
5月の薔薇
2014/5/1 14:46
面白い下りがあります。
ただ一つの花からその成分のすべてを採取するような芸術家は、品格もなければ権威もない、粗悪な作品しか作り出すことができない。なぜかというに、花の蒸留から得たエッセンスは、地上に咲き誇る生きた花の香りそのものとは、きわめて遠く、きわめて曖昧な類似性しか示さぬものだからである。
「さかしま」は、1884年に刊行されました。この章にでてくる香水商はいくつかあります。アトキンソン、リュバン、シャルダン、ヴィオレ、ルグラン、ピースです。
ヴェルサイユ御用達のウビガン(1775年創立)、1828年創立のゲランの名はでてきませんが、さかしまが刊行された1844年にはゲランはヴィクトリア女王の香水ご用達になっています。
デ・ゼッサントが芸術家の香水と絶賛する合成香料を用いた近代香水の成功もウビガン、ゲランでしたね。
なぜなんでしょう。つまり、これが「世紀末のデカダン」だからなんですね。
香水にも「5月のバラ」は使われています。クリスチャン ディオールのシャトー ドゥ ラ コール ノワールでは、ローズ ドゥ メとジャスミンを栽培されています。
そしてシャネル~なんですね。ローズ ドゥ メの原液。
Perfume "N°5" ■https://beautist.cosme.net/article/671935
シャンテカイユ Rウォーター(ローズ・ド・メ)もそうなんですね!
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