌内部のコラーゲンと、コラーゲンを作る部分を破壊してしまう現象のこと。シワやたるみの70%以上は光老化によるものだと言われるほど、肌は紫外線によって大きなダメージを受けています。
日焼けによる炎症日焼けは肌に軽いやけどや炎症を起こし、肌のバリア機能が壊されている状態です。そのためちょっとした刺激にも敏感に反応しやすく、今まで使っていた化粧品が使えなくなるというトラブルも起こりがちです。さらに、年齢を重ねるほどに回復力も落ちていくので、炎症が長引いてニキビ跡やシミが残ってしまう可能性も。特に、紫外線を浴びると肌が赤くなりやすい方は注意が必要です。
2.エアコン
暑い夏を乗り切るために欠かせないのがエアコンですが、実はエアコンも肌に悪影響を与えるものの一つです。
乾燥エアコンや扇風機の風に常に当たっていると、水分が蒸発して乾燥肌になってしまいます。特にエアコンの冷房機能には、ただ冷たい空気を出すだけではなく、湿気を取り除き涼しくしているのです。そのため、一見汗をかいていないように感じても、実は気づかないうちに体の水分を取られています。
血行不良冷え過ぎたエアコンや、冷たい飲み物ばかり飲んで体が冷えてしまうと、血流が悪くなって肌に運ばれる栄養素も少なくなり、ターンオーバーが滞りやすくなります。また、血流が悪いと目の下のクマが目立ちやすくなったり、顔色が悪くなったりと、老け顔に見える原因がたくさんできてしまいます。
3.化粧品
汗や皮脂でベタつきやすく、メイク崩れも気になる夏は、秋冬とは化粧品を変えているという方も多いのではないでしょうか?
そんな夏用化粧品も、肌にダメージを与える原因の一つになってしまう可能性があります。
バリア機能の低下夏はさっぱりタイプのスキンケアや、皮脂を抑える効果が高いベースメイクアイテムを愛用される方が多いですよね。ところが、必要以上に皮脂を取り除いてしまうと、皮脂の持つ役割である肌のバリア機能が低下してしまいます。皮脂には肌内部の水分蒸発を防ぐ働きの他に、乾燥や紫外線から肌を守るという働きもあり、皮脂不足の肌はあらゆるダメージを受けやすくなります。「ベタベタするから乳液やクリームは使わない」と言う方ほど注意が必要です。
化粧水はあくまで水分補給の役割しかなく、乳液などで油分を補ってあげないと水分はどんどん蒸発してしまいます。
日焼け止めやメイク落とし夏に欠かせないアイテムの一つが日焼け止め。日焼けを防ぐためにSPF値の高い日焼け止めや、ウォータープルーフタイプの日焼け止めをお使いの方も多いと思います。しかし、こうした日焼け止めは肌の負担になりやすい上に、普通の石けんやボディシャンプーでは落としきれないものが多いのです。そのため、必然的に洗浄力の高いメイク落としなどが必要になります。
日焼け止めをきちんと落とせないと肌の負担になるし、しっかり落とそうと思えば洗浄力の強いメイク落としで肌を痛める可能性があり、どちらにしても肌の負担になってしまうのです。
20代のうちはまだまだ肌に水分も油分も十分にあるように見えますが、肌細胞は20歳を境目にどんどん老化が進んでいます。
「私はまだ若いから大丈夫」なんて油断していると、30歳を過ぎてから一気にシワやたるみが出てくるかもしれません。
20歳を過ぎたら夏も油断せず、肌の深いところまでしっかりうるおうようなお手入れをしていきましょう!
ダメージを受けてすぐ気付ければ後から慌てることもないのですが、肌が受けたダメージが表面化するのは早くても1か月後。
つまり、夏の間に受けた様々なダメージが、肌トラブルとなって表れるのは秋になってからなのです。
夏の肌ダメージが秋に症状となる理由は、肌のターンオーバーのサイクルにあります。
人の肌細胞は正常な場合に28日周期で生まれ変わっており、年齢を重ねると徐々にサイクルは遅くなり、40代になる頃には1周するのに40日程度かかると言われています。
夏の肌ダメージが表面化した秋にどんなお手入れをするかで、冬の肌の状態が決まってしまうと言っても過言ではないほどです。
夏バテ肌をリセット
1.保湿アイテムを重視!
過ごしやすくなってきたら、徐々に保湿効果の高いスキンケアアイテムに切り替えて、乾燥した肌にたっぷりうるおいを与えてあげましょう。
また、化粧下地やファンデーションも、保湿効果のあるものへ切り替えることをおすすめします。
夏に買ったものが使い切れずもったいないという時は、美容オイルやヒアルロン酸の原液を化粧下地に1滴たらして混ぜると、保湿力がグッと高くなるので試してみてください。
美容オイルは1,000円前後で購入でき、化粧品に混ぜて使うもよし、ボディマッサージやヘアケアにも使える優秀アイテムなので1つ持っていると重宝します。
2.美白ケアでシミやくすみを撃退!
シミやくすみを撃退するために、美白化粧品は夏だけでなく秋まで使用しましょう。
肌のターンオーバーには1か月ほどかかるため紫外線が強い夏の間だけでなく、できれば1年中、少なくとも10月いっぱいまでは美白化粧品を使い続けるのがベター。
もし夏に美白化粧品を使っていなかったなら、秋から美白化粧品デビューしてみてはどうでしょう?
ビタミンC誘導体やL-システインは、生成されてしまった黒色メラニンを無色に還元する働きがあり、夏が終わってからでも美白効果が期待できます。
また、使い続けることですでにできてしまったメラニンを薄くすることもできるので、シミに悩む方におすすめの美容成分です。
3.洗顔料・メイク落としは肌に優しいものを!
汗・皮脂や紫外線をそれほど気にしなくても良い秋になったら、肌に優しいメイク落としや洗顔料に切り替えて、肌をいたわってあげましょう。
気を付けたいのがメイク落としだけ変えて、ウォータープルーフタイプの化粧品を使い続けないということ。
ウォータープルーフタイプの化粧品を使い続けながらメイク落としの洗浄力を落としてしまうと、化粧を落としきれずに別の肌トラブルの原因になってしまいます。
夏の肌疲れが出てくる秋のベースメイクには、メイクオフしやすく肌に優しいミネラルファンデや美容液成分のたっぷり入ったCCクリームをおすすめします。
4・ピーリングでゴワつき・くすみをオフ!
ピーリングは古い角質を取り除いてゴワつきやくすみを解消してくれる上に、肌のターンオーバーが正常化するように働きかける効果があります。
ニキビや毛穴つまりの原因は古い角質が毛穴をふさいでいることというケースも多く、定期的にピーリングするようになったら肌のコンディションが良くなったと言う方も多いのでぜひ試してみてくださいね。
シミの元になるメラニンは古い角質とともに排出されるので、ピーリングはシミ予防にも効果的です。
ただし、肌の状態によってはピーリングが刺激になることもあるので、まずは「低刺激」「マイルド」などと書いてあるピーリング石鹸から試してみることをおすすめします。
以上簡単に説明しましたが、秋の夜長に合わせ体調管理やスキンケアを、ゆったりとした気分で行っていきたいですね。 子育てや家庭の事情でなかなか出来ない事も多いかと思いますが、心掛けることは大切なことです。 そして、少しづつでも実践する事で40代になってからの違いが判るはず。 もちろん40代の方も遅くはありません。 40代こそ時間に余裕が持てる年代なのでゆっくりとこれからの未来に向けて女子力上げていきたいですね。
It's not a fallen angel.
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