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京大発!アンチエイジングの最新キーワード「ナールスゲン」の秘密

京大発!アンチエイジングの最新キーワード「ナールスゲン」の秘密

◆ 京都大と大阪市立大が共同研究、偶然から発見されたアンチエイジング物質



オーバー40という「お肌の曲がり角」をとっくに過ぎた筆者にとって、アンチエイジングなんてもう手遅れだろうというどこか諦めのようなものがあり、そもそも「老化を止める」なんてことが本当に可能なものなのだろうか?という疑問もあった。しかし、最近耳にしたアンチエイジング物質「ナールスゲン」という聞きなれない言葉に、一抹の期待と興味を感じ、ちょっと調べてみることにした。

「ナールスゲン」の正式名称は「カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル」。この舌を噛みそうなややこしい名前の物質は、京都大学化学研究所の平竹潤教授が酵素の研究をしていく中で、肌自らの再生能力を促進する効果を発見し、大阪市立大学との共同研究の末、実用化にこぎつけた、言わば偶然から生まれた研究の副産物だった。

◆ お肌を再生するグルタチオンを助け、天敵GGTと戦う女性の味方!



従来の化粧品では、コラーゲンや保湿などの肌を守る成分を外側から追加することが主眼とされていたが、「ナールスゲン」の発想は逆。体内にある肌再生物質・グルタチオンを助け、その活動を阻害するGGTを減らすことによって、内側からの再生機能を高めてくれる。

GGTは、健康診断などの肝機能測定で出てくるγ-GPTの数値と直結する酵素。お酒を飲みすぎたりすると、このGGT量が増加し心筋梗塞や狭心症、動脈硬化症へと繋がる厄介者。GGTは瑞々しい肌を保つために働くグルタチオンを減らしてしまう女性にとっても天敵だ。

「ナールスゲン」最大の効力は、この悪玉タンパク質・GGTの仕事を邪魔をする強い阻害活性を持ちながら、グルタチオンの数を増やし肌の抗酸化作用を高めてくれるところにある。その結果、お馴染みのコラーゲン、エラスチン、HSP47などのお肌の瑞々しさを保つ成分を自ら生成する強力なサポート効果を発揮してくれるというから凄い!

◇ ナールスゲンの生みの親、京都大学・平竹潤教授インタビュー動画

◆ ナールスゲンが含まれている化粧品ってどれ?



「ナールスゲン」が含まれるアンチエイジング化粧品は、様々なメーカーから発売されているが、代表的なもので以下のものがある。

・ パーフェクトエイジストDX (ドクターシーラボ)
・ クリスタルエッセンス (トゥヴェール)
・ ナールスピュア(ディープインパクト)


各社それぞれ、含まれているナールスゲンの濃度に違いがあり、年齢によっても必要な成分や量も異なるため、ナールスゲンが配合された化粧品購入を検討される方は一度、エイジングケアアカデミーの「年代別インデックス」ページで現在の自分に必要な化粧品を確認されることをお薦めする。

◇ 年代別エイジングケアの道標「エイジングインデックス」(エイジングケアアカデミー)

40代の筆者はコラーゲン、エラスチン、セラミドの激減期らしい!年齢に抗わず、なすがままに任せていた筆者も、今年はちょっと「ナールスゲン」と共に老化と戦ってみようかと思った。

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