
ゲラン ルージュ ジェ #21 Gala
サルバトール・ダリの妻であったガラの名を冠したルージュ。
このお色を見たとき、まさにダリが描いたガラのリップだ、と思いました。
サルバトール・ダリと言えば、ぐにゃりと溶けた時計や、足が枝のように長くのびた馬などの絵で知られるスペインの画家。彼の妻であり、画家のミューズであった、ガラ。これも知られている通り、ダリは彼女をモチーフにした絵をたくさん描いています。

画像ではお色がちょっと違うように思いますが、わたしの記憶のガラのリップはまさに、このリップでした。
失礼ですが…ガラさん、とても美人とは、思えませんね?
いえ、失礼しました。綺麗な方ではありますが、それよりも、なんというか、肝っ玉母さんのような風格があると思いませんか。

そして、若き日のダリ。
目も覚めるような美青年。
たしかダリとガラは10歳ほどの年の差があったと記憶しております。
ですから、ガラと出会ったとき、ダリは若く、これほど美しい青年だったわけです。
当時、ガラは別な方と結婚していたようですが、ふたりは激しく惹かれ合います。
この美しい青年に、ガラはこう囁いたとか。
「わたしの坊や」
そう。まさに、これ。これなんです。
正直言って絶世の美女ではないガラ。けれど相手のダリは本当に美しい青年です。
その彼を前にして、わたしの坊や、と言える、包容力、母性。
これが、あのガラのリップの色なんです。
(ダリとガラのお話については、わたしの記憶を頼りにしているので、へぇ~という程度でお聞き頂けると幸いです^^)
タッチアップして頂いた際、リップペンシルも使用し、はっきりくっきり塗って頂いたおかげで、鏡を見たとき、黒髪に真っ赤なリップが横に伸びてる…妖怪人間ベラ?! と、思いましたけど;笑
赤リップはもともと大好きですし、これはもうネーミングで参ってしまい、購入してしまったようなものです。
(ちなみに、最近ドラマ化されたから知られているのだと思いますけど、『妖怪人間ベム』ってそんなにメジャーなアニメだったのでしょうか 笑。「にんげんになりた~い!」ってすごくインパクトがありますが)
余談ですが、ダリ展で、ダリが作った香水の復元を嗅いだことがあります。
ガラのような女性が好きなのだから、スパイシーなものばかりかと想像したのですが、思っていたより甘くかわいらしい香りのものもありました。

ちなみに、ダリの絵よりも、ダリの写真の方がわたしは好きです。
のうまさん
nm73さん
のうまさん