出かけていた夫が帰ってきました。
ドアを開けてべっくら仰天。
「うわっ、真っ赤じゃんか!
どこのサルが帰ってきたかと思った」
「え、そう?」
「あんたまさか、御殿場あたりで
一杯ひっかけてきたんじゃ……」
「違うって! どー見たって日焼けだろ!」
いやいやそれにしたって、
惨憺たる“赤ら顔”です。
お酒飲んだときよりまっかっか。
「日焼け止め渡したよね。結局使わなかったの?」
「いや、塗ったよ。首の後ろまでちゃんと。
まーでも、やっぱ、焼けるもんだねー」
そっかー。
冷却用の氷をビニールに詰めながら、
正直私、ちょっと残念な気持ちだったんですよね。
1日炎天下をバイクで走ったら、
高SPF値のUVケアでも、防ぎきれないんだ。
オススメのUVケアだったんだけどなー。
ん? ちょっと待てよ。
「……あのさ、塗ったっていうけど、
ちなみに、量はどのくらい?」
「えー? こんくらい(←米粒2個大)かな。
ベタベタするのやだから、ササーッと」
ソレだ!(←膝を打つ)
ばかも――――ん!!!
そんなん、焼けて当たり前じゃんか!
てか、指のすじムラに焼けなかっただけラッキー。
えーと、UVケアには、紫外線を防ぐ目安の値、
「SPF値」と「PA値」がついてますよね?
これ、測定する時に、「1cm四方のエリアに
2mg塗布する」のが決まりなんだそうです。
以前お医者様に取材したとき、
「表示してあるSPF値&PA値は、
本来この量を塗った時の値なんですよ。
実際やってみると、案外たっぷりなのが分かるはず」
と、おっしゃっていて。
「日焼け止めはケチケチ塗り過ぎたり、
ムラに塗ると、本来の力を発揮できないんだよー」
と言おうと、振り返ったところ。……あれれ?
なんか、体を「くの字」にして、うずくまってるぞ夫。
「どうしたの?」
「うーん……。顔は平気なんだけど、
さっきから手首と足がすげえ痛い」
手足を見て再び仰天!
見事なやけど状態じゃないですか!
グローブと靴の形にくっきり焼けてて、
周辺は赤黒~く腫れ上がってる感じ。
*写真はそれでもだいぶ落ち着いた状態ですけど、
帰ってきた当日はえらい“ドス黒赤”でした。
「うわわ、顔よりまずこっち冷やしなよ!
保冷剤もう1個持ってくるから」
「うー……いたい。い、痛いー……」
日焼け止めを全く塗らなかった部位がコレですから、
顔は、少量でも塗っといたおかげで
あの程度の赤ら顔で済んだ、ということかも。
(もし素顔だったらと考えると、そら恐ろしい!)
そうやって考えると、
今の日焼け止めって、実に優秀なんだと思います。
皆さんもぜひ、日焼け止め使用時は適量を!
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