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ノムさん日体大教授に、野球部監督にも意欲

ノムさん日体大教授に、野球部監督にも意欲



写真は田中理恵さんから花束を受け取る野村克也氏=東京・世田谷区内にて撮影・山田俊介氏



 サンケイスポーツ評論家の野村克也氏(77)が4月1日から日体大の客員教授に就任することが4日、同校で発表された。任期は1年。4月8日の入学式で、スピードスケートのバンクーバー冬季五輪代表の高木美帆選手(北海道・帯広南商高)ら、新入生1500人に講演するのが初仕事となる。



 野村氏は「教授なんていう恐れ多い肩書きを頂きまして、恐縮しています。できることを精一杯やりたい。考え方は出発点だと思うので。生徒諸君には考え方のエキスを注入して、正しい方向で努力してもらいたい。学生諸君は毛色の変わったのが来て、ビックリすると思いますけど」と戸惑いを隠せない様子。



 引き受けた理由を「理事長(松浪健四郎理事長)の熱意でしょうね。本気でアタックに来られました。だいたい目を見ればわかりますよ。目は口ほどにモノを言いますから。この熱意に倒された」と明かした。



 大阪出身の松浪理事長は「小さいとき、南海ホークスを見て育ちました。そのときのヒーローですから。猛烈にアタックさせて頂きました」と説明。「願わくば(野球部)監督として、指揮を採って頂いて、学生に活力を与えてほしい。将来的にはお願いしています」と仰天プランをぶちあげた。



 野村氏も「これから日体大はどういう戦力がいて、どういう力を持った選手がいるか、しっかりチェックして、いい方向を見つけていきたいと思います」とやる気満々。



 「弱いチームでも強いチームに勝てるのが、野球の魅力。私の持論として、人間的成長なくして、技術的進歩はないというのがありまして。野球の技術ばかり教えても上手くはならない。それよりも大事なのは人間教育。野村再生工場なんて評価を頂いてますが、すべてはそこからやった。先に監督になった古葉(竹織、東京国際大監督)の話も聞いてみたい」と監督就任会見さながらだった。



 しかし学生野球憲章が厳しく、タレント活動は一切認められない。野村氏は社会人のシダックス監督時代、大学とのオープン戦でCM出演がネックとなり「タレントはベンチに入れないと言われてネット裏で見ていた」という経験がある。「BIG」のCMに出演中の野村氏は「ボヤキばっかりマン」と「日体大監督」という究極の選択を迫られることになるかもしれない。



(サンケイスポーツ 03/04 21:00)

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