秋は体はもちろんお肌にも厳しい季節。夏に強い紫外線をはじめ、過剰な皮脂や汗、エアコンの乾いた空気などにさらされ、肌疲労を引き起こす原因で、秋冬になってシミ・シワに悩まされることに・・今回は、肌疲労が起きる原因と、肌疲労対策について綴っていきます。
肌疲労には、紫外線やエアコンなど様々な原因がありますが、なかでも睡眠不足や食欲低下は、体の体力そのものが落ちるため、肌疲労が起こりやすくなったり、肌疲労から回復する力が低下したりします。
肌疲労の原因
1.眠りの質が下がる
蒸し暑くて眠れない、冷房のタイマーがオフになると起きてしまう…。真夏は睡眠のコントロールが難しく、よく眠れなかった方も多いのでは? 「美肌の必須条件は、質の良い睡眠」です。“眠りは美容の素”といわれるぐらい、お肌への影響が大きいもの。 暑くてよく眠れない →睡眠不足で肌体力低下→ 日中肌疲労が起きやすくなる → 暑くてまた眠れず睡眠不足 というサイクルが続くと、お肌は肌疲労の状態に。今年は節電もあったため、冷房を極力遣わないよう意識していた方も多いはず。
大切なのは、とにかく体が眠りやすい状態にすることです。
まずは「身体を温めるために、ゆっくりお風呂に浸かる」こと。 体温を上げると寝つきもよくなり質の良い睡眠が取りやすくなります。
1回目にも記述しましたが寝つきをよくするために、お風呂はとても効果的。入浴剤やバスソルトを使って、ぬるめのお風呂に20~30分ゆっくり浸かっています。お湯の温度が熱いとかえって眠りを妨げてしまうので、“気持ちぬるめ”に設定するのがポイント。朝晩涼しくなっているとはいえ、夜はまだ暑さを感じるという方は乳白色の入浴剤だと暖かな温泉をイメージしてしまうので、ミントなど爽快感を感じられるバスソルトもおすすめです。
2.あせをそのままにしない
仕事をしていると、汗をかいてもそのまま…ということが多くなりがち。ハンカチで拭うことはできても、顔を洗うまでは難しいもの。ただ、汗をそのままにしておくと、汗の塩分であせもや炎症を起こしてしまうことがあります。塩分は肌疲労の原因のひとつなので、「そのままにしない」「すぐ拭き取る」ことが大切になります。
オフィスでできる対策としては、コットンを持ち歩き、ミネラルウォーターを飲む時に、ついでにコットンに水を含ませて汗を軽くおさえるなどがあります。
その他に「帰ったらすぐ洗顔する」ことと、「すぐ保湿する」こと。 多少なりともお化粧はしているし、汗以外にも皮脂も出ているので、家に帰ったらまずは顔を洗って素肌に戻します。そして夏にさらされた冷房による乾燥も侮れないため、すぐに保水します。
きちんと汚れを落として保水をし、栄養分を補うという毎日のスキンケアで肌体力をつけておくことも、もう1つ大切な汗対策になります。
3.食欲低下
夏は暑くて食欲がなく、さっぱりしたものばかりを食べてしまった人も多いはず。その結果、必要な栄養素が摂れなくなり、肌体力が落ちる→肌疲労がたまりやすくなる、という悪循環に。
気温も少しずつ下がっているのに、冷たいものばかり食べているという夏の食べ方のままになっていませんか? そろそろ“体を冷やす”から、“体を温める”食べ方にしていきましょう。
●にゅうめん
食べ切れなかったそうめんは、にゅうめんにしていただく。秋の味覚キノコ類やラー油、ねぎなどをプラスすると、食欲がわきます。
●豚丼
冷しゃぶではなく、温かい豚丼にしていただく。豚肉をしばらく焼肉のタレにつけておき、炒めてご飯の上に盛るだけの簡単メニュー。千切りキャベツをのせてもおいしいです。
これからどんどんおいしいものが増え、お出かけもしやすい季節。おいしいものを上手に食べて、質の良い睡眠と毎日のスキンケアで肌疲労をため込まない肌づくりをしましょう。
夏は、紫外線、エアコン、汗など多くの外的要因によって、肌トラブルや体調不良を感じやすい時季。
きちんとケアをしていないと「夏を越えると肌が老化する」、「ひと夏で、約5歳年をとる」などとも言われ、早めの対策が美肌への鍵になります。
肌がダメージを受けると、ターンオーバーが乱れてしまいます。押し出されるべきメラニンが押し出されることなく居座ると「しみ」になる。これはわりにイメージがしやすいと思うのですが、ダメージによる早すぎるターンオーバーも問題になります。基底層で生まれた肌細胞はおしあげられながら形を変え成長しながら角層までやってくるのですが、細胞がきちんと成長しきれないまま表面に押し上げられてしまうと、水分を保つ力が不十分な、未熟なままで最前線に出てきてしまい、結果またダメージを受けやすくなるという悪循環に陥るのです。
さらに、真皮の中にまで到達する波長の長い紫外線であるUV-Aは、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンを壊してしまいます。紫外線はシミの原因というイメージがまだまだ強いですが、シワ・たるみを増やすことにも直結しているのです。
いかがですか?思い当たる節も多々あるのでは・・
毎日スキンケアしているつもりでも、意外と目に見えないところで肌はダメージを受けています。 次回はダメージを受けた肌にいいスキンケアを中心に書いていきます。
It74 not a fallen angel.
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