
昼間、Nさんに電話をして夜ご飯を食べる約束をする。
通いなれた場所。
誰かに見つかると嫌だったので、一つ前の駅で降りて歩いてゆく。
いつものカフェ着。Nさんに電話をかけ、呼出す。
5、6分してNさん到着。こころなしか痩せたような。
もともと色の白い人だが、さらに白くなっている気がする。心配だ。
食欲が無いらしく、Nさんはチーズケーキとプリンを頼む。
Nさんが食べるのをじーっとみていると、食べさせてくれた。おいしいー。
フォークを持つ細く長い指。さわりたい、な。
Nさんは、あーあ会わないつもりだったのに会っちゃったと頭を抱えている。
しばらくほたっとくつもりやった、と言われた。
一人わたしと一緒に自社に戻った人の名前をあげて、
同じ会社なんやからあの人でもええやん。と言う。よくなーいと騒ぐ。
じゃ、あの人は?と別な人の名前。よくない、好きじゃなきゃだめなのだ。
当たり前だけど。
普通に仲良くできるだけじゃだめなのだ。
うわべでの繋がりとそうでないのの区別もつかんのかこの人は。
でも、やきもちをやかれているようで少し嬉しい。
Nさんじゃなきゃだめなんだもん、と言うと。
ほんまかぁ?と言われる。
もうちょっとまじめになったら、たくさんあそんだる、とか。
(まじめってなんやねん。笑。)
Nさんが仕事に戻らなくてはならない時間になった。
お店をでて、キスをしたり、暗がりで抱き着いたり・・・
来週の平日のお休みに、家に遊びに来てくれる約束をした。
とても楽しみ。
その夜Nさんから数回電話が入る。
声がまたすこぶる優しくなっていて単純な人だなぁとおもった。
ヨーコ姉さん
さくらん。さん