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糖質制限してる!けど、なかなか体重が落ちないのはナゼ?!(後編)

糖質制限してる!けど、なかなか体重が落ちないのはナゼ?!(後編)

こんにちは。
前回のブログで、糖質制限ダイエットについて触れさせていただいた続きを
今回のパートでブログ記事にさせていただきます。

NHKのクローズアップ現代で、糖質制限ダイエットが特集された時に、
こんなイラストがありました。分かりやすいですね。



前編で挙げさせて頂いた、
糖質制限ダイエットでうまくいかない主な原因と注意点の3つは、
1.水分が減って一時的に減量しているだけだった
2.筋肉量が落ちてしまう
3.過度な糖質制限は、実は不健康
でした。


では、今回後編として、
もう3つの注意点を挙げさせていただきます。


4.実は糖質制限できてない、または脂質摂り過ぎのリスク



お米やパンや麺類を控えていても、間違った食事の選び方で糖質を摂り過ぎているケースがあります。
例えば、

春雨です!

(僕も昔食べてました。。。)
低カロリーでヘルシーなイメージですが、実は春雨100gあたり約80gの糖質を含んでます。(なるべく減らしましょう。)



野菜を多く摂ろうとして、野菜ジュース(もしくは果物ジュース)を多く摂取している方も要注意です。
野菜ジュースなどは飲みやすくするために糖質を多く含みます。
裏側のラベルを見てみてください。
フレッシュスムージーなどであれば大丈夫でしょう!

また、野菜や果物の種類によっては糖質がそれなりに高いものもありますので、
糖質の摂り過ぎには注意しましょう。


糖質を抑えるために、ステーキなどの肉だけを食べて
ダイエットや身体維持をしようとしている方もいらっしゃいますが、
お肉だけでエネルギーを得ようとすると脂質過多になりがちです。
(魚ばかりだと、水銀など有害物質を過剰摂取してしまいます。)

血液や血管がドロドロになるリスクや、
免疫炎症を整えるバランスが崩れて、肌荒れや不調が起きる可能性があります。(T_T)
(※1)



5.脳内のストレスに繋がる



短期間で痩せた場合、特に食事制限や糖質制限をメインにして痩せたケースでは、
継続できないような短期集中ダイエットで、身体には負担がかかるだけでなく
エネルギー供給不足によって、脳のストレスに繋がってしまいます。

「低血糖症」の手前の状態になることもあり、
低血糖の状態になると、前述のエネルギー供給不足となりうので、、
眠くなったり、大脳皮質の働きに影響が出て、抑制力や判断力が鈍ることもあるそうです。

また、その状態を回避しようと、摂食中枢を刺激して糖質を欲するように脳から信号が出てしまったり、
神経伝達物質であるアドレナリンやノルアドレナリン、ドーパミンなどを分泌したりします。
これらが脳全体の機能バランスを悪化させ、イライラや集中力の欠落などを引き起こします。



6.エネルギー生成に必要な成分が、糖質から作られる



最後の6つ目は少々専門的で、これは余談ですが、
学校の先生数人に聞いたらミトコンドリアからエネルギーが生成されることを知っていたので、
どうやら私たちはミトコンドリアという"エネルギー工場"からエネルギーが生成されていることを、義務教育で習っているようです。忘れますよね。笑

ミトコンドリア内では、クエン酸回路(TCA回路)と言われる、
ビタミンや酸素を使ったエネルギー生成プロセスによって、
人体の約95%のエネルギーを作っています。
(残りの5%は簡単に言うと無酸素運動のエネルギーです。)

細部は、美容から遠ざかるので割愛しますが、
エネルギー源となる3大栄養素(糖質、脂質、たんぱく質)が消化・分解され、
水と酸素が使われて、クエン酸回路が回り続けると、
タービンが回るように、エネルギーが作られます。


(※2)

自転車をこぐ際に、チェーンやタイヤが正しく繋がっていないと
力が伝わらずタイヤを回して進むことができないのと同じで、
酸素、ビタミン、アミノ酸、補酵素などの必要条件がチェーンとして揃わないと
ミトコンドリア内でエネルギーが生成されません...!!




そのチェーンを構成している一つに、「オキサロ酢酸」があります。
オキサロ酢酸は、クエン酸回路において欠かせないので、
自転車でいうチェーンの1部です。これがないとチェーンが切れてしまい、自転車が動きません。


脳や赤血球は、グリコーゲンをエネルギー源にしているので、
それが枯渇すると生命を維持できなくなります。>_<

その際に、肝臓でアミノ酸などからグリコーゲンを生成して代用するのです。

わたしたちは、糖分が摂れない時や運動で使い果たした時には、
糖分以外からエネルギーを生成できる身体になっているのですね!


アミノ酸からグリコーゲンを生成する際に、オキサロ酢酸が使われてしまい、
逆にクエン酸回路に必要なオキサロ酢酸が枯渇してしまいます。
(そのオキサロ酢酸を補うためには、エネルギーを使って他の物質から生成しなければなりません。。)

エネルギー代謝の効率が落ちてしまいます。

つまり、摂取する糖質が少な過ぎると、オキサロ酢酸減少し、
いわゆる"燃費が悪い”状態になってしまうのです。



糖質ってワルモノにされることもありますが、大事な役割を担っていますよね!!


以上が後編でした。m(_ _)m

前編と後編でまとめると、
糖質制限ダイエットでうまくいかない主な原因と注意点は、

1.水分が減って一時的に減量しているだけだった
2.筋肉量が落ちてしまう
3.過度な糖質制限は、実は不健康
4.実は糖質制限できてない問題、または脂質摂り過ぎ問題
5.脳内のストレスに繋がる
6.エネルギー生成に必要な成分が、糖質から作られる


となります。
参考にしてみてください♪

過激な糖質制限や、偏った食事をしている人がいたら、教えてあげましょう!!



最後までお目通しいただき、ありがとうございました★


もし参考になりましたら、是非いいね押して頂ければ今後に役立つので嬉しいです^^


<参考文献>
(※1)
講談社 現代ビジネス
専門家の警告、食事は「炭水化物抜き」が一番危ない(週刊現代)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/38359?page=2

(※2)
引用:山形大学医学部/看護師のための生理学の解説書『図解ワンポイント生理学』より
https://www.kango-roo.com/sn/k/view/2297

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