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第一話 美白の主役【ビタミンC】秘話04

第一話 美白の主役【ビタミンC】秘話04



一昨日の続きになります。



美白成分として

皆さんの耳になじみのビタミンCは

いよいよ、皮膚の内部に浸透してから

効果がきちんと発揮されるのか?



そして化粧品メーカー各社がPRしている

ビタミンCのどれが効果があるのか?



はたまた

もしかして効果のない製品がある?



こういった核心に迫ってきました。



さて

皮膚内に導入された塩になったビタミンCを

効果のある生の状態に戻すため

活用される体内の分解酵素の研究



こうして

美白の有効性を追求する研究が始まったのが

実に35年も前のお話です。



そして生物が体内に有する

分解酵素として最初の候補に着目されたのが

リン酸の化合物を分解する酵素

『フォスファターゼ』です。



ようは

生のビタミンC(アスコルビン酸)に

リン酸という物質をくっつけて化合物にしてあげれば

その部分から分解されるというわけです。



こうして開発されたのが

「アスコルビン酸+リン酸+塩」というカタチになった

こういった成分です。



・リン酸アスコルビルマグネシウム

・リン酸アスコルビルナトリウム

・リン酸アスコルビルカルシウム



ただしこの中でも

リン酸アルコルビルカルシウムに関しては

水に溶けにくいという性質を持つため

早々に研究対象からは外され

リン酸アスコルビルナトリウムと

リン酸アスコルビルマグネシウムという

(以降、VCPMgとVCPNaと表記)

二つの成分が

美白化粧品原料としてここに誕生しました。



これで美白有効成分としてビタミンCの地位は確立!!!



と、そううまくいくのならば・・・

それから30年以上もたった今も

大手化粧品メーカーを含め

美白市場はこれで占拠されていたはず。



という事は・・・



そう

この二つの原料には大きな問題が残され

化粧品市場に商品として大々的に投入されるには

不具合が山積みだったのです。



次回に続く



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2011/12/01 01:14:27 PM

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