LES PARFUM LOUIS VUITTON
2017/9/18 10:57
ルイ・ヴィトンのフレグランス「タービュランス」をこよなく愛する友人に誘われて、銀座松屋で開催されたデモストレーションに足を運んだ。
2016年9月15日、ルイ・ヴィトンが70年ぶりにフレグランス・コレクション「LES PARFUM LOUIS VUITTON」として一気に7種類の香りを発売した。
今回のイベントはその1th アニバーサリーとのこと。
この手のイベントは期待はずれな内容が多いが、今回のルイ・ヴィトンのデモストレーションはとても素晴らしかった!!!
世界に10台しかないという巨大なアタッシュケースに、フレグランスを調香する際に使われるオイルやベースなどのマテリアルや、さらにイリスやバニラビーンズなど1次マテリアルが展示されていた。
7種類の香りが、実際にどのようなマテリアルを使われて作られているか、そのマテリアルのストーリー、さらにそのマテリアルそのものを嗅ぐことができるという、フレグランス好きにはまさに垂涎ものの内容だった。
1.ROSE DES VENTSより
ローズ ド メイ
センチフォリア種のローズの中で、特に5月に採油されたものをローズ ド メイ「5月のバラ」という。今回、ヴィトンでは世界で初めてCO2抽出されたローズを使用しているとのこと。実際にオイルを嗅ぐと、エレガントなローズと、ハチミツのような甘さがフワッと香る。抽出方法の違いなのか、まったく雑味がない。ゲランのナエマからフルーティなコクを抑え、さらにクリアにしたような印象で、のけぞるほどの良い香りだった。
イリス
イリスはアヤメ科の植物の球根を3年乾燥させて抽出されるオイルで、非常に希少かつ高価なマテリアルとして有名だが、ヴィトンではさらに2年間長く熟成させた根から抽出したオイルを使用しているとのこと。ちなみにこのオイルは1kg1,700万円らしい......。スミレに似た濃いグリーンフローラルな香りと、パウダリー-ウッディを濃縮させてような香り。この香りがレザーのような深みを出しているとのこと。
2.TURBULENCESより
ジャスミン
ヴィトンでは世界でもっとも高品質とされる南仏のグラース産ジャスミンを、CO2抽出(?)されたオイルを使用しているとのこと。その香りは、優雅なホワイトフローラルノートと、スパイシー、アニマリーな香りを合わせたようなセクシーな香りで、ローズ同様に香りがとてもクリア。ローズに劣らない素晴らしい香りで、ずっと嗅いでいたかった。
チュベローズ
花香の中で香り立ちがもっとも濃厚とされるチュベローズ。タービュランスの香りも透明感のあるチュベローズが強い。実際に使用されているオイルも、スパイシーよりもフルーティなジャスミン要素が強く、透明感のある香りだった。
3.DANS LA PEAUより
レザーエッセンス
ヴィトンのフレグランスコレクションは「旅」をテーマにしており、それぞれの香りは「レザーノート」がアクセントとなっている。通常、レザーの香りは合成香料のキノリンやウッディ、アンバーを合わせて調合されているのが多いなか、今回ヴィトンでは実際のなめし革からレザーエッセンスを抽出することに成功し、このレザーエッセンスの香りも嗅がせてくれた。このヴィトン独自のエッセンス抽出方法については企業秘密とのこと。実際にヴィトンで使っているなめし革と、レザーエッセンスの香りを嗅ぎ比べさせてもらうと、確かに革を直接嗅いだ香りが再現されていた。
4.APOGEEより
ミュゲベース
ミュゲはあまりに香りが繊細なため、オイルを採ることができない。今回ヴィトンでは、ミュゲに近い花のオイルをブレンドすることでミュゲベースを作ったとのこと。その香りは、鼻先にシャープさを感じるミュゲの香り。ディオールのディオリッシモのミュゲに雰囲気が似ている。
マグノリア
最近、マグノリアが配合されたフレグランスがよく目にするが、マグノリアのオイルは嗅いだことがないため、少しシトラス要素のあるすっきりしたホワイトフローラルの香り程度の認識だった。ヴィトンで使われているマグノリアオイルは、中国の山奥に咲く、全長5メートル以上高さもあるマグノリアから抽出しているとのこと。グリーンやホワイトフローラルのコクのある、ナチュラルで繊細な香りだった。
5.CONTRE MOIより
バニラ
ヴィトンではマダガスカル産とタヒチ産のバニラビーンズから抽出したオイルを使用しているとのこと。実際にオイルを嗅いでみると、バニリン感の全開ではなく、ナチュラルで複雑でライトな印象だった。今回、このコントロ・モアのサンプルをいただいたのだが、このフレグランスもみずみずしいフローラルフルーティの奥から、上質なバニラが上品な甘さが香るという香りだった。
6.MATIERE NOIREより
アガーウッド
アガーウッドは「伽羅」「沈香」として知られる香木から採取したオイルで「ウード」とも呼ばれる。高級なお香にも使われるためで、日本人には馴染みの深いウッディの香りだ。ヴィトンではラオス産のアガーウッドを使用している。アガーウッドは非常にデリケートで、樹に傷が付くと樹液が出てしまい、香りを劣化させるため、管理が大変とのこと。アガーウッドのオイルも1kg1,000万円以上するらしい。オイルの香りは、トップはかなり硬くドライな木々の香りで、いただいたムエットを4時間後に嗅ぎなおしてみると、しっとりした甘さが加わった、お香のような上質なウッディの香りだった。
7.MILLE FEUXより
オスマンサス(金木犀)
最後7番目の旅「ミル・フー」からはオスマンサスで、秋になるとオレンジの花を咲かすオスマンサスは日本でもよく目にする花だが、そのオイルは花からごくごく少量しか採取できないため、大変貴重とのこと。こちらも1kg1,000万円するらしい。オイルはアプリコットのようなフルーティ感が強いホワイトフローラルの香りで、実際の花の香りと比べると印象が違かった。このオスマンサスの香りをベースに使うことで、光り輝くすべての女性に捧げるフレグランスを作ったとのこと。
改めて、今回のフレグランスコレクションを見て、ルイ・ヴィトンの並々ならぬ本気さを感じることができる。世界三大調香師と称されるジャック・キャヴァリエをインハウス・マスター・パフューマーとして抱え、南仏のプロヴァンス地方にアトリエを構え、世界最高品質のマテリアルを揃え、5年の歳月をかけて7種類のフレグランスを生み出した。本当に手間時間とお金をかけていて、潤沢な資金とブランド力があるヴィトンだからこそ作り出すことのできた世界だ。
まだ取り扱い店舗は限られるが、もし嗅ぐ機会があれば、その至高な香りを体験してみる価値はあるのでは。
安いフレグランスではないため、今回は購入することができなかったが、個人的には
タービュランス(友人とダダかぶりではあるが…)
ダン・ラ・ポー
マティエール・ノワール
あたりが良さそう。
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