
1週間くらい前に母から電話が来て、
「東京でやってる展覧会に行きたいんだけれど付き合って~。」
と言われて、昨日行ってきました
朝、アタシは大阪から飛行機、母は浜松から新幹線で東京へ。
新橋で待ち合わせして、そこからタクシーでホテルオークラ東京へ
第18回秘蔵の名品アートコレクション展 東京美術学校から東京藝術大学へ
どういう展覧会か…というと、ホテルオークラ東京では毎年藝大の関係のコレクションをこうして展覧会にしているみたいなのですが、今年は特に東日本大震災のチャリティーイベントも兼ねていて、更に今まで門外不出だったような作品も展示してくれている…というんです
宮内庁で保管されているようなものとかも出展されていて、かなり見どころいっぱい。
主なところでは、西洋画家では黒田清輝とか、日本画家では横山大観とか、アタシでも名前を知っているような方々の作品が展示してありました。
みなさん、藝大、もしくはその前身である東京美術学校にゆかりがある方たちの作品です。
習作からすごい大作まで、結構見応えある展示会でした
この展覧会を観終わった後、ほんとうだったらランチがセットになっている券を買うつもりでいたんですけれど、どのレストランもいっぱいでそのチケットが買えなかったですね
まぁ、でもレストランに直で行ったら通常メニューあるでしょなんていいながらオークラの中華『桃花林』へ
問題なくすぐに席を案内してくれました
…で、メニューをみたら、「アートコレクション限定ランチコース」というコースが
チケットとセットじゃなくても同じコース食べれるしっ
チケットとセットの方が一人500円くらい安いみたいですけど、展覧会の受付では、レストランが全部予約で席いっぱいみたいなこと言われたので、チケットとセットじゃなければいけることを教えてくれたら良かったのに~
なんだか拍子抜け~
まぁいっか。
画像はちょっとだけですが
前菜盛り合わせ
干貝柱と豆腐のとろみスープ
芝海老とたけのこの炒め
ババロアラズベリーソース
家に帰ってきてから思ったんですが、桃花林って他でも行ったことがある気がする…って色々と考えていたんですけれど、地元のオークラで何度も行ったことありましたよ
オークラは、基本的にどのホテルに行っても同じレストランが入っていますもんね。
和食の山里とか、地元のオークラだけでなくマカオのオークラにも入ってたし。
アタシ、オークラクラブインターナショナル会員ですが、たまに来る冊子にもレストラン情報いっぱい載っていましたわ
最近滅多に使わないからすっかり忘れてた
お腹もいっぱいになったところで、アートコレクションのチケットの半券に入場券がついていたので、ホテルオークラ東京の眼前にある大倉集古館に行ってみました
しょーじきな話、アートコレクション展よりもこっちのほうがアタシ的にはテンションだったんですよ~~っ
ホテルオークラの創始者の大倉喜八郎さんが創設した、日本初の私設美術館が大倉集古館になります
大倉集古館
建物は、古い石造りで、中国風の装飾だったり、石像だったりが庭のあちこちにありました。
多分大倉喜八郎さんは、中国の歴史的文化財が好きで集めていたんだろうな~って思うようなものが常設展でもいっぱい展示してありました
国宝クラスのものも3点ほどあって、特に目を奪われたのは大きな普賢菩薩像
木の彫刻ですが、かなり精密で、保存状態も良くて趣がある像でした。
そして、特別展なんですが…
何をしているかというと、特別企画展「国宝 古今和歌集序と日本の書」という特別展になります。
大倉集古館では、国宝クラスの展示物のひとつに、古今和歌集序が保存されているんですが、文化財保存事業により3年にわたって修理されていました。
その修理後初の公開になるんだそうです
ものすごくキレイな色とりどりの料紙に書かれた、独特のかな文字は、ずっとみていたくなるくらい魅了されちゃいました
コレを観ていたら、日本人に生まれて良かったと強く感じてしまいました。
それくらい、すごく引き込まれるようなかなの書でした。
古今和歌集序だけでなく、たくさんのかなの書が展示してありましたが、かなの書って、その独特の文体もそうですが、改行の仕方とか、文字の散らし方とか、そういうのも全て含めてひとつの書じゃないですか
その絶妙なバランス感覚っていうのが、その時の情景を現しているようですごく魅力的でした。古今和歌集序は、色とりどりの料紙につらつらとかいてあるので、そういうバランス的なものはあまりありませんが。
秘蔵の名品アートコレクション展は8月26日まで、大倉集古館の古今和歌集序と日本の書展は9月30日までですので、興味のある方は是非行ってみてくださいね~
ほんとうは、ひと通りホテルオークラ東京での展示会を観終わってから、時間をみて上野で落語でも見ようか~なんて話をしていたんですけれど、この時既に15時過ぎくらい。
座ってお茶でもしたいという欲のほうが強い上に、アタシも母も飛行機や新幹線の時間があったので、上野は諦めて、銀座の千疋屋へ
フルーツポンチを食べました
新鮮フルーツで作ったフルーツポンチは美味しかったです
母はアタシより大きなメロンパフェ食べてた お腹弱いのに、お腹壊さないか心配でしたよ
そんなこんなでお互い時間が来たので、有楽町でお別れして、アタシは大阪、母は浜松への帰路につきました
おまけのにゃんこちゃん。
こんなところにどーやって登ったんだろ
大勢の人が群がって写メってたので、近寄ってみたらこんなにかわいいにゃんこちゃんがじっと皆に写メられていました
かわいすぎ~っ
アタシも写メりましたよ、こんなにカワイイんですもんっ
土曜日に、お友達の家でお茶していたんですが、母と東京へ行くって話をしたら、
『浜松と大阪からわざわざ東京で集まるの』
ってびっくりされました。
でも、母もそれなりの年になってきたので、したいとか行きたいとか欲しいって言われたらなるべくリクエストには答えるようにしています。
母もアタシに気遣ってあんまりそういうリクエストもしない方なので、たまにこういうことを言ってくるっていうことは相当行きたいんだろうと思うし
だいたい、先月も京都に遊びに来ていて、最後のほう新幹線の時間まで2時間くらい時間を持て余した…とか言ってたし。
呼んでくれたら行ってたのに
母は、学生時代は藝大に行きたくて猛勉強したらしいんですが、撃沈してあきらめざるを得なかったことを昔聞かされました
絵を描いたり、色々とデザインしたりするのが好きで、50代後半からPCを独学でやりだして、今ではフォトショを使いこなして絵を書いたり写真を加工したりして、たまにそんなイラストがプリントされた絵葉書が送られてきます。
60代半ばになってもそんな趣味を持ってる母はえらいと思う
…そんなわけで、次回は来月名古屋ボストン美術館にお付き合いすることになっています。
なんでも、日本美術の至宝という特別展をしていて、前期と後期に分かれてやるらしいんですが、前期が来月で終わりなんだそうです。
後期は後期で行きたいんだそうですが、両方お付き合いしてくる~
名古屋だと中間なのでお互いちょうどいいんですけれどね
なので、アタシは雀おどりにところ天を食べに行きたいとリクエストしておきましたよ
芸術より食い気って訳ではありませんが
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