8月から@cosme ニッポン プロジェクトで、“日本の名作コスメ”を取材しています。
『The Legend of Japanese Beauty』~日本が育む"美"の物語
https://www.cosme.net/html/spc/cosme-nippon-project/
プロジェクトX風に、名作コスメ誕生のきっかけとか、販売までの苦難の道のりとか、デザインのヒミツなど、名品に関わってきた方々にお話しを伺う企画です。皆さんの“物づくり”にかける情熱に、取材中思わず胸が熱くなっちゃうことも。
真面目な話しは、ぜひ本編をご覧頂けたらと思いますが、今回は取材中、「へー」と思ったトリビアネタをご紹介したいと思います♪
【SK-Ⅱ編】
1:ブランド名前の由来は「シークレットキー」だった!
日本のみならず、世界的にも有名なブランド“SK-Ⅱ”ですが、
その名前の由来をご存じでしょうか……?
「Secret Key」
“美しさのヒミツのカギ”という意味だそーです。
「Ⅱって何ですか?」と聞いてみると、実は当時SecretKeyという名前の別の製品が存在し、2番目ということで、「SK-Ⅱ」と名づけられたそうです。へー……!(←初めて知りました)
2:37年間変わらないからできる、ユニークな研究
SK-Ⅱのアイコンであるフェイシャルトリートメントエッセンスは、発売当初から37年間、ほぼ処方が変わらないという、世界的にも珍しい化粧品です。
そんなロングセラーだからこそできるのが、“フェイシャルトリートメントエッセンスを継続使用した肌”への追跡調査。コレ、個人的にも超~気になります……! 進行中の研究もあり詳細は公開してもらえなかったものの、「処方が変わらないということは、“あえて変える必要がなかった”ということでもあるんですね」という言葉に、好奇心と期待感でムズムズした取材でした。
「酵母と発酵に着目した37年のベストセラー」
SK-Ⅱ フェイシャルトリートメントエッセンス
https://www.cosme.net/feature/201708_nipponpjt_legend01_sk-ii_01
【シュウ ウエムラ編】
3:クレンジングオイルは、お母様のために作られた!?
メイクアップ製品のイメージが強いシュウウエムラですが、最初に誕生したアイテムは“クレンジングオイル”。そして現在、クレンジングオイルだけで7種類(!)ものラインナップを有するという、これまた世界的に珍しいブランドです。
誕生のきっかけは、創業者であるメイクアップアーティストの植村秀さんが、ハリウッドでオイルタイプのクレンジングに感銘を受けたこと。その裏側にはもう1つ、“お母様への想い”があったといいます。
「肌が弱かったお母様のために、スキンケア効果に優れたクレンジングを作りたいという気持ちがあったんだって。初期の製品“ヒロ クレンジング オイル”は、今でいう敏感肌用クレンジングオイルの先駆けなんだよ」とは、この回を担当したライターの長谷川真弓さん。素敵なエピソードですね~。
4:理想の感触実現のため、研究者はカシミヤを触りまくった
長谷川さんの話しで印象的だったのが、開発担当の研究者・丸山和彦さんのエピソード。シュウウエムラのクレンジングオイルは、通常10種前後の油を組み合わせているそうです。
数多のオイルの個性を把握するために、丸山さんは日々油の特徴を肌で覚え(実際触って)、文字通り“油まみれ”の日々をおくっていたそう。「オイルのことを語らせたら、いつまでも話せてしまうほどのオイルおたく(←褒め言葉です)だったよ」と。
そんな丸山さん、ある日、植村秀氏から「カシミヤのような肌触りのオイルが欲しい」というオーダーを受けます(秀さんのオーダーはいつも感覚的というか抽象的だったそうです)。
「カシミヤっぽさって何だろう、満足して頂ける製品ができるんだろうか」、と途方に暮れた丸山さん。“カシミヤの肌触り”を肌感覚でつかむため、何度も百貨店に足を運び、カシミヤ素材の製品を触りまくったのだとか…! こうして誕生したのが、「アルティム8∞スブリム ビューティクレンジングオイル」。“カシミヤタッチ”は、研究者の地道な努力から誕生したんですね。
「『落とす』ことにこだわり続けて50年」
シュウウエムラ クレンジングオイル
https://www.cosme.net/feature/201709_nipponpjt_legend02_shuuemura_01
いかがでしたでしょうか?
次回も取材こぼれ話、名作コスメトリビアをお届けしたいと思います。お楽しみに♪
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