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ゼロ・グラビティ ねたばれ感想・あらすじ? そんなもの1行だよ…

ゼロ・グラビティ ねたばれ感想・あらすじ? そんなもの1行だよ…



ゼロ・グラビティは見に行け、とにかくすぐ行け。そして3Dで見ろ、映画館でみろ。



私は今まで3D映画のときはわざわざ2Dのものを見に行っていた。3Dの価値を認めていなかったのだ。
ただものが飛び出してくるなら別に見なくていいと思ってた。
でもゼロ・グラビティは違う。3Dであることをふまえた演出になっている。
確かに宇宙を飛び交うデブスはすごい、目の前に飛んでこられたら手で払いのけそうだ。
次々起こる爆発も大迫力。
でもそれじゃない。
この映画の3Dは取り残された宇宙飛行士ライアンの涙を見せるためのものだ。

真空では涙は流れない。球体になって空間に浮かぶ。
ライアンの目からあふれた涙は丸い粒になりこちらに漂い、その中にひとりぼっちの彼女の姿が映るのだ。
なんて美しい3D映像だろう!

あらすじ 事故で宇宙にとばされた女性がたった一人でがんばる話

あちこちで言われているのでご存じだろうが、この映画にはキャラクターが二人しか出てこない。最初に一緒に宇宙で仕事をしている男性はロングだし、声だけだし、やっと顔がUPになったら半分なくなっているし、船内活動の女性は声だけで、顔がでてきたらもう凍りついている。

感想コミであらすじいきます。全部書いてあるのでこれから見る人は読まないでね。


ゼロ・グラビティ(DVD予約受け付け中)

ロシアのスパイ衛星が処分のため破壊され、そのゴミ(デブリ)が予定されていた軌道をそれて四人の宇宙飛行士がいる宇宙船? を襲来。
船外活動をしていたライアンは船の一部と一緒にふっとばされ暗黒の宇宙を漂う。
それだけでも怖いのに慣性でぐるぐる回りっぱなし。三半規管の弱い私ならもうヘルメットの中でゲロでおぼれているよ!

いったいどれだけとばされたのかわからない、かなり長い間だったよと思ったけど、なんとか小型のロケットをしょった同僚のコワルスキーに助けられる。
二人で宇宙船に戻るんだけど、酸素が徐々になくなりつつあるライアンを気遣ってコワルスキーはいろいろとおしゃべりをしてくれる。
その中でライアンがどういう人間だったのか、何を失っているのかが語られる。
美しい青い巨大な地球を背景に「君の故郷(ホーム)はどこ?」「イリノイ州よ」という会話。
やがて宇宙船に近づくけどコワルスキーのロケットも燃料切れ、一回しか宇宙船にアタックできない。すごい勢いで近づく機械の固まりにすがりつこうとする二人。
弾きとばされたり叩きつけられたり、もうここでも死にそうです。
奇跡的にライアンの足にロープが絡んで彼女は宇宙船にとどまることができたけど、今度はコワルスキーが流される。
その手を掴んだライアンにコワルスキーは「君まで流される」と手を……離す……。

ああ? あああああ????!!!

これまで彼女を助け、軽いジョークをかましてこの先も導いていってくれるベテラン宇宙飛行士がここでまさかの退場??

ライアンは一人でソユーズに入り込む。無重力状態の中で大きな宇宙服をどんどん脱いでいくんだけど、ここでジェーン・フォンダのバーバレラ、思い出すよね。
まったく同じように上から撮ってて、床の上で転がりながら服を脱いで無重力状態を演じた大昔と、CGの発達した今と、あまり変わっていないみたいに思える。

ほっとしたが、船内で火災が発生、ライアンは宇宙船を切り離して少し先にある中国のステーションへ向かおうとする。
ところがソユーズのパラシュートが絡んで切り離せない。
仕方がないのでもう一度宇宙へ出てパラシュートを手動で切り離す。

