274views

「コスメの真実・裏側」のレビューについて~その2

「コスメの真実・裏側」のレビューについて~その2



「続きへ」などと書いておいて、ここまで放置するとは許せませんよね・・・。

ほんと、皆様ごめんなさい。



で、反省の様子もなく続きへ(笑)



* * *



amazonで書かれたレビューへの指摘点の一部を

今回は書き出してみました。



1.スクワランとスクワレンについて



これは、レビューに書かれてある事は正しいです。

でも私は間違いを書いたわけではなく

あえてユーザーの皆さんに脳内イメージしてもらいやすいよう

割愛してカンタンに文字にしただけの事です。



「スクワレン構造中の一部の炭素同士の結合にはσ結合とπ結合という形で2本の手が使われ・・・(以下略)」



こんな事を説明されても、皆さんには意味不明ですよね。

ましてや、化学結合のカタチを知る事になんの意味もありません。



読み手の事を考えない技術者の自己満足な書き物を

KYな著書、と言います。

上から目線にならないよう注意を払い

読まれる方々の目線で書いているのですから。



2.植物エキスの溶媒について



指摘点は以下です。



「植物エキスの溶剤について、実際には、溶剤がBGであれば、BGの比率が49%前後あるいはBGの比率が29%前後の場合が大半を占め・・・(以下略」)



数字に拘るのは、数学者の方なのでしょうかね。



世に存在する何千種類もの実際のエキスの抽出溶媒は

原料メーカーさんによって

そして有効成分の抽出目的によって多種多様、様々です。

中には水抽出のものも存在しますし。



その範囲の広さをとらえて数字にケチをつけるなんて

ナンセンスにもほどがあります。



この記述箇所でユーザーの方々が得るべき情報は



1)エキス原料中、エキス有効成分の含有量(固形分と言います)は平均して1%である事。

 (植物抽出エキスを1%配合しても、実際の有効成分含有量はおよそ0.01%という事実。)

2)世に存在する実際の化粧品へのエキス配合量は、極微量であるコスメが多い事。

 (これを揶揄して、「タンクに数滴」と表現しているのです。)



つまり、皆さんが知るべきはココです。



『0.01%から0.1%程度の実配合量だと、植物エキスの配合は全く無意味である。』



そして実経験から断言します。

通販などのチープなコスメは

この現実がほとんど(全部ではない)である事を。



『現場を知る』実務経験のある方のようなので、これを否定できるならして頂きましょう。

メーカーさんの実名を挙げて、遠慮なくどうぞ。

私、チカラの及ぶ限りきちんと調べて回答してみせますから。



3.BG高濃度含有コスメのテクスチュアについて



コメントのコピペです。



「BG30%+精製水70%の各化粧水を作ることができ、実際試してみましたが・・・(中略)・・・BG30%でもあまりべたつきを感じなかったからです。」



著書中に記載する内容に

個人の感想はナンセンスと気付いて欲しいものです。



BGを30%も配合した化粧水のテクスチュアが

ユーザーに受け入れられる、と???



以前にスクールも開講していましたが

手作りコスメに手を染めた経験のあるユーザーさんなら

この答えはよくご存じです。



* * *



次回は、メーカーさん訪問日記です。



★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★

ブログランキングに参加中!

皆様の応援が記事の更新を後押ししていますので、ぜひクリックをお願いします!

「Ctrl+クリック」で全部ポチッと。。。



☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆

ブログを見る

このブログに関連付けられたワード

このブログを通報する

コメント(0件)

カテゴリなし カテゴリの最新ブログ

カテゴリなしのブログをもっとみる

投稿ブログランキング

投稿ブログランキングをみる

編集部イチオシ!

HOTタグ

ブランドファンクラブ限定プレゼント

【毎月 1・9・17・24日 開催!】

(応募受付:7/24~7/31)

プレゼントをもっとみる