
先日、地元の友人と話していたら、こんな会話の流れになった。
「服ってのはね、布だよ布!あと、縫製。ブランドなんか関係ないね!」
私たちの生まれ育った町は、山奥のど田舎の繊維の町である。
織物工場をはじめ、撚糸工場、染色工場、縫製工場、ニット工場、……ありとあらゆるアパレルに関するものが揃っていた(アパレルブランドを除いて)。
他国の安い労働力に押されて、最盛期からは想像がつかないくらいに過疎化が進んでしまっているが、それでも細々とやってる工場がいくつかある。
とあるブランドのコートなんかも、母がパートをしていた縫製工場で作っていた。
そういった環境で生まれ育ったせいか、私たちも服を買うときに布と縫製を見る癖がついてしまっている。
着るものなんてユニクロでもしまむらでもGUでもなんでもいい。
ただ、作りさえしっかりしていれば。
(もちろん、ハイブランドにはとても美しいカッティングやデザインの服が沢山ある。しかし、それらを日常的に身にまとうような生活環境に私はいない)
30代半ばに差し掛かっている今、単に流行に追いつけてないだけ、……とは考えたくない……。
そんなこんなで、今日もユニクロで1000円くらいだったトップスと、雑貨屋で半額3000円くらいで購入したスカートでスーパーに買い物に出かけようと思う。
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