マナー講師の鳥山めぐみです。
今回は、誰にでも身近な『お化粧室でのマナー』です。
お化粧室といえば、CA達の業務に欠かせない“Lavatory Check”(ラバトリーチェック)があります。
これは、こまめにお化粧室内をチェックするというもの。
<チェック項目>
■トイレットペーパー、歯ブラシ等の備品は足りているか
■室内全体が綺麗な状態か
■手洗いのベーシンに水がたまっていないか
■喫煙の跡がないか(機内はすべて禁煙です)
■不審なものが置かれていないか
簡単そうに見えますが、正直、厳しい仕事です。
もし禁煙だと知らずにタバコを吸ってしまったお客様がいたら、吸い殻を確認して火がくすぶっていないか早期に見付けなければなりません。(火災を防ぎます)
その為、お客様が使った後、できるだけ時間を空けずにお化粧室内を確認しています。
強烈な臭いがまだこもっているところに当たってしまうこともしばしば・・・。
今回は、そんなCA達が、機内じゃなくてもついやってしまうマナーについてご紹介致します!
◎身支度をすべて整えてから出る
CAはお化粧室チェックをしながらも、さっと口紅を塗り直し、制服や髪の乱れがないかなど身だしなみを整えてから、何もなかったかのように出て、お客様に不快感を与えないようにしています。
この「何かをしながら歩き出さない」ことは、好印象アップの効果もあるのでオススメです。
例えば、ハンカチで手を拭きながらお化粧室を出てくる人、あなたも見たことがありませんか?
見る人にとっては、なんだか「いかにもトイレに入ってきました」という感じに映ってしまいますね。濡れた手を拭きながらお化粧室を出てくるのではなく、拭き終わって、ハンカチをしまってから出るようにしてみると印象がだいぶ変わります。
◎手洗いのベーシン周りを綺麗に保つ
機内ではお客様の為に当然行う仕事の1つですが、機内ではなくてもやはり次に使う人のことを考えたいもの。
つい手を洗った後、周りに水が飛び散ったまま・髪の毛を落としたままになっていないか、自分が入る前と同じ様に綺麗な状態か、周りを確認してしまいます。
例えば手を拭いたペーパータオルを捨てる前に、ベーシン周りをひと拭きするだけでも違います。
こういったひと手間ができると心にも余裕が生まれますね。
★トイレットペーパーの薔薇は男性の外国人CAさんに折り方を教えてもらいました。
お化粧室のマナー、いかがでしたでしょうか?
少しでも楽しみながら読んでいただければ幸いです。
☆鳥山めぐみ
プロフィール:
フリーランスマナー講師。ビジネスマナーに、プロトコールと社会心理学を取り入れたA-mannersを主催。ホームページにて様々なシーンにおけるマナー「1minute lesson」をご紹介中!
http://www.manners-mt.com
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