もしものときのために~飼い主ができること~
2013/2/21 23:36
リクエストもいただいて、ありがたいことです。
トップ画像は特に意味はありません…
ペットの安息画像を探していたらNAVERで笑える画像が発見されたので使っちゃいました。
以前、狂犬病予防について書きました。
https://beautist.cosme.net/article/195181
日本では、犬の飼い主は役所に犬の登録を行い、年に一度狂犬病予防接種を受けさせ、登録鑑札と注射済票を犬につけておかなければ「ならない」と定められています。
今回は災害時のために、ペットの飼い主がやっておくべきことのお話です。
中越沖地震や東日本大震災を受けて、ペットの防災対策の意識が高まっています。
行政側がマニュアル作成や訓練をすることも大事ですが、飼い主の皆さんの日頃の心がけが大切です。
1.避難所での生活
被災した場合、ペットと避難する人がほとんどだと思いますが、地域によって同行避難が認められているところと、そうではないところがあります。
(同行避難できない場合は後述)
まずは同行避難する場合を想定し、日ごろのしつけが重要です。
・他の人や動物を怖がらない。
・ケージに入ることを嫌がらず、攻撃的にならない。
・トイレは決められた場所でする。
・無駄吠えをしない。(猫は大丈夫かな)
避難所では動物が好きな人嫌いな人、アレルギーの人など色んな人と生活することになります。ペットももちろんストレスを受けますし、そんな状態でペットがみんなに好かれるか嫌われるかは飼い主さん次第です。
もし自分のペットが嫌われ者になってしまったら、他のペットも嫌われてしまうかもしれません。飼い主さんみんなの心がけが大事です。
2.同行避難できないときのために
犬猫と同行避難できない地域もありますし、他の動物種は基本的に同行できません。
災害時はペットと離れ離れになる、ということを想定しておくことが大事です。
・預け先を用意しておく
緊急時、預かってもらえるような友人、親戚等を探しておきましょう。
・他の人が世話してもらえるようにしつけしてあるか
一時的にシェルターや保護ボランティアに預けることもあり得ます。誰にでもかわいがってもらえるよう、しつけを行いましょう。
3.用意しておくべき防災用品
同行非難する時、人間はもちろん、ペットに関するものも持っていく必要があります。
日頃から用意しておきましょう。
・ペットの食事と水
・ペットのトイレ用品(ペットシーツ、猫の砂等)
・ペットの常備薬
・避難所でのペットケージ・檻・リード・ハーネス(猫にも)
・ペットの写真(ペットを探すときに必要です)
4.災害時、ペットと一緒にいるとは限りません
もしペットに会えないまま、避難することになったら…
皆さんどうしますか。
ペットと会えたとしても置き去りにせざるを得ないときもあります。
新潟県の山古志村の事例では全村避難という事態になり、村民はヘリコプターで限られた荷物を持って避難しなければなりませんでした。大事なペットと一緒に乗せてほしいとお願いしても、あくまで人命優先、置き去りにするしかありません。
誰かが保護、世話してくれるを待つしかない時もあるのです。
そんな時のために、飼い主がしておくべき重要なことは所有者の明示です。
ペットは命あるものですが、あくまで飼い主の所有物。
誰の物なのか、いつでも分かるようにしておくことが必要です。
(1)犬の登録・注射、鑑札・注射済票をつける
冒頭にも書きましたが、これは法律で飼い主の義務とされていることです。
立川市の鑑札と注射済票をお借りしました。
地域によりデザインは違いますが、この2つを犬につけておかなければなりません。
これらがついていれば、番号から飼い主をさかのぼることが出来ます。
また犬の登録はいわば犬の住民登録。
山古志村ではすべての飼い主が登録を行っていたため、どの家に行けば犬がいるのかすぐに把握でき、すばやく保護に向かうことが出来たそうです。
登録がなければそこに犬がいることも気づいてもらえないかもしれません。
(2)迷子札をつける
最近は、可愛い迷子札もたくさん市販されています。
電話番号や名前まで書きたい場合や猫ちゃんの場合はこういったものを利用するのも良いです。
※写真は以下のサイトよりお借りしました↓
(3)マイクロチップを入れる
直径2mm、全長約12mmの円筒形で、中にデータが入っており、専用のリーダーで情報を読み取ることができます。
動物の皮下に埋め込むため、紛失の心配がほとんどありません。
動物病院で入れてもらうことが出来ます。
所有者明示は災害時だけでなく、ペットが迷子になった時にとても重要な役割を果たします。
とあるアンケートの結果です。
・所有者の明示をしている人に「なぜしているのか」質問
→第1位の回答「迷子にならないために」
・所有者の明示をしていない人に「なぜしないのか」質問
→第1位の回答「迷子にならないから」
この結果は飼い主の意識の違いを明確に表したものだと言えます。
「うちの子は室内飼いだから」「大人しいから逃げないわ」
そんなことを思っていても、毎日迷子になるペットは後を絶ちません。
迷子になって交通事故にあってしまったり、誰かを咬んでしまったりすると、ペットが可哀想なだけでなく、飼い主の責任も問われます。
最後に、ペットとは違いますが、これは被災された福島の酪農家の方の言葉です。
「自分は長い間牛を扱ってきて、牛がどれだけ危ない動物が分かっている。牛を野に放つと人に危害が起きる可能性があることを一番よく知っている。
避難するとき、牛たちが餓死することを分かっていて、牛舎の扉を閉めてきた。他の人の迷惑にならないために。」
これは人づてに聞いた話ですが、皆さんはどう思われますか。
牛のことを思うと、牛を野放しにし、避難する方がいいのかもしれません。
しかし他への危害を考え、それを防止する。
どんな事態になろうと自分の飼う動物を最後まで責任を持って管理すること、それが飼い主の本当の責任ではないでしょうか。
この記事は新宿区保健所のHP(
と、私が今まで聞いた話を参考に作成しました。
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