
好きな色。似合う色。
2012/10/11 21:30
久しぶりに鏡の前であてがったそのシャツは、不思議な程に似合わなかった。
何故この論理がゴールデンルールなのかは解らないが、
男も。
食べ物も。
ファッションも。
ビューティーも。
好きなモノが似合うモノとは違う事が多々ある。
好きなモノが似合うそれと同じ人は、とても幸運である。
幸せは、結局自分にとって一番大事なニーズを満たしてくれる事であるという事も大きな要因。
誰から見ても一級品が似合う人もいれば、あこがれはするけれどもかすりもしない人も居る。
同じく、誰から見ても粗悪品でも、本人がそれを一番必要としているモノであれば、幸せへ道である。
若い頃は、意地を張って好きな色が自分の似合うそれとは違ってもしがみつく。
それが、幸せだと思って止まないし、似合う日が来る事だけに神経を集中させてそこに故を見る。
それが、幸せだったりする。
似合わないという満たされない思いを、その夢見る心で埋めたりする。
それって、結構こころの体力を要する。
解る日は、人それぞれ。
でも、現実を生きる人は、ある程度で折り合いを付ける。
自分自身と。
それを、悲しいあきらめととるか、柔軟に自分の新しい色を見つける好機ととるかは。
それも、また人それぞれである。
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