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保湿についての科学的根拠

保湿についての科学的根拠

ちえこでのこちらの投稿についていろいろ調べてみたのでメモ

保湿の方法を教えてください
https://www.cosme.net/chieco/question/61001/detail

化粧水だけよりも乳液やクリームと併用したほうが良い
というデータは各社の試験などで公表されているが
信憑性に欠ける

資生堂のデータ
https://www.shiseidogroup.jp/rd/topic/dry.html
化粧水、化粧水+乳液の比較
サンプルが1つしかない

KOSEのデータ
https://www.kose.co.jp/jp/ja/kirei/system/yasinau/
被験者数不明

ビープロテックのデータ
http://www.beprotec.co.jp/result/index.html
化粧水、化粧水+クリームの比較
最初の試験は被験者数が不明
2番目の試験は被験者が3人のみ
添付後4時間までは2つを併用したほうが値は高いが
8時間後ではクリームのみの値とほぼ変わらない

基礎化粧品の成分について
パーセント表示で示しているのは「ちふれ」だけなので計算してみることに

水以外の成分の割合
化粧水ー8~23%(うち保湿成分は6~23%)
美容液ー12~26%(うち保湿成分8~15%)
→ほぼ同じ組成
一般的に言われるような美容液は保湿成分が多いというのは×

油分の割合
化粧水ー0~0.3%
美容液ー0.03%(濃厚タイプは14%)
乳液ー7~14%
クリームー16~34%
オイル-99.9%
→美容液は油分も少ない

価格は
化粧水は180mlで500~1150円
美容液は30,45mlで600~1100円
1mlあたりの価格からすると美容液の方が明らかにコスパは悪い(低い)
同じ組成のものを使うなら化粧水で十分

⇒美容液を使う必要はない

化粧水を使う量について
500円玉大=約5ml
顔の角質層は厚さは約0.02mm(7~10層)
体積にすると約1ml
その中に皮脂や保湿因子が0という人はまずいないはず
水分が顔の角質層に入る量は1ml以下になると考えられる
手の平の角質層は50層くらいあるとのことなので厚さは約0.1mm
両手で顔と同じくらいの面積あるとすると体積は約5ml

⇒手に取った化粧水のほとんどは
顔ではなく手の平の角質層に染み込んでいる可能性が大きい

パッティングは顔全体に液体を広げる効果もあるが
皮膚に空気を送っているので
皮膚表面に広がった化粧水や角質層に浸透した水分は
空気中にどんどん蒸発していく

角層の厚さはこちらの皮膚科医のデータから
http://www.2-38.net/esthetic/guide/structure/index.html




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