先日行われた、
フレグランスブランドDEICA<デイカ>の発表会へ伺って参りました。
この度登場するのは、
日本の伝統である「香」の文化を受け継ぎ、和をテーマにした天然香原料を使用した、
お線香とディフューザーの新シリーズ「泥華香堂」(デイカコウドウ)。
DEICAは元々キャンドルよりスタートしたブランドですが、
「泥華」(デイカ)という名前がベースとなっており、
泥の中で咲く蓮の花をイメージして名付けられたのだそう。
泥華香堂のお線香は、江戸時代から続く京都の老舗香木店「山田松香木店」との、
初コラボレーションによって誕生しました。
お香やお線香は天然原料のみで作られることは一般的には少ないとのことで、
今回天然原料のみにこだわった、
これまでにない新しい和の香りのDEICAを楽しむことができます。
「泥華香堂 お線香(インセンス)」
(全4種/各15g/¥3,500~4,200+税/香りによって価格が変わります)香り:紫翠の香り/月影の香り/雪月花の香り/原風景の香り
ディフューザーは、ゆずや桜など日本を代表する植物を原料に香りが作られています。
また、岐阜県多治見市で生産されている、奈良時代から1300年の歴史を持つ、
「美濃焼」の美しい磁器が容器として採用さてています。
「泥華香堂 リードディフューザー」
(全4種/各120mL/¥7,000+税)香り:牡丹の香り/白梅の香り/菊花の香り/睡蓮の香り
近くで拝見したのでが、美濃焼の磁器が本当に美しくて!
岐阜県生まれの私としては、とても嬉しく思います。
私の好みは「睡蓮の香り」でしたね。
和でも洋でも、またオリエンタルな空間にすら馴染んでしまう、
インテリアを問わない美しさも魅力です。
この日は、トークショーがございまして、
ラ キャルプの新井ミホさんがナビゲーターとなり、
デイカジャパン代表取締役社長の西田卓矢氏、
中目黒の着物屋「きもの KAPUKI」のコシヅカレイコさん、
そして、大澤山 龍雲寺の住職・細川氏が登壇されました。
日本人が日本の文化をあまり知らないこと、
本当は大切にしなくてはいけないと気づいたのが、
「泥華香堂」のきっかけだったと語る西田氏。
ナチュラルにこだわって作ったお線香や、
美濃焼のディフューザー容器(金箔を使用しているそう!)は、
それぞれ職人さんと話合い、苦労の末実現したとのこと。
メイドインジャパン=日本製であることは、
製品だけでなく「気持ち」も大事ですね。
「きもの KAPUKI」の腰塚さんは、
KAPUKIで扱うのは、インクジェットプリントの浴衣ではなく、
染めも縫い方もこだわった職人メイドの浴衣だそう。
浴衣を着ると動きに制約が生じ、
また着くずれてしまうことがありますよね。
1日鏡を見なくては、その些細な崩れを直すこともできません。
しかし、そうやって「自分を見つめ直す」時間をくれるのが、
和装の素晴らしさでもあるとおっしゃっていました。
腰塚さんの装いが素敵すぎて釘づけ!
帯はなんとレザーで、コルセットをイメージして造られたのだそう。
実はおなかを温めて、骨盤も固定してくれる帯は、
女性の健康にも良いとのことで感心しました。なるほど・・・。
そして、龍雲寺のご住職からも素敵なお話の数々をいただきました。
蓮の花は泥水が濃いほど大輪の花を咲かせ、泥水は必要なもの。人の人生も同じ。
1日1回、自分の心と向き合う時間を見つけるために、
お線香を焚いている間をそういった時間にするのも良いのではないか。
また、座禅は「何かを捨てるため」に行うのが良い。
素晴らしい想い出、成功談、栄光…、そういったものを捨てていくことで、
次の出来事が新鮮に感じられるから捨てるべき。
座禅は句読点であり、香りを嗅ぐということにも共通点を感じる。
会場にいた全員が、真剣に聞き入っていましたね。
私はお香やキャンドルを焚くことが多いですが、
身体も心もオフにして休めたり、自分と対話する時間に使っています。
この時間は和の心にも通じるものがあるのかしら・・なんて感じました。
七夕の夜、素敵な香りとお話に包まれた時間となりました。
「泥華香堂」の製品各種は、2016年の秋に登場です。お楽しみに!
■DEICA
http://www.deica.jp/
■きもの KAPUKI
http://kapuki.jp/
■龍雲寺
http://ryuun-ji.or.jp/
AtIiさん