ようこそのお運びで。
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クリップだけの方、そして素通りの方と、どちら様も厚く御礼申し上げます。
森で恐竜に出会った同じ日、トヨタ産業技術記念館も見学してきました。
ボスの意向でこっちがメインになり、時間がなくてノリタケの森は有料ゾーン
が見学出来ず残念でした。
トヨタ産業技術記念館はトヨタ自動車の歴史とその技術が見られる博物館です。
トヨタは初代の豊田佐吉氏が発明した自動織機から始まり、その息子の喜一郎氏が
国産自動車の開発製造に取り組みはじめたところから始まります。
トヨタは最初から自動車を作っていたわけではなく、機織り機から自動車産業へ
変化していった会社だったのですね。
そして、国内の今ある自動車メーカーの中では一番遅い創業だったようです。
(一番早いのはダイハツです。)


富岡製糸場のようなレンガ造りの建物が残されています。

記念館の中の廊下に並んだベンチ。

豊田商会事務所。
1905(明治38)建築。
豊田佐吉氏が住居兼研究室として自動織機の発明に取り組んだ建物。


トヨタグループ館。
1925(大正14)年に建てられた旧豊田紡績(株)本社事務所。
トヨタの歴史

糸繰り機

はた織り機(手動)

佐吉氏が開発に心血を注いだ自動織機

現代の自動織機は大きなサイズの布を短時間で織れるようになりました。

織り上がった布。
チェック柄など複雑な模様もいとも簡単に短時間に織り上げます。


佐吉の息子、喜一郎氏が作った国産初のトヨタスタンダードセダン。
エンジンはシボレー社をお手本にして開発されました。
こちらの車、当時のお金で3,500円くらい。
今のお金に換算すると、ざっと2,000万円~3,000万円だそうでΣ(゚д゚lll)

初代トヨペットクラウン
喜一郎氏が出来上がりを楽しみにしていたクラウンですが、残念ながら
このクラウンが出来る前に3年前に亡くなりました。

カローラ

セリカ

TOYODAからトヨタへ。
トヨタスタンダードセダンのホイールに付けられていたロゴマークは
「トヨタ」ではなく「TOYODA」でした。
創業者の豊田(とよだ)からとったものですが、この車の開発の成功に
あたり、一般公募でマークを決めることになり決定したのが「トヨタ」
だったそうです。
車というのは軽快に走ることがよしとされますので、「トヨダ」と濁点があるのは
軽快さを損ねるということで濁点をとり「トヨタ」にしたのだとか。
また、「トヨダ」では創業家の姓であるので、公共性に欠けるということもその理由
としてあったそうです。
この時代、国産車は貴重で珍しいものでありました。
それでも一般に早く普及して人々の暮らしが豊かになること願って作られた車
ですから、公共性というものを大事にしたかったようですね。
その思いが社名のロゴマークにも現れているようです。


産業技術記念館の入口に居たロボット。
名前は「パール」
この日はバイオリンを持った子がパッヘルベルのカノンを演奏してくれました。
エアバイオリンでテープを流すのではなく、ちゃんと演奏するんですよ。
その証拠にちょっと音程が外れたりしてました(笑)
ミュージアムショップで購入したお土産品。

トヨタ博物館カレー。
ポークとチキンを購入しました。
他には、ビーフ、野菜、豆があり、それぞれに懐かしい車の写真がパケに
なっています。

クッピーラムネのわらび餅。
クッピーラムネの粉末をかけて食べるようです。
クッピーラムネを作っているカクダイ製菓は名古屋にあります。
名古屋人っておかしなもの作るよね。
でも、これがトヨタをはじめとするこの地方の「ものづくり」の精神なのかもしれません。
★★★★★ 追記 ★★★★★
2005年愛知万博向けに開発し、その後は愛知県豊田市のトヨタ産業技術記念館で
トランペットを演奏してきた「トヨタ・パートナーロボット」が3月6日、
最終演奏を行い、惜しまれながら引退しました。