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業務にも慣れてきて、立ちっぱなしもさほど苦痛ではなくなってきました。
慣れってすごいな、と改めて感じます。
さて、食べることが大好きな私。
どんなダイエットもなかなか続きません。
年齢とともに代謝も悪くなり、食事制限をしたところで、
若い頃のようにすんなり体重が落ちることもなく、
太めキープで現在に至ります。
食事内容を見直すことも大切ですが、パワー不足になるのはイヤ。
お腹が減って仕事もままならない、なんて困ります。
やはり、からだを動かして痩せたい。
代謝が上がれば、なおいい。
ということで「非運動性熱産生」。
なんだか難しい印象を受けますが、
運動以外の生活活動によって使われるエネルギー代謝のことだそうです。
雑誌「Tarzan」の代謝ＵＰ特集号（８／２３号）にて知りました。
「Tarzan」では、代謝を上げるための方法が
いろんなアプローチで紹介されていて、とても参考になります。
エネルギー代謝の項目で、興味深いデータがあったので、
ご紹介します。
標準的な日本人における１日のエネルギー代謝って、
● 基礎代謝量 ６０％
（ただ生きて存在するだけで自動的に消費されるエネルギー）
● 非運動性熱産生 ２５～３０％
（運動以外の生活活動によって使われるエネルギー）
● 食事誘導性熱産生 １０％
（食事の消化吸収活動に必要なエネルギー）
● 運動 ０～５％
こんな内訳になっているそうな。
基礎代謝の大小は、体格に由来するところが大きいそうです。
キョンキョンより和田アキ子、チャン・グンソクよりチェ・ホンマンの方が、
消費されるエネルギー量が高いらしい。
同じような体格でも、筋肉質と脂肪質を比べると、
筋肉質の方がエネルギー代謝が高いとのこと。
基礎代謝を上げるには、筋肉を作り、元気な内臓を手に入れることが重要みたいですが、
からだを鍛えるなんて、今の私には無理。
そこで、目を付けたのが「非運動性熱産生」。
要は、運動未満の動きのこと。
歩くとか、物を運ぶとか、そういう日常的動作のことですね。
こちらも面白いことに、
ちょこまかと小刻みに動くタイプ（分散型）と、
やる時はやるけど動かない時はまるで動かないタイプ（集中型）に分けて比較すると、
活動総量が同じでも、分散型の方がかなり代謝がいい。
「止まる → 動く」というスイッチの切り替えをこまめに行うと、
常に交感神経が刺激され、代謝アップにつながるようです。
ちょこまか運動で紹介されていたものを挙げてみます。
右の（＊倍）という数字は、安静時に比べて何倍の強度がかかっているかを
示しています。
男性６５ｋｇ、女性５０ｋｇを基準とし、これより体重が多ければ消費量はさらに増えます。
【家外編】
● こまめに布団を干す（４.８倍）
● 家の周囲を掃き掃除する（４倍）
● 犬を散歩させる（３倍）
● 歩数計をつけて早足で歩く（３.８倍）
● スーパーまで買い物に行く（２.３倍）
● 駐車場はなるべく遠くに停める（３倍）
【家中編】
● ぞうきんで床を水拭きする（４.５倍）
● 洗濯物を手洗いする（３.１倍）
● 立ち姿勢から床の物を取る（２.５倍）
● 立って会話や電話をする（１.８倍）
● 椅子に座って本や雑誌を読む（１.３倍）
● リモコンを使わない（２.５倍）
【オフィス編】
● コピーは自分で取りに行く（２.３倍）
● 電車内では座らない（２倍）
● ランチは会社から離れた店へ（３.３倍）
● １時間に１回、コーヒータイム（３倍）
● トイレはあえて別の階へ（３～８倍）
● 夜の一杯は立ち飲みスタイルで（２倍）
細かい設定によっては、強度も変わってきますが、参考までに。
私の場合、立ち仕事に加え、ちょこまかとした動きが多くなったので、
デスクワーク主体の時に比べると、エネルギー代謝が良くなってきたように感じます。
眠気覚ましに、甘い物を口にすることも少なくなったし、
だんだん痩せてきました。
痩せてきたというより、引き締まってきた感じ。
ちょこまか運動、侮るべからず。
ほとんど「Tarzan」からの受け売りですが、
ダイエットの参考になれば、と思います。
冴原みずきさん
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