
愛する獅子へ
2014/6/5 14:21
フェイスブックにサクッと書こうと思ったら、
長くなりそうだったのでブログにて。
昨日の伊原ショックを引きずってないと言えばウソですが…。
おそらく鷹ファンは余裕しゃくしゃく高見の見物なのかな・・・
と思っても空しくなるだけなので。
あんな弱いチームのどこがいいんだ、地元福岡の球団だし、
ホークス応援する方がよっぽど美味しい思いもできるし、
肩身狭くならずに済むし、弱いライオンズなんかよりこっちに
乗り換えればいいのにと言われますが、もはや強い弱いの
次元ではないんです。
35年の人生で27年も見守ってきていると、もはやファンではなく、
生きる支えなんです。この27年にピリオドを打つことは
私にはできません。
ホークスファンにいじめられ、大人になってからもホークスファンに
胸ぐらつかまれること三度、でもそれ以上に、私はライオンズが
生きる支えになっていました。
過去のこととはいえ、ライオンズが毎年優勝していた、
あわやリーグ10連覇だったあの時代が色あせることはありません。
すでに福岡にホークスがありながら、私の住む北九州では
ホークスをわきに追いやり、ライオンズ優勝セールのチラシが
新聞をにぎわし、街に繰り出せば、埼玉に行かずとも、今のように
インターネットショップなんてない時代にもかかわらず、ここは
西武ドーム?と思うほどライオンズグッズが豊富にありました。
むしろホークスグッズの方が少ないくらいでした。
街角に試合経過のホワイトボードが出て、その相手は
福岡ダイエーホークス。ライオンズがホークスを破ったと
狂喜乱舞。西武ライオンズファンクラブ募集のポスターが町の
あちこちに。それが私の十代の頃の北九州でした。
だから私の中では埼玉西武は「北九州西武ライオンズ」。
群雄割拠の今、89年も優勝していれば10連覇、
86年から92年の7年間は89年以外の6回優勝、
その6回すべて日本一。
リーグ優勝して日本一になった確率実に100%。
チーム記録ですが前人未到と言っても過言ではないでしょう。
伊原やめろ!の書き込みは結構あったんですが、
ファンはついていくのみです。
黄金期にこれだけおいしい思いをさせてもらったのに、
低迷したら見捨てるなんてそんなことはできません。
確かに厳しい人です、伊原さんは。
だけど、ライオンズナイターの解説を聞いていると、
ライオンズ愛がすごく伝わってきました。
だからこそのあの発言だったのでしょう。
難しいことは分かってます。
だけど、伊原さんは忘れかけていたものを思い出させてくれました。
「ライオンズは強くなければいけない」と。
今の若獅子に昔の黄金期を求めてもそれは無理な話でしょうが、
下を向くチームではライオンズはないんだ、
西鉄時代から脈々と常勝軍団の血が流れている、
ライオンズと聞くだけで他球団が恐れる、目の色が変わる、一目置く、
「ライオンズが最下位なんてなんだか変な感じだ、ライオンズが
上にいれば怖いけど、でも下にいてはなんだか面白くない。」
例えいやみや皮肉でも、それはライオンズ=黄金時代のイメージが
いまだに強いからでしょう。横綱のような存在であること、
勝つことが宿命づけられることはプレッシャーでもあるけど、
それは王者の証でもある。
強いから応援するなんてファンでなくても強ければそれは注目する。
私は運良くあの黄金時代をリアルタイムで経験できた。
この10年で2回しかリーグ優勝がないのは寂いけど、でもその2回
とも日本一、Bクラスに落ちたのも2回だけ。それはすごいことだと
思うんです。弱っている時こそ、みんなが見向きもしない時に
そばで応援してこそ真のファン。
ライオンズの黄金時代だって西武ライオンズ元年は開幕12連敗、
万年最下位だったんです。奇しくも西武ライオンズが誕生した年に
私が生まれたのも何かの縁。
北九州がライオンズ一色に染まってたのもまた何かの縁。
ジャングル大帝のレコードが家に鎮座していたのも何かの縁。
どんなに弱小に見えたとしても、
私の中でライオンズの魅力はまったく色あせる事がありません。
役者はそろっています。
ノーノーの岸、のがみん、ゆうせい、アンダーのまきやん、
とがめ、ともみ、ますだおかだ、異次元でほほ笑むおかわりくん、
あさむらん、メヒア、徹子の部屋のひちょり、キャプテン栗山、
ぎんじろう、応援団からリラックマの幕が上がるくまっしー、
しょうご、おにさん、ペヤング、リーサルウエポン・・・
昨日の木村なんて、昼間は二軍でタイムリー、そして夜に
一軍に上がってホームラン。すごいじゃないですか。
手負いの獅子はきっと立ち上がる。
死を考えた時、生きようと思いなおした時、
いつもそばには母がいて、リコーダーがいて、ラジオがいて、
そしてライオンズがいたんです。
結婚したことないから分からないけど、
ライオンズから乗り換えることは、人生のパートナーに別れを
告げる、私の中では「離婚」と同じ。
27年も寄り添ってきたんですもの。
まさに「健やかなる時も病める時も・・・」です。
もうすぐワールドカップ。
日本が勝ち進めば、それまでサッカーのサの字も興味なかった
人が応援するようになるかもしれない。
新規ファン獲得と言う意味では歓迎すべきことだけど、
負けたとたんにスーッと引くようではミーハーで終わってしまう。
ワールドカップが終わったら終わりではなく、ワールドカップは
4年後だからと4年たってまた火がつくではなく、小さなともしびでも
4年間持続させられるか。華やかな世界の舞台も始まりは国内の、
日常のリーグ戦。日常でできる事が世界の大舞台で発揮できる。
だからJリーグにこそ関心を持ってほしい。と言うのと同じで、
ライオンズだって、強いから応援するのなんて誰だってできる。
仮に0勝144敗でも応援し続けられるというのはよほどの気持ちが
なければ、ミーハーや、やじうまでは応援はできないでしょう。
ライオンズは福岡を捨てて埼玉に身売りと言う人がいるけど、
本当は、万年最下位で低迷している時にも平和台に人が
詰め掛けていれば…。それを象徴するように、選手は
「九州を離れるなんて聞いてない」とそんな心境だったとか。
西鉄の時は神様仏様稲尾様とフィーバーし、そりゃ、黒い霧も
あったけど、太平洋、クラウンライターとあえいでいるときでも
ファンが詰めかけていれば、経営悪化で売られることも
なかったかもしれない。相撲だって八百長やとばく問題を乗り越え、
今、人気が復活しようとしてる。
あのときのことをもう繰り返しちゃいけない。
だからこそ、負けてる時こそ応援するんです。
真のファンになろう。
強いライオンズが好きなんじゃないんです。
ライオンズが好きなんです。
好きだからこそ弱い姿よりは強い姿を見たい。
ふがいないんじゃないんです。情けないんじゃないんです。
下位であえいでいるのを見ると、胸が苦しいのです。
もはや勝敗に一喜一憂のレベルではないんです。
明日から新たな船出。
手負いの獅子はこのままでは終わらないはず。
斉藤一美さんの言葉を借りれば、
「勝利に向かってけなげに戦う、 愛すべき若獅子たち が、
望みある限り挑む険しき頂き。奇跡の実現は下位チームの
特権。首位とのゲーム差は、わずかに12.5ゲーム差です。」
さ、おもかじいっぱい。いざ、出航!
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