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今年も素敵すぎる!ディプティック 最新コレクションラインナップ

今年も素敵すぎる!ディプティック 最新コレクションラインナップ

美容ジャーナリストのYUKIRINです。

今年もディプティックの「LA COLLECTION TRENTE-QUATRE」(通称Collection34)が、
発売となりました。発売を記念したカクテルパーティーへ伺って参りました。
私がお伺いしたのは夜帯でしたので、
会場を飾るキャンドルたちが映えとても美しかったです。

ディプティックの創業者たちが最初にオープンしたブティック1号店は、
パリのサンジェルマン大通り34番地にあります。
私も昨年現地で訪ねて参りました。

創設者である、Desmond Knox-Leet(デスモンド・ノックス=リット)、
Christiane Gautrot(クリスチャン・ゴトロ)、
Yves Coueslant(イヴ・クエロン)の3人にとって、
インスピレーションと創造性の源であり、創作意欲にあふれ、
好奇心に満ちた洗練の精神と、素材や技術へのこだわりが感じられる特別な場所です。

創業から50年、このサン・ジェルマン大通り34番地の、
真髄と精神をボトルに詰めたシリーズが「LA COLLECTION TRENTE-QUATRE」。

2011年に発表されたシリーズ「サン・ジェルマン大通り34番地」誕生時の、
系統を受け継いでいます。
そのエスプリを受け継ぐ「LA COLLECTION TRENTE-QUATRE」は2014年に発表され、
コレクションを代表するフレグランス「エッセンスアンサンセ」は、
毎年ボトルも香りも全てが変わるというスタイル。
特に優れた素材をセレクトして、毎年発表しているのです。

よって、2014年のエッセンスアンサンセはミモザ、2015年はジャスミンでした。
さて今年のエッセンスアンサンセは…

「ESSENCES INSENSEES 2016(エッセンスアンサンセ2016)」

調香師:ファブリス・ぺルグラン
フレグランスボトル:ヴァルテルスペルジェ社製

2016年に選ばれたのは、グラースの5月のバラ(ローズ・ド・メ)。
ふんわりと優しいセンティフォリアローズは、コートダジュールでも珍重されるバラ。

しかしさすがファブリス・ぺルグラン。一筋縄ではいきませんね。
グラース産のバラの特徴が香る「コンクリート」と呼ばれる粗製脂に注目し、
のちにアブソリュートと呼ばれる濃厚なエキスを起用したのです。

新鮮な花びらから最初に抽出され、繊細な蝋のようなコンクリートは、
赤いフルーツやハチミツの香りをアクセントに、花の蜜のように香ります。

実はこの香りを最初に試香した際、私はここまで繊細でシンプルにきたかと思いました。
ボトルの芸術性と逆を狙い、素材の良さを生かしたシンプルな香りを作ったのかと。
しかし、違います。この香りは肌に纏ってこそなのです。
肌に乗せてミドル~ラストへ香りが移る頃、
この香りのミステリアスな空気感を感じるでしょう。

フレグランスがお好きな方は、とかくレイヤードをする傾向にあります。
勿論、自分の好みや気分にあわせ、カスタマイズして楽しむのも1つの方法です。
しかしながら、私は香水という1つのボトルに収められた芸術性を、
シンプルに感じることにも重きを置きたいのです。
たまにはあれこれ重ねず、シンプルに纏って欲しい。そう思わせてくれる香りです。
ちなみにソリッドパフュームとフレグランスの2種で発売です。私も早速愛用中。

さて、コレクションの他のアイテムもご紹介しましょう!
(語り出したら止まらなくなってしまいそうなので笑)

「KIMONANTHE」(キモナント)

調香師:ファブリス・ぺルグラン
ブティック限定販売のベンジョワン ボエーム、オーマージュ、オポネに加わった香り。
モクセイとKIMONOの出会い。
モクセイのブーケと、粉のお香「塗香」により生まれた香りです。
カンフル、ストック、ビャクダン、そしてレザーノート。
肌にのせるとシロップやアプリコットコンフィが香り、最後は煙のように消えていきます。

「ORIGAMI(オリガミ)」

こちらはベッドサイドランプに見えますが、キャンドルスタンドです。
創設以来ディプティックに伝わる楕円のシンボルを取り入れたモチーフ「プレトリアン」。
私もこの模様が一番ディプティックを感じます。

こちらはパリ在住のグラフィックデザイナーデュオ、
アナモルフェ制作の沢山の穴による鳥模様。

お写真撮り忘れましたが、もう1点、エンボス加工と焼印のテクニックが専門の、
クリエイションスタジオ、クレアノグのVerが存在します。

「LA MADELEINE」(ラ マドレーヌ)

調香師:ファブリス・ぺルグラン

マドレーヌの放つ香りの分子を集めて制作された、
まさに「マドレーヌ!」な香りのキャンドル。究極のグルマンノートと言えるでしょう。
ファブリス・ぺルグランは「香りのポラロイド」と言っています。

マルセル・プルーストが「失われた時を求めて」の第一巻「スワン家の方へ」で
書いているような、ほんのりレモンが香る豊かで美味しそうなマドレーヌ。
1906年創業の老舗「ガゼル」の有名な「マドレーヌ・ド・ダックス」が、
インスピレーションとなっているようです。

「フレグランス ビラーキャンドル」は、
私の愛する「フ ド ブワ」と、「ル ルドゥテ」、「ラ プロヴレス」が登場。

「REFLET」(ルフレ)
こちらは、魔法の鏡のようなキャンドルスタンド。
アンティークミラー作りを専門とするイタリアの職人、
マッシモ・ボルニャとの出会いにより誕生いたしました。

わずかに大理石のような模様が入ったダークミラーは、キャンドルの炎を反射します。
台座にかけられた円形の鏡は、背面のノブで炎の高さに合わせられるようになっています。

他にも、キャンドルスタンドや、カルーセル、
ポストカードからファブリックコレクションまで様々なアイテムが勢揃い。
こちらのマッチも素敵です♪

今週末はディプティックで、
素敵なコレクションをチェックしてみてはいかがでしょうか^^

ディプティック青山店 (diptyque Aoyama)
住所:東京都港区南青山5-6-15
Tel:03-6427-3473
最寄駅:東京メトロ各線「表参道」駅

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コメント(2件)

  • タイムリーな記事ありがとうございます!実は先日エッセンスアンサンセ2016とキモナントを試香してきたばかりです。エッセンスアンサンセの香りの移り変わり、キモナントの梅酒のような香りが面白いなと思いました。別に気になる香りがあるので、又時期を変えてキャンドル等も試しに行きたいと思っています。

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    • 更新する

    2016/10/5 23:14

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    • 返信する

  • ディプティックの香りはやっぱり素敵♪
    キモナントはまだ試してませんが
    今はディファレントのアジャタイか
    こちらのキモナント?
    と悩んでます。
    キモナントは着物との融合だったとは

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    • 更新する

    2016/10/5 18:20

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    • 返信する

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