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知ってて損しない「日焼け止め数値の裏側」

知ってて損しない「日焼け止め数値の裏側」

そろそろ紫外線MAXの季節が到来。

UVAは朝から増え始め、お昼頃にピークを迎えますが、夕方でもあまり減りません。
UVAは雲や窓ガラスも透過するので、室内や天気の悪い日でも油断は禁物です。
最適な日焼け止め選びのための数値について、今日はご案内します。

日焼け止めの数値、どうやって試験をしているの?
もちろん肌の為に日焼け止めを塗るのは大事です。
でも、その数値はどうやって試験をしているのでしょうか。

日焼け止めの数値は日本化粧品工業連合会の測定基準に従って測定しています。
SPF(PA)というのは、各社の製品を比較できるようにした目安の数字です。
ですので一定の決められた条件【塗布量(2mg/cm2)、紫外線の波長、紫外線の種類】で測定します。

これはどの日焼け止めも同じ条件で行われています。
パウダー、ミルク、スプレータイプ…どの日焼け止めも全て2mg/cm2。
例えばそれがSPF50でもSPF10でも厚塗り状態での数値となる訳です。

SPF値(PA値)はいうなれば製品のもつポテンシャル、選ぶ基準となります。

SPF10とSPF50では同じ条件下で計測しているので、もちろんSPF50の方が機能的には紫外線を防ぐ効果が高くなります。

実際の紫外線防御性能は紫外線の量、紫外線の種類、肌質、塗布量など様々な要因で異なり、
薄く塗る方もいるし、汗で取れてしまう場合もあり…
ですので実際の条件下での計測は不可能になります。

ひどい日焼けやシミの原因を防ぐために
「厚塗りしないと効果がないから、日焼け止めなんて無意味。」
「SPF値なんて信用しない」
と言って日焼け止めを塗らないのは、ひどい日焼けやシミの原因になります。
全ての計測は同じ条件で行われているので、ミルクタイプがいいとか、パウダーは劣っている…というのは基本的にはありません。ただ、やはり汗や皮脂で日焼け止めが落ちてしまう事は仕方がない事ですので、重要なのは

「日焼け止めは塗り直しをする!」

ことが重要なのです。

どんなにSPF値が高いものを塗ったとしても、皮脂や汗で落ちてしまうのは仕方ありません。
SPF30だから20分×30=600分(約10時間)紫外線を防ぐような目安がありますが、
これはあくまでも目安であって、実際の状況下では異なってきます。
この時間の目安を鵜呑みにせず、こまめな塗り直しが肝心です。

余談ですが、日本化粧品工業連合会の測定基準に従って測定した数値のみ
製品のパッケージに記載が出来ます。
ですので、店頭で選ぶ際にはキャッチコピーや什器の記載だけでなく、商品本体もしくは化粧箱にSPF値とPA値が記載しているものを選んで下さいね。

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