
伝えることと通じること
2013/4/7 05:15
(Kの国語ではありません。私のKの国語の能力は、領収書下さいとか、ビール下さいとか、レベル。しかも、難しいと何言ってるのか分からない(苦笑)そして、書けない)
これ、本当に難しいです。
何がって、日本語を読むことが。
元の原稿は他の人が書いた日本語なので、言葉の使い方によっては全く違う日本語の解釈になることもあり上司からの突っ込みは鳴り止みません(笑)
いつだって、はー、日本語って解釈するのも伝えるのもすっごく難しいわー、ってため息の嵐。
本を読むのは好きで、子供の頃からわりと色々読んできたと思うんです。
かと言って、言語能力が発達しているわけでもない。
たくさん勉強したからといって、勉強が出来るわけではないのと同じことね…。
何か、悲しくなってきたからやめましょう(笑)
ちなみに、プロ翻訳家ではなくて、普通のサラリーマンです。
しかし、それでお金を頂いているという意味ではプロなので、元の日本語の間違いがあればそれも見分けて(ある専門の技術的な内容なので、これまた難しい。)、これはどういうことなのか、何を言っているのかということを断定して、言葉を選べるようにならないとだめなんですけど。
翻訳する能力もまだまだだし、修行中(いつまで?)です。日々是精進!
翻って、こういう個人のブログは主観を書くツールであり、受け手の解釈も人それぞれという部分がありますよね。
言ってしまえば、ある命題に対して、コレが正しいんだ!って言う、正解みたいなものはない。
主観だし、人の数だけ正解がある。
ルールは、他人様を不愉快にさせるようなことは書かないとか、客観的なフィルターを通して書いたり画像あげたりとか、そういうことくらいでしょうか(そこんとこも個人の主観が入るから、コレ、って線引きは出来ないけど。)。
ところで、ずっと悩んでいたことがありました。
私は母を病気で亡くしているんですが、もちろん病気になるのって本人が一番辛いことだと思うんです。
でも、その辛いのを見ている周りもまぁ辛い。
でも、こちらが辛いのを見て、本人は自分のせいで苦しんでるんだと思って一層苦しくなってしまう。
だから、周りで見ている自分は平気なふりをしなきゃいけない。
でも、本当は胸が潰れるように(胸が潰れるとは、良く言ったものです。実際、押しつぶされたようになります。うまく息できなくなるんです。)辛くて苦しい。
そのギャップはどうすればいいんだろう。
本人が一番苦しいんだから、せめて自分はしっかりしなきゃ、でも辛くて苦しいが消せない。
そういう感情の処理をどうしていいのかわからなくて、母が亡くなってから、ある友人に相談したんです。
友人はとても苦労している人で、彼女ならそんな時どうするか?何かわかることがあるかもしれないと思って、聞いてみました。
そしたら彼女の第一声は、そういう気持ちはお互い共有していいんじゃない?というものでした。
マイナスな気持ちは分かち合うことで、救われる部分もあるよね、だから平気な訳ないし、辛い気持ちをないことにしなくていいんだよ、と。
私は絶対平気なふりをしなければいけない(でも、できてないけど。)と思っていたので、愕然としたんです。
でも、良く良く考えたら私は間違ってた。
平気な訳ない(笑)
もし、そうだとしたらどんだけ冷たいんだ、私。
母が話をできないというのもあったし、初めてにも関わらずあまりにも重い現実でショック過ぎて、どうしていいのか、わからなかったんです。
でも、今ならわかる。
もっと、素直な気持ち(病室でいきなり泣き出すとかではなくて。)で、母に接することができれば良かったな、と思います。
何か言わなくてもお互いの気持ちは十分通じ合っていたと思うけど。
でも、彼女の一言で長い間モヤモヤしていたものが、一気に晴れたんですよね。
何か、救われたんですよ。
私のことも、私が辛かったことも実に良く分かってくれてる人だからこその、あの言葉です。
有難い、得難いことです。
で、今度は友人自身にちょっと大変なことがあって、まぁまた私もショックだったのですが、やっぱり彼女が一番しんどいと思うんです。
すごくしっかりしていて、全部自分で背負おうとしてしまう人だし。
だから、いっぱい話をして、色々遊びに行って、彼女の抱えてるものが少しでも軽くなるといいな、と思います。
私ができることってそれくらいしかないんですけど。
今度はうまく共有させてもらえるといいな。
作家であり翻訳家でもある故辻邦生さんの言葉だったと記憶しているのですが、何かを伝えたり、教えたりする時は最も簡単な言葉や表現を使うのが、最も良いやり方、という意味の言葉を母から聞いたことがあります(思い返せば、母には色んなこと教えてもらってたんだなー。)。
感情も同じで、相手の気持ちにさえ立てば、素直になった方がいいというか、その方がうまく通じ合うことができるんですね。
やっぱり、まだまだ精進あるのみ(笑)
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