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あの商店街の、本屋の、小さな奥さんのお話。

あの商店街の、本屋の、小さな奥さんのお話。

夫がいなくなった家を一人で守る「花と奥タン」という同著者の話があるんだけど、それを本屋でやっている。



貧乏な農家の娘が町の本屋に嫁いだが、結婚後一週間で旦那は他界。無知な彼女は一生懸命本を読んで、町の人々に本を売る。

旦那一途で一生懸命な奥さんがかわいい。八百屋さんにはおいしい野菜のレシピ本、将棋好きな人には将棋の本、というように、その人にあった本を売る。書店の本棚には町の人の名前が張られ、読みそうな本が置いてある。

一種の理想の本屋さん、自分の棚があってそこに自分向けの本があるという、いわばアマゾンのおすすめ機能か?
しかしちょっと待て、と思う。
私みたいなむやみにいろんな本を読む人間は自由に選ばせてもらいたい。カテゴリからカテゴリへ、作家から作家へ、ジャンルからジャンルへ、本を探すのはある意味一人旅と同じで自分だけの目的があって自由気ままに選びたいのだ。

だけど、まあ、あまり本を読まない人にはこんな風に、あなたにあった本はこれですよ、と教えてもらうのも楽かもしれない。
私もワインで迷ったときはおすすめ聞くし。AMAZONのおすすめも「何故?!」と思うものが入っていたりして、それはそれでおもしろい。

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