ライアンはうかつだと思うんだよね。
船内に入ったとき、小さな火が燃えていたのを見ながら何もしないとか、船外に出て作業中に工具をそのへんに置いてしまうとか。
そういう小さなミスでむちゃくちゃ危険な目にあう。
私もはさみとはその辺においておくのやめよう。

で、作業中に再びデブリの群が襲ってくる。
ここすごい。
宇宙船がどんどん爆発していってなんであれでライアンの乗ったソユーズが無事なんだか。

ところがところが。
切り離しに成功して中国のステーションに方向修正してスタートしようとしたとたん、燃料切れ!
ライアンはソユーズの中でわめきます。
このシーンをソユーズの丸窓の外から撮ってて音がない。ライアンが(無音で)わめいている絵だけ。すごい絶望感。

ライアンはヒューストンやあちこち連絡を取りますが誰も応答してくれません。が、唯一答えてくれた人が。
なんと地球の誰かの無線につながったよう。

しかし。

そのアニンガという人は言葉が通じません。英語通じません。

側では犬が鳴き、赤ん坊が泣いています。

どこだそこ。

聞いた感じではアフリカかなあ? と思った。

ライアンは犬の声や赤ん坊の泣き声にうつろな笑みを浮かべます。
「私にも娘がいたわ」
泣いている赤ん坊に子守歌を歌う無線の相手アニンガ。
ライアンはその子守歌を聴きながら娘に会いに行く決心をし、船外の酸素を止めてしまいます……。

そのとき。

ビックリだ!

窓の外をノックする人が!!

なんとあのタフガイ・コワルスキーが帰ってきたじゃないの!

アメリカの映画館ならここで大歓声でしょうね!

コワルスキーはライアンから燃料がないから発射できないという話を聞き、着陸はできる、という。そして何もできないと言い張る彼女に「ここに閉じこもるか? 君はすべてを閉ざしている。でも生きている。できることをやれ、前へ進め」と励ます。

ああ……

夢だった。

目をさませばライアン一人。コワルスキーが生きていたのは夢だったのだ。

でもライアンはその夢からアイデアを手に入れる。
「着陸と発射は同じ」
ソユーズのシステムがどうなっているのかわからないんだけど、燃料がなくても着陸時に逆噴射するらしい。衝突の衝撃を緩和するためだね。
ライアンは夢でも助けてくれたコワルスキーに頼みます。

「娘に会ったら愛してるって伝えてね」

で、ライアンはソユーズに今が着陸3メートル前と信じ込ませ、みごと逆噴射で出発。
中国のステーションへ向かう。

中国のステーションは降下中(なぜ?)。
船外に飛び出したライアンはまたまた必死でゴンゴンぶつかりながらステーションにしがみつき、中に潜り込む。

このとき中国のステーションの中にもいろんなものが浮いているんだけど、米が植わってたり、卓球のラケットが流れてきたりしておかしい。

ライアンは中に乗せられている神船というロケットに乗り込む。
ソユーズとシステムは一緒と言われていたが中のボタンがどれかわからない。
適当にあちこち押したりする。中国語が流れ漢字がパネルに映ったり。
そしてステーションとともに大気圏突入!

そのあとライアンはなんとか地球にたどり着くんだけど、重力のある地面に彼女は自分の足でしっかりと立ち上がる。
今までずっとぐるぐる回っていた彼女がまっすぐに上に向かって立つのだ。

原題は「グラビティ(重力)」。

なぜ邦題を「ゼロ・グラビティ(無重力)」にしたのか?

最後の最後で彼女は「ホーム」の「重力」の中に戻ってそこで立っていきる決意をしたのに。
だからこその「グラビティ」というタイトルなのに。

ラストシーン見てないんじゃないの??

ところで映画の中でたったひとつつながった無線の相手、その彼の映像がyoutubeでUPされています。
映画を見た人はぜひこのアニンガの映像もお楽しみください。



私はアフリカかモンゴルかと思ってたけどまったく反対のアラスカだったようだ。

私は池袋のシネマ・サンシャインでみたんだけどimaxの木場109でもう一回見ようかなあ。

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