
この作品、先に映画の方見ちゃったの。
で、「かなり原作がはしょられてる」と聞き、慌てて原作を。
まさに「のうぼう様=野村萬斎イメージ」で読みましたわよ。
だって先に映画見ちゃったんだから。
丹波は佐藤浩市
和泉はぐっさん
靭負は成宮くん・・
甲斐姫が榮倉奈々。
個人的には石田三成の配役に納得いかずも・・まあ仕方ない。
さて原作。
すっごいあらすじ書いちゃうので、知りたくない人はスルー願います。
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読んでみて、確かに映画ではかなりはしょってあったことが分かった。
のぼう様のひととなり。
民衆に人気のある様子。
そのあたりがじわじわと描かれてますね。
あとは石田三成が出てくるたびに「やはりあの配役違うよね」という気分にさせられてしまい。
いやいや、配役を批判してるんじゃなくてね。
ちょっとだけ歴女として長年、石田三成に抱いていたイメージというものがありますから。
上巻は、関白軍(秀吉ね)がぐいぐい全国制覇をすすめていて、
残るは北条家、いよいよ北条家本丸の小田原城攻めが始まるというところ。
北条家傘下の忍城はこっそり関白軍に降伏を内通します。
で、戦下手でいろいろ悪口言われてる石田三成に手柄をたてさせてあげようと秀吉があえて石田三成に「忍城攻め」を任せるわけです。
もう内通してる城なんだから、簡単でしょってことで。
なんか、石田三成カワイソ。
そうとは知らずに忍城に迫ってきた石田三成軍ですが、
使者が来たときに降伏・開城を宣言するはずが、のぼう様がうっかりと「戦いまする」と宣言しちゃったわけ。
で、えらいこっちゃということになり、あわてて戦の準備。
そして下巻は、いよいよ石田三成軍との戦い。
石田軍二万の大軍の緒戦で、五千の忍城が勝利するんです。
ここが、丹波、和泉、靭負の見せ場ね。
で、悔しいから石田三成は、前に秀吉がやってのけた「水攻め」で忍城を落とすと決めるわけ。
水攻めなんかやめろと石田の幼馴染の大谷吉継がずいぶん止めるんだけど、水攻め決行。
(この辺は諸説あって、水攻めは秀吉が命じたという説もあるとかないとか)
カネを使って工夫を集めてほんの数日ですごい堤防を築いてですね、いざ川を決壊させ忍城を水攻めにします。
が、そこでのぼう様が立ち上がりましたよ。
いや立ち上がったのか?
よく分からないけどのっそり行動開始。
水浸しになった城と堤防の間に小舟で出かけ、舞を舞うんです。
それに石田軍もすっかり魅せられてしまう。
だけども石田三成がのぼう様を鉄砲で打っちゃうわけ。
のぼう様は肩を打ち抜かれて大けが。
それで今度は民衆が立ち上がった。のぼう様に何をするんじゃと。
こっそり近づき、堤防を決壊させちゃうのです。
(この辺も諸説あって、雨で堤防が崩れただけ、なんてのも読んだことあるけど)
堤防が決壊して水は寄せ手に逆流して石田三成軍も多くの被害が出ました。
そしてある程度の水が引き、さーもう1回武力で攻めるぞ!というところで「小田原城が落ちた」という知らせが入ったの。
小田原城が落ちたならここでこれ以上戦っても、もう仕方ないわね・・という状態に。
結局、関白軍が攻めて落ちなかった城はこの忍城だけだったという。
最後に石田三成とのぼう様が直接対話するけど、そこの会話、けっこう私好き。
というわけで、原作かな~り面白いのね!と分かりました。
もっかい映画を見たいな。
借りに行こうかな。
のぼうの城 上 (小学館文庫)/和田 竜
のぼうの城 下 (小学館文庫)/和田 竜
最後まで読んでくれてありがとうございます
こちらも参考に~・・
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