どんなお産になるか、いろんな人の話を聞いても想像つかないことばかりでしたが、実際は
すごく楽しかった!またお産したい!!
まるで旅行にでもいってきたような感覚でした。
無痛分娩バンザイ
本来は無痛分娩といっても子宮口が開くまでは、陣痛に耐えなければいけないし、無痛の薬(エピと呼びます)を入れても、陣痛がくる感覚や、赤ちゃんが下りてくる感覚はちゃんとあると聞いていました。
私の場合、お産の2週間前から十分子宮口が開いていて、いつでもエピを入れられる状態にあったのと、なんだかエピがよく効きすぎたのか、陣痛の波も赤ちゃんが下がってくる感覚も、ほぼ何も感じませんでした。
旦那さんとワンコと昼寝をしているときに、破水?みたいな感覚があって、病院へ向かいました。ただのおしっこだったら恥ずかしいなあと思って病院へ向かいましたが、無事に破水と認定!よかったー
それから、あっという間に弱い陣痛から強い陣痛へと始まって、看護師さんたちといろんな手続きしている間に、噂に聞いていた痛ーい陣痛の波に襲われました。
事前のクラスで習った、陣痛を旦那さんと乗り切る方法のマッサージを旦那さんにしてもらって陣痛を乗り切ること1時間くらい、看護師さんが
痛そうだからエピ入れる?
そうだった!!エピ入れられるんだった、すっかり忘れていた 汗)
イエス!今すぐ入れてー!

エピの先生が登場して背中からエピ挿入。
背中からひやーっとした液体が体に流れていく感覚がありました。
エピが効いてからは、下半身の感覚は全くなくなり、陣痛の波もほとんど全く感じない!
そしてお産の痛みはここで終わりました。あとは子宮口が全開になるまで待つだけなので、体力温存のために寝なさいと看護師さんに言われ、電気を消されておやすみなさーい。
看護師さんたちも退室して、痛みも全くないので元気な私と旦那さんと二人っきりで、
まるで病院というホテルに泊まりにきているみたい。

寝てと言われても、興奮して眠れない二人。。。
部屋にあるモニターには、他の分娩室の赤ちゃんの心拍数とお母さんの陣痛の波のモニターも
表示されていたので、二人で
5号室の赤ちゃんの心拍が低くなってきたよ、心配だな(>_<)
新しい患者さんが7号室に入ったね
なんて他の患者さんのモニターを見て勝手に心配していました。
モニターだけでは何が起こっているか分からないけど、安全にお産できているといいな、と願いながら。その間、私の陣痛も大きな波を示しているけど、痛みは全く感じず。
そして、そのうち眠りに落ちてしばらく仮眠をとりました。
(眠れなかった旦那さんは、大きな陣痛が来ていることがモニターで分かるのに、ぐっすり眠っている私をみて、すごく不思議な光景だったと言っていました。本当だ)
旦那さんは夕食のハンバーガーを買ってきて、分娩室でいい匂いをさせて食べてました。私は夕食食べ損ねました。
りきみの準備が整ったとき、プッシュをスタートさせました。
が、全く感覚のないへそ下に力を入れろと言われても、全くやり方が分からず(x_x)
看護師さんが、大きなせきをして!せきをするときに力を入れるところをプッシュするのー!
って言うけれど、分かるような分からないような。
ひたすらりきんでみるけれど、これでいいのか?と分からない感じで格闘すること4時間。
途中1時間くらい体力戻すために休んだけど、こんな力みの下手な妊婦がいたのか?
ってくらい下手な力みのせいで、かなり時間がかかりましたが
頭が出てきたよー!
(本当に?!全く下がった感覚も何にも感じなかったのに?)
そう、その調子!もう出るよー!
(えー!本気で感覚が全くないよ)
赤ちゃんの心拍が少し下がってきたから少し切るね
(切ってくださいー!)
赤ちゃんでたー!おめでとう!
(うわーん、本気で全く感覚なかったけど赤ちゃんでたー!信じられない)
見事に赤ちゃんが出る感覚がゼロだったけど、産まれたことに感謝。
すぐにskin to skinといって胸に抱いて、赤ちゃんの暖かい肌に触れて感動。
疲れたけど、痛みがなかったせいで元気な私。
またお産することになっても、100%無痛分娩をしたいと思ったのでした。
ただ、
あまりに下半身の痛みがゼロだったので、どんなダメージが体にあるか自覚がなく、
その後、初めてトイレために立ち上がったときに、貧血で意識を失いそうになりました。
自分では痛みもないし、余裕余裕ーーと思っていたので、
体はかなりのダメージを受けていることに気がつきませんでした。
その後も切った箇所がじりじり痛む毎日。。。
やっぱりお産のダメージは体にかなりあるんですね。
無痛分娩が普通のアメリカでも、自然分娩を選択することは可能です。
エピを入れるにしても、いつ入れるかは本人次第なので、陣痛にある程度耐えてから
入れるという選択ももちろんあります。
私は恐がりなので、もし次のお産があったとしても、
エピを入れられるときが来たら、すぐに入れて痛みを最小限にしたいなあと思います。