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先日、アヴェダの専属アロマ調香師、ガイ・ヴィンセント氏が来日され、
プレスセミナーへ伺って参りました！
美容業界の中でもとても珍しい、会社専属の調香師であるガイ氏。
オーストラリア生まれで世界中を旅し、
6つの大陸にまたがって自然原料の工場や調達地を訪れ仕事をし、
天然香料やエッセンシャルオイルの知識を広げたのだそう。
調香だけでなく、化学化粧品や医薬補助品などの知識も持ち合わせており、
アヴェダの前は16年間、アロマセラピーや化粧品会社、
マンダリンやフォーシーズンといったホテルのためのアロマづくりをされています。
アヴェダのマスター調香師である塩沢紘一氏指導のもと、
2010年に自然調香師として入社されました。
私は以前より、アヴェダのPRさんからキャラバンをしていただいたり、
一緒にお食事をさせていただく中で、ガイ氏のお話をよく伺っていたこともあり、
今回直接お会いできると知り、とてもとても楽しみにしていたのです！
ガイ氏はアヴェダの製品の香りについて、こう説明されています。
①美しい香りであること
②機能的であること(製品と感情的なつながりを持つ)
アヴェダでは、アロマは人間をケアしてくれると考えており、
成分の多くはオーガニックを使用、
特にエッセンシャルオイルは95%がオーガニックだそう。
地球環境を大事にして取り組んでいるため、環境配備はあらゆる面で考慮されています。
アヴェダが使用している、
ブロガリア産のローズオイルは、1kg170万円ほどの高級品。
140万本の薔薇によって作られています。
一般的に安価なローズオイルは1kg 4500円ほどであり、その差は歴然。
どれほど高品質なものを採用しているか、伝わりますよね。
今月発売されたばかりの新アロマヘアケア、『チェリー アーモンド シリーズ』。
『チェリー アーモンド シリーズ ソフトニング シャンプー』
(250mL ￥2,200+税)『チェリー アーモンド シリーズ ソフトニング コンディショナー』
(250mL ￥2,300+税)
こちらの爽やかで甘酸っぱい香りには、
ベンズアルデヒドという成分が使われていますが、
実際にサクランボやアーモンドから採ることは難しいそうです。
その代り、植物化学に基づき、下記の香りなどを含めた38種が複合され、
チェリー アーモンドの香りを創り出しているのです。
この日は、実際に4つの香りを試させていただくことができました！
①スイートオレンジ・・・果汁をしぼったかのようなフレッシュなオレンジでした②トンカビーン・・・ほんのり甘く土っぽい部分もあるグルマンノート
③イランイラン・・・最高(笑) あざやかでグラマラスでした
④38種のブレンド・・・チェリー アーモンドの香り。かわいらしく少しアメリカっぽい。
アヴェダには「アヴェダらしい香り」がありますよね。
私は香りの仕事をしている上で、調香師やブランドによって「らしい香り」というのを、
よく感じることがあるのですが、アヴェダらしい香りもとても感じます。
「ベチバー」のブレンド香料を試香させていただくと、
アーシーで土っぽくマスキュランなベチバーの単品香料だけでない、
とても自然の風景が伝わってくるような、ドラマティックな香りとなっていました。
ガイ氏のお話でとくに興味深かったことが、
「香りのインスピレーション」について。
私自身は、ナチュラルケアシリーズ『Moii』というブランドの香りのディレクションに携わっていますが、
最初に文章から書き始めるんです。物語から。
そこからイメージした精油をピックアップしていってブレンドの提案をしていきます。
ガイ氏もストーリーから考えるとおっしゃっていて嬉しかったのですが、
さらに凄い点が・・・！
それは「製品の持つ機能からもイメージを作る」ということ。
分かりやすく説明すると、
例えばアヴェダに「カラーコンサーブ」という
カラー後の色もちを良くしてくれるシリーズがあるのですが、
カラーを保ってくれる、守ってくれる、鮮やかに居させてくれるという、
製品の機能部分からもイメージを膨らませて取り入れているのだそうです。
香りの物語だけでない、ストーリーの膨らませ方、非常に興味深いものでした。
ガイ氏は香りづくりをする際に、ひそかにギフトを作っているようなイメージだと言います。
そして自分は化学者というより、アーティストであると。
その想いがとても伝わるお話の数々で、私は感動しました。
ゲストが皆さま帰られたあとも、私の質問などにお付き合いくださったのですが、
その際、セミナー内では試香に出されなかった2つの香りを、
特別に試香させていただいたんです！感激！
まず、ローズガーデンの香り。
こちらは想定以上にグリーンノートで驚きました。
ローズの葉や茎、開ききっていない朝露に濡れたつぼみのようなグリーンさ。
そこに朝の太陽の光が煌いて、少し湿った土がエネルギーを発している。
そんな光景が目の前に浮かびました。
次は、イランイランの花をたくさん摘んでカゴいっぱいになった香り。
もう、ノックアウトされました。
目の前にそのイランイランの籠があるかのように感じるほどの濃厚さ。
イランイラン好きな私としては、ちょっとクラッとしましたね(笑)
アヴェダはもう10年くらいのお付き合いで、
ずっといろんな製品にお世話になってきましたが、
さらに奥深い部分を知ることができて、ますます好きになりました。
是非皆さんもアヴェダ製品を使用する際は、
香りにも注目してみてくださいね♪
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