この時期になると、いろいろ忙しくなり体力的にきついときもありますが、クリスマスやお正月。楽しみも盛りだくさんですね。
昨年末私は、家族で集まることができなかったので、今年は家族みんなで集まるのが楽しみであります。

さて、そんな年末も近づく今日この頃でありますが、9月8日にスタートした『スマイルキャンペーン』があと3日で終了を迎えようとしています。
スマイルギフトキャンペーンとは、公益財団法人 ケア・インターナショナルジャパンの企画。
長い占領の歴史から独立し13年。アジアで一番新しい国東ティモールの人々に学びをプレゼントするチャリティ企画となっています。

日本では、ほぼ100パーセントの日本国民が文字の読み書きをこなし、それを使って生活をしています。
文字は、自分の考えや思いを表現できるのはもちろんのこと、文字を通してそこから多くのことを自ら学ぶことができます。
書物はもちろんのこと、インターネット上でも文字の使用は不可欠。また、講演会やテレビなどでも文字は出てきます。
また、記憶には限界がありますから、メモやノートなども私たちの生活にはとっても大事。
私たちは文字を使いこなすことにより、より多くの情報を得て生活や学びを豊かにしているとも言えますね。
しかし、この読み書きは、人間が成長とともに歩けるようになるのとは違い、教育を受けているから使いこなせるようになるもの。もしこれがなかったら、文字から多くの情報を受ける今の時代のほとんどが意味の分からないものにもなってしまいます。当たり前のように文字を使いこなす場所にいるとなかなかそれもわかりにくいものであると思います。

長い占領の歴史を持つ東ティモールでは、まだまだ多くの人々が文字の読み書きをすることができません。
なぜかというと、長い占領の歴史の中、言語の統一化もされていなく教育が一本化されていないということ、また、教える力のある教員が少ないこと、さらに、学校に行く意味さえわからない人々も多くいます。
では、なぜそんな東ティモールに教育の支援が必要であるか。
独立して10数年、貧困も厳しく国民の半数が2ドル以下で暮らす現実。
本当の自立にはまだまだ多くの課題を抱える東ティモールでありますが、早くも経済格差、教育格差が見えています。今まで自給自足で暮らしてきた山の村の人々も、お金が必要なときがあったり、また、そんな村から町に出稼ぎに行かなくてはけないときもあります。
しかし、そんな村の人々は、情報もかなり限られた世界で生活しているため、お金を稼ぐ知識や力がなく、また、出稼ぎにいくにも仕事をえることができません。
そうなると、次第にそのような村の人々が取り残されていくことになります。
または、知識のある悪い人が現れた時にだまされてしまうことだってあるかもしれません。。。

そそような厳しい状況にならないようにするためにも、多くの東ティモールの人々に生きる力を付けてもらいたい。
そんな思いから、現在開催中の『スマイルギフトキャンペーン』があります。
スマイルギフトキャンペーンでは、東ティモールでも多くの人々が使っている『テトゥン語』を使い、文字や数字、また病気から身を守るための知識など生活に必要な知識の内容が盛り込まれている教科書『ラファエック』を発行。
この教科書は、情報の乏しい山の村の人々にも配られ、人々の自立につながる力をつけるために活躍。そしてそれは多くの人々に愛されています。

ラファエックは日本の教科書に比べるととても薄いものでありますが、この教科書には広がる学びや夢が無限に詰まった大きな宝箱であります。
また、スマイルギフトキャンペーンに参加することで私たちも多くのことを学ぶことも楽しめます。
スマイルギフトキャンペーンは11月8日(日)まで。
残り少なくなりましたが、皆様のご協力お願いいたします!
スマイルギフトキャンペーンhttp://www.careintjp.org/membership/campaign/03.html
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