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環軸椎回旋位固定(かんじくついかいせんいこてい)

環軸椎回旋位固定(かんじくついかいせんいこてい)

ママブロネタ「子どもの病気・アレルギー」からの投稿

ヤーダ姫の首、もしかしたら「環軸椎回旋位固定(かんじくついかいせんいこてい)」かも(>_<)。

一日経っても回復の兆しナシで超心配(T-T)。

入院とかになったらどうしよー…。


環軸椎回旋位固定(かんじくついかいせんいこてい)とは?

概要

 小児が首を横に向けたまま、正面や反対側を向けなくなる斜頚の一つ。急に首の痛みを訴え、同時に斜頚を呈する。ほとんどの場合は数日から10日程度で自然軽快するが、一部は慢性化し、その場合の治療は容易でない。



病因

 頚椎の1番(環椎)と2番(軸椎)は環軸椎関節を作り、首の回転の半分をつかさどっている”ゆるい”関節で、筋肉と強固な靭帯で保たれている。環軸椎回旋位固定では環椎と軸椎の関係が大きく回転し、ずれた位置から正常な位置に戻れなくなり、“固定”した状態となる(写真)。多くは原因不明であるが、 10%はのどの感染症に関連しておこるもの(Grisel病)と20%は手術に関連しておこるもの(くびをひねったままの長時間手術でおこる)がある。またダウン症などに見られるものもある。


治療

 慢性化すると治療が困難となることに注意する必要があるが、慢性化するかどうかの予測ができない点が大きな問題として残っている。前述の Dynamic CTが唯一有望な検査法だが、未だに米国西海岸の報告のみで確立した検査法とは言えず、最適な撮影する時期などの課題が残っている。

 軽症の場合、頚椎カラーで自然治癒を期待する。Grisel病を疑った場合には抗生剤を使用する。痛みが強い場合や1週間程度のカラー装着でも治癒しない場合は入院で牽引治療を行う。それでも解除されない場合は麻酔下での徒手整復を試みる。不効例や慢性例で関節変形のために徒手整復困難な症例では手術で観血的に整復し固定する。


予後

 ほとんどの場合は数日から10日程度で自然軽快するが、一部は慢性化する。

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