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和田竜さん 忍びの国☆彡

和田竜さん 忍びの国☆彡

歴史小説、すごく好きですが

忍者ものは初めて読みました。

和田竜さん
「忍びの国」です
忍びの国 (新潮文庫)和田竜新潮社発売日:2011-02-26ブクログでレビューを見る?
本当は「のぼうの城」の下巻を探して
BOOKOFFを巡っていたのですが

やはり映画化されただけあって
「のぼう」は全然なくて。。。


かわりにこの「忍びの国」を手に取りました。


だからさほど期待もなく


さらに

数ページで何度も挫折。。。
(のぼうもそうでした)


本棚にしまいこんでいたところ
主人が先に読み終わり

「面白いから読んでみろ!」と言われて
最初はちょっと苦労しながら読みました(笑)


なんとなく「忍者」(この本では忍者とは言わない)のイメージって
ものすごいヒーローか
ものすごい脇役でしかなかったので



初めてリアルに感じることができる
人物設定の忍者小説にであった気がします。



いやぁ


忍びの国の人たち



サイテー



(笑)



この本についてはちょっと内容にも触れてみます。


時は戦国時代です。


織田信長が勢力を増していて
上り調子の頃ですね。


そんな中
忍びの国、伊賀のお隣 伊勢を

織田信長の次男信雄(のぶかつ)が乗っ取るところから始まります。


。。。ここのくだりがね、とっても大事なんだけど
とっても退屈で(;^_^A


始めはここからが全然進まなかったんですよね。。。



ここで伊勢側の主要人物の人となりがわかるのですが
それぞれいわゆる「武士」の人たちです。


その後、お話が伊賀に移り
その内情やそこに暮らす人たちの人となりに及ぶのですが



ここまで来たらもう心を掴まれましたね。


さりげなく、
後の大泥棒 石川五右衛門となる人物が出てきたり

この物語の主人公(?)は
とっても強い 無門という忍び



それがまぁ


伊賀の国の人たちは

上の人も下人たちも


ほんと サイテーでね(笑)


でもなぜか憎めないんですよ。



なんて言うか


「痛快」な小説です。


(解説で、児玉清さんもこの言葉を使っていて 
同じ印象を受けたんだと ちょっと 嬉しかった)



戦の哀れさや憎しみはさておいて


その時に感じた「殺意」に

なんとも忠実な方たち。。。



そして


忠誠心などというものはなく

頭にあるのは「金儲け」



そんなサイテーな忍びの国と
武士の心を持った伊勢の国が


合戦をします。


そこにどんな策があって
どんな裏切りがあって

どんな戦いになったのか。。。



このあたりがお話の本筋になります。



すっかり本にのめり込んでしまったので
読んでいる間


戦の悲しみとかではなく
ワクワクしながら読みすすめていました。


特に無門は
私の中で

ルパン三世に見えました(笑)


「マジかΣ(゚д゚lll) すごいなぁ!!」
と思わせる忍びの術もたくさん出てきます。


って事は
アニメや映画に向いていそうな

そんな内容ですね。


心理作戦あり

ちょっとしたプライベートもあり

でも


終盤はほろっとさせる。


要所要所に文献の引用があるので
実際にあった戦を脚色している小説ですが


歴史好きの人もそうだけど
あまり歴史小説に馴染みのない人にも


とっても読みやすくて
とても楽しめる小説ですね。


あぁ、面白かった(*´∀`*)



ブログネタ: 参加中私は派!本文はここから
ほら、わたし、猫タイプなので(笑)
どちらかというと苦手ですね。


まぁ


忍びの国の人たちよりは
まだいいのかなぁ(笑)

人付き合いは得意?苦手?得意苦手

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