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日焼け止めの禁止成分

日焼け止めの禁止成分

日焼け止めは非常に厳しい時代に突入。

以前にそんな話題を記事にしましたが

いよいよ使用禁止令が施行される国が・・・。


■日焼け止め成分とは


日焼け止めは混乱の時代に突入するという話題を
以前にも取り上げました。

何がどうなるのか復習をしておきますと
つまりは、紫外線を防御する成分のどれもが
配合を規制される可能性が出てきている
という問題です。

現在、世界中のどの日焼け止めにも使われている
UVを防御する成分には大きくわけて2つのタイプがあり
皆さんもよくご存じのように
いわゆる”ノンケミ”と言われる日焼け止め成分
「紫外線散乱剤」
そして”ケミカル”と言われる
「紫外線吸収剤」があります。

紫外線散乱剤とは無機物原料
金属が鏡のように光を反射する特性を利用し
微粒子にまで微細粉砕した金属成分で
紫外線を物理的に散乱させる成分です。

代表的な成分としては
「酸化チタン」「酸化亜鉛」などがあります。

一方の紫外線吸収剤は
有機物物質が特異な波長帯域の紫外線を
吸収する性質を利用したもので
オイルを含め全ての有機物は
いずれも必ず紫外線を吸収しますが
人体に影響を及ぼす波長帯を
特に有効に吸収する物質が
紫外線吸収剤として選ばれています。

成分としては
「オキシベンゾン◯◯」などがよく知られています。

■日焼け止めの配合成分規制とは?


紫外線からお肌を守るには
このような機能を持つ成分を配合しなければなりませんが
いずれも人体への影響と環境汚染問題で
使用が問題視されているのが現実です。

ナノ素材による人体への影響が取り沙汰されている
紫外線散乱剤の方は人間が困るだけなので
手前味噌な問題と言えますが
環境問題に対しては
保護団体の影響力が強いアメリカや
ヨーロッパといった諸国が非常にシビア

紫外線吸収剤に対しては
いよいよ規制への動きが活発化しています。

海が美しいとされる諸外国では声が特に強く
サンゴ礁の白化問題は
この紫外線吸収剤との関わりだとの見解も出ており
具体的な提言までなされています。

ではこの問題
日本は対岸の火事のように
静観してて大丈夫でしょうか?

確かにこの問題については
すでに数年前からザワついていましたが
具体的にメディアなどを通して
皆さんの目や耳に触れることは少なかったかもしれません。

なので、化粧品業界にとって劇的な問題ならば
大きなニュースにならないはずもないと
どこか楽観視しているのかもしれませんね。

いえいえ、ことは着実に進捗しています。

■海外における実際の規制


日本国内では日焼け止め製品の選択について
規制は全くありませんが
既に海外では具体的に法的な規制が施行されている
もしくは施行日が決定している
国や自治体があります。

具体的に列記してみます。
まず既に規制が始まっている地域です。

<パラオ> 2020.1.1施行(「責任ある観光教育法2018(The Responsible Tourism Education Act 2018)」)

パラオに関しては日焼け止めに限らず
以下の成分が配合された化粧品の使用・持ち込み・販売・輸入が
禁止されています。

 ・オキシベンゾン/ Okybenzone(BP3)
 ・オクチノキサート/Octyl methoxycinnamate(EHMC)
 ・オクトクリレン/ Octocrylene(OC)
 ・エンザカメン/ 4-methyl-benzylidene camphor
 ・トリクロサン/ Triclosan
 ・メチルパラベン/ Methyl paraben
 ・エチルパラベン/ Ethyl paraben
 ・ブチルパラベン/ Butyl paraben
 ・ベンジルパラベン/ Benzyl palaben
 ・フェノキシエタノール/ Phenoxyethanol

    *販売業者は1,000ドル以下の罰金、持ち込んだ場合は没収

上から3成分が
日本でも日焼け止め製品によく使われている紫外線吸収剤です。
他にも皆さんもよく知る
防腐剤も入っていますね。

次に、来年早々に施行される地域です。

<ハワイ> 2021.1.1施行(日焼け止め禁止法案に州知事がサイン)

 ・オキシベンゾン/ Okybenzone(BP3)
 ・オクチノキサート/Octyl methoxycinnamate(EHMC)


2成分ともに日本でよく使われる紫外線吸収剤ですが
来年早々からハワイへも製品を持ちこめなくなります。

ちなみに分かりやすいように
日本での成分表記名に直しておきましょう。

「オクチノサート」→メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
「オキシベンゾン」→「オキシベンゾン-〇(番号)」


いずれも日本人の観光客が多い観光地。
皆さんも渡航される計画がありましたら
ご注意下さい。

■日本へも波及か


以上、現時点では日本にいる限り特に影響はありませんが
これまでの化粧品業界の歴史を振り返っての前例通り
ヨーロッパやアメリカの規制は
ほぼ必ずといって良いほど
日本に影響を及ぼすのがセオリーです。

いえ、むしろ時間軸は遅れる傾向が強い分
より厳しい規制が敷かれるのが通例と考えて良いでしょう。
今後の動向に要注意ですね。

ではでは。

by.美里 康人
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【コスメあら!?カルト??】

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