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「愛と同じくらい孤独」というタイトルに惹かれた

「愛と同じくらい孤独」というタイトルに惹かれた




■ 愛と同じくらい孤独
■ 新潮文庫
■ フランソワーズ・サガン  朝吹由紀子 訳

処女作の「悲しみよこんにちは」が世界的なベストセラーとなり
一躍世界の脚光を浴びたフランソワーズ・サガン
私はインタビュー形式で自分の人生を語る
「愛と同じくらい孤独」を読んでもっと好きになった

小学校を退学になった話や戦争の話など
『フランソワーズ・サガンの伝説』から始まり
最後のインタビュー『おとなでありたくないのです』までは
個性溢れるひとりの女性のポートレートです

『年を取ると喜びは減りますが興味の方は深くなります
年取ることを私は恐れていません』

こんなことをサラリと言える大人って
お洒落でカッコ良くて、その中に暖かさを感じます

私は「愛と同じくらい孤独」なんて背表紙を古本屋で見つけた時に
つい手に取ってしまったんだけど
タイトルのセンスがいいのも、サガンの詩的感性が素晴らしいからだと思う



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