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手足にできてしまった傷はどんなに小さなものでもズキズキ痛いですよね
今までの傷ができたときの治療法は絆創膏を貼って、傷口を乾燥させて、かさぶたを作ることでした。
しかし、最近では傷口を乾かさない「湿潤療法」が主流となっています。
傷口に潤いを保たせたまま密封する方法で、消毒液もつかいません。かさぶたもできにくいので傷跡も残りにくいです
ケガをすると、損傷した組織を修復するために、傷口近くの細胞が呼び集められます。
さらに、傷口からは無色透明の体液（滲出液）が出てきます。この滲出液には、呼び集められた細胞の成長を促す働きがあります。
この滲出液を傷口周辺に長時間キープする(湿潤状態を保つ）ことで、傷の治りを早めることができます。
この「湿潤療法」には「ハイドロコロイド」という素材を使った傷パッドを使用します。従来の絆創膏は傷口を保護すると同時に滲出液も吸い取ってしまっていたので、傷口修復のために働いてくれるものもで吸い取ってしまっていました。
ハイドロコロイド素材の傷パッドは滲出液に触れるとジェル状に変化して白く膨らんだ状態になります。この滲出液を十分に含んだジェル状のパッドが傷口を保護してくれるので、傷の治りも早くなります。
またこの方法であればかさぶたができにくいため、傷跡も残りにくいのです！
消毒液を使用すると悪い菌を攻撃すると同時に、傷を治そうとする細胞や滲出液にも攻撃をかけてしまいます。湿潤療法では、消毒液を使わずに、水道水で傷口を洗ってください。石鹸も使用しなくて大丈夫です。そうすることで滲出液の働きを邪魔することがありません
ハイドロコロイド素材の傷パッドを使うときは、1分くらい手で温めてから使用します。
そうすることで柔らかくなって、傷口にピッタリ張り付きます。貼り付けた後も1分くらい手で押さえるとさらに剥がれにくくなります
ハイドロコロイド素材の傷パッドは防水性が高いので水に濡れても簡単にははがれません。5日間程度は使い続けられます
ハイドロコロイドを使う際の注意点ですが、傷パッドを貼った翌日に傷口が熱をもっていたり、臭いがでてきているような場合は最近に感染している場合があるので病院へ行くようにしてください。
また、2歳以下の子供は皮ふが薄くて敏感なため、使用できませんのでご注意を
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