昨夜、帰宅するなり次女が
『今日のお月様の方が大きいで~。』というので、また観察です。
何枚か写真撮影したのですが、肉眼では分からなかったのですが影でしょうか?
今、PCに画像を取り込んで見てみると
時間経過とともに位置が変わっていく写真が撮影できているようです。
同じような写真が続きますが、影のようなお月様に注目してみてください。

お月様の満ち欠けは、女性の身体と(生理)と関係していたり、また出産にも
関係しているなどとよく言われてますね。
満月の時には出産が多いと言われてますが、この世に生を受ければ
誰にも必然的に死というものが訪れてしまいます。
先日、知人のお通夜に行ってきました。
下の娘が幼稚園に行く前、近くの公園で出会ったのがきっかけでお話しするようになり
子どもがピアノを習い始めたのも同じ時期で、連弾するご縁をいただいたりで
小学校の時には、私の推薦でPTAの役員をお願いに行かせていただきました。
みんな嫌がってなかなか引き受けてくれないのですが
快く承諾してくださったのがとても印象的でした。
子どもが中学、高校と進学していくと、自然と学校でも顔を合わす機会も少なくなり
どこかでバッタリ会えば立ち話をするぐらいになってしまいました。
半年前ぐらいだったかな。
ちょうど私がゴミを出しに行った時、犬の散歩中の彼女と立ち話をしたのが
最後となってしまいました。

そんな彼女と最後のお別れをしたとき
『これよ!見て見て。』と彼女の声が聞こえたかのように
自然と導かれるままに私の目に入ってきたものに衝撃が走りました。
私のビーズアクセサリーのネックレスをしてくれています。
彼女は私の生徒さんでもお客様でもなかったはずなのに
なぜ?
その時すぐに思い出せないのと驚きで、一緒に最後のお別れに行った友人に
『ビーズのネックレスしてくれてるわ。』と話すと
その友人も色違いで持ってるとのこと。
家に帰ってからゆっくりと思い出しました。
ある場所で開催した講習に参加してくれていたことを映像が流れるかのように
会話の内容まで思い出しました。
『普段アクセサリーも付けないし、手作りも苦手なの。。。』と言ってた彼女が当時、
参加してくれたことに驚きましたが、こうやって十数年経っても大切に持っていてくれて、
この世から旅立つという人の一生で最も大切な場面で身につけていてくれた事、
嬉しいという一言では表現できません。
当時ビーズアクセサリー作りは、かなりのブームでして
私にとっては日常的な一コマのように過ごしてしまいましたが、
彼女にとっては『みんなと一緒に作った』という心に残る大切な時間だったのでしょうね。

彼女と同じ講習会に参加してくれて、告別式に参列した人にその話をしたところ
告別式当日は彼女の周りにはお花がいっぱいで気が付かなかったとのこと。
告別式の日は、小学校の運動会の代休で職場のスタッフの人がお休みされる代わりに
普段は入らない時間帯の仕事になり、お通夜の席だけになってしまいましましたが
通常の勤務なら両方行けるので、告別式の参列を選んだかもしれません。
これも彼女からの想いが強かったのでしょうか。
きちんと彼女からのメッセージは受け止めることができたこと、
あの時、一緒の時間を過ごしたメンバーにそのことを伝えることができたこと、
私の使命だったのでしょうね。

今朝、6時ごろのお月様です。
彼女とのお別れで、たくさんのメッセージを受けとめました。
忙しいから・・・と言い訳して放置してしまっていることも片づけないといけません。
人の心に残る物、響く事。
まだまだ、これから何かできるのかしら?
わかりませんが、
天国から彼女の明るい笑顔で力強い声が今も聞こえてきます。
私にとって生涯忘れることのないお別れでした。