外出先でふと鏡を見ると、湿気で広がった髪にうんざりしてしまいますよね。
でも、少しの工夫で広がりを最小限に抑えることはできるんです。
今回は、毎日ちょっとした時間でできる「湿気による髪の広がりを抑える方法」を紹介します。
湿気で髪が広がってしまう理由とは
まずは、なぜ雨の日だけ髪が広がってしまうのかを解説します。
湿気で広がりやすいのは、健康な髪よりもダメージヘアの方。
実は、傷んだ髪を顕微鏡で拡大してみると、表面を覆っている「キューティクル」があちこちはがれ、そこから「コルテックス」と呼ばれる中身が流出して隙間の空いた状態になっているんです。
雨の日はこの隙間に湿気が入り込み、1本の髪の中で水分量の多い部分と少ない部分のムラができることで、髪にうねりを引き起こします。
うねった髪は互いに周囲の髪を押しのけてしまうため、全体を見ると広がって見えるのです。
髪の広がりを抑える方法1:ダメージを補修・予防する
「広がりにくい髪」の条件は次の2つです。
CHECK
- 髪内部の水分が適量であること
- 水分のバランスが整っていること
上記を叶えるためには、毎日のお手入れでダメージを予防・補修していくことが大切。次のような点に気をつけましょう。
紫外線対策
顔だけでなく髪にも、日傘・帽子などで直射日光が当たるのを防ぎましょう。髪用のUVスプレーやローションも市販されています。
シャンプー前のひと手間
シャンプーする前にブラッシングしたり、お湯で予洗いをしておくと、シャンプー中に髪が絡まないため、摩擦によるダメージや切れ毛を抑えられます。
髪に優しいシャンプーを選ぶ
シャンプー中は、髪がもっとも無防備になる瞬間。髪に優しい成分のシャンプーを選ぶことも欠かせません。
「BOTANIST ボタニカルシャンプー モイスト」は、サトウキビ(サトウキビエキス)※1や甘草(グリチルリチン酸2K)※1・ダイズ(PEG-30フィトステロール)※1など、植物由来の保湿・コンディショニング成分を配合。
セラミドNG※1やナノヒアルロン酸(加水分解ヒアルロン酸)※1など植物由来の毛髪補修成分配合で髪にうるおいを与え、しっとりとして広がりにくい髪へと導きます。
※1 保湿成分
ドライヤーのかけ方にもコツがある
シャンプー後は自然乾燥ではなく、必ずドライヤーで乾かしましょう。
濡れた髪はキューティクルが下に向けて開いた状態なので、上から下に向けて風を当てることでキューティクルを寝かせて閉じることができます。
仕上げには全体に冷風を当てて、キューティクルが整った状態をキープしましょう。
髪の広がりを抑える方法2:ヘアオイルでまとまりを
ストレートパーマや縮毛矯正などの施術でも当初は髪はサラサラになりますが、やはりある程度の髪へのダメージは避けられません。
また頻繁にサロンに通うのは時間もお金もかかります。
毎日、自宅で髪に負担をかけずにケアするなら、ヘアクリーム・ヘアオイルなど油分のあるヘアケア剤がおすすめ。
髪の内部に余計な水分が入り込まないよう髪の表面をオイル分でコーティングすることで、手軽に髪を湿気から守れます。
おすすめの使い方は、タオルドライ後にヘアオイルを毛先中心になじませ、その後にドライヤーで乾かすこと。仕上げに薄く重ね付けするのも良いですね。
上質なヘアオイルほど、まとまるのにべたつかずサラサラに仕上がります。ぜひ質のいいものを選びましょう。
髪の広がりを抑える方法3:髪型アレンジに一工夫
朝、丁寧にヘアケアしている時間がない!という日は、髪型アレンジで上手に広がりをカバーしてしまいましょう。
髪の長さにより、次のようなスタイルがおすすめです。
おすすめ!
- ショートヘア:スカーフ、ターバン、キャップなどの小物でボリュームを抑える
- ボブ&ミディアムヘア:編み込みやくるりんぱを取り入れたハーフアップ
- ロングヘア:ルーズなお団子ヘアや毛先までの編み込みヘア
また、ヘアオイルを使って、濡れたようなツヤに仕上げる「ウェットスタイル」なら、トレンド感を演出しながら髪の広がりを抑えることができて一石二鳥です。
上記のヘアアレンジをする前に、髪にオイルをなじませておくのもいい方法ですね。
おわりに
髪質は人それぞれですが、湿気対策はどんな髪タイプでもある程度共通です。
ダメージの予防と補修、良質なヘアケア剤でコーティング、髪型アレンジなど、できることから始めてみましょう。