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(oё)/ 亡き父と交わした20年来の約束 ☆彡

(oё)/ 亡き父と交わした20年来の約束 ☆彡

常連さんはご存知かと思いますが、私は大の「秩父好き」なんです。

最近では、吉高由里子のCM「秩父のパワーをもらいましょ♪ イェイ」
でもお馴染みになり、すっかり観光客の多くなった「秩父」ですが v

もし知らない方は、宜しければコチラをどうぞ♪

実は私と「秩父」の付き合いは長く、18歳の時に友人に連れられ「美の山」
の夜景を観に行ったのがキッカケで、以来26年間「秩父Love」なのです。

とは言え、そんなに年がら年中行っていたか
と言うと…そんな事もないんですけどね w

ただ、仕事や人間関係などで息詰まったと
きにフラ~と車を走らせたりしていました。

思えば父との長きにわたる確執に終止符を打っ
てくれたのも「秩父」だったように思います。

この話は長くなるので割愛しますが、両親は免許を持っておらず、私
が19歳の時に愛車を購入するまで実家には車がありませんでした。

でっ少し運転にも慣れてきた20歳の春、何の気
の迷いか?!父を誘い桜が満開の「美の山」へ

以来(今思えば)私と父の「秩父めぐり」がはじまりました。

そんな年の秋。 経緯は不明ですが… 札所8番〔西喜寺〕の樹齢600年の
「こみね もみじ」の紅葉(※1)が見事だとの情報を耳にし、父と訪問。

奇しくもこの年は「12年に一度の午歳 総開帳(※2)の年」
だったので、その時に「札所・納経所」の存在を知りました。

ただ残念ながらそこの札所に納経帳の販売はなく、その後転職・結婚し、
約4年ほど(主人の転勤の関係で)名古屋在住にてブランクがあるので
すが、戻ってから購入し「札所めぐり」がはじまったように思います。

でも鮮明に覚えているのが、「34ヶ所の札所巡りを一緒に出来たらな」でした。

・・・話はかなり飛びますが、その言葉を思い出した
のは父の晩年で、ちょうど介護が始まった頃でした。

今でこそ「もう少し真剣に行っておけば…」とも思うのですが、
それまでにも普通に秩父へは父と行っていたし、札所以外にも
名所が目白押しなので、(それに関しては)後悔はないです。

しかし心の奥底に「忘れ物」的に引っかかっていた
ようで、父亡きあとは「札所巡り」に奮闘しました。

がっそんなさなか母が突然倒れ、闘病生活。札所どころではありませんでした。

・・・そんなこんなで今年、気づけばあの出会
いから3度目の「総開帳」の年になりました。

よってこれも長年の常連さんならご理解頂ける?!かとは思うのですが、
上記の理由で今年は矢継ぎ早な「秩父訪問」記事が多かったわけです。

そして昨日、約24年の歳月を経てついに「父との約束」を実現致しました!!


余談ですが「総開帳」は12年に一度の午歳なうえ「03/01~11//18」
の縛りがあり、奇しくも昨日が最終の家族そろっての休日でした。

残すは「三ヶ所」。・・・行かないわけにはいきませんでした。

ここからがドラマです。

日曜日なのもありますが、いつも以上に混雑しているな!って思ったら、
「ヤマノススメ」(※3)とか言う(秩父へ行く途中の)飯能市を舞台
にしたアニメが流行っているとかで?!山ガール(もどき)&ファミリ
ーの多い事…。でっ何とか札所についても、ひと・ヒト・人…。

後で聞いた話、「西武グループ?」の鉄道と
バス会社がツアーを組んでいたのだとか?!

おかげで(秩父に人が集まるのは喜ばしいことなのですが)予定が狂いまくり。

よりによって、秘境の札所(30・33・34番)を残したので焦りまくりの私。

…あえて言ってなかったのですが、ただならぬ気
配を察してか?!パパさんは車待機でサポート。

娘は、納経帳と納経料をもってダッシュ準備。実際は走らせ
ませんでしたが、待ち時間に写真を撮ったりしてサポート。

いよいよ最後が「札所30番」(※4)だったのですが、先の
「33番」の時点で(納経時間は17:00まで)17:05到着予定。

娘は30分目を閉じ祈ってるし、でもパパさんに事故ら
せるわけにもいかないしで私はハラハラ、ドキドキ。

でも神様が思いを酌んでくれたのか?!はたまた偶然か?!

人もいなければ信号もあまりなく、安全運転だったけど5分くらい短縮で到着。


娘は転ばないよう気を付けながら小走りで無事に納経所へ。

少し遅れて私も到着。

お優しそうな神主さんご夫婦を見た瞬間に出た言葉は「長かった~」 T T

少しビックリ顔でしたが、穏やかな口調で「ご苦労様でした」と言
われ、思わず「ここまで来るのに20年以上かかりました w」と私。

その言葉で何故か落ち着きを取り戻し、少しお話をした後に(先の画像、一番下)
「結願(けちがん)」・・・修行の完了の意!の「書入れ朱印」を頂きました。


○ 観音堂下で見かけた観音様。

既に17:30頃だったのでよく分からなかったのだけ
ど、写真を見る限り紅葉とのコラボが素晴らしそう♪


その後、楊貴妃観音とも呼ばれる本尊の如意輪観音を拝観に行ったの
ですが、かろうじて境内三ヶ所の人感知センサーはつくものの、とっ
くに日が暮れたあとだったため辺りは真っ暗で、見えるわけもなく…

でっ最後に境内の広くて綺麗な池を撮影して帰ろうと降りました。


※ ちなみにこの池は心の字の形に造ってあり、その名を「心字池」
というそうで、ここにかけられた石橋を渡ると浄土があるそうです。


○ 心字池より観た観音堂

・:*:・.・:*:・.・:*:・.・:*:・.・:*:・.・:*:・

◇ ここからは少し頭の痛い人と思われそうな話なのですが・・・

画像は(ほぼ月明り程度の明るさの中だったので)
補正で最高に鮮やかな状態で撮影しています。

よって実際は、足元もおぼつかない状況。

でっ娘が機転を利かせ、観音堂下の観音
様まで行って灯りを点けてくれました。

そして戻ってくるなり「こんなに寒くても蛍がいるね!」と。

もちろん私には見えず、てかっいるはずもなく・・・?!

「水蒸気が月明かりに反射しているんじゃない?」と諭しました。

でっファインダーを覗くと・・・確かに何かの発光体が動いています。

目を外し、肉眼で確認するも見えず。???の繰り返し。

改めて娘に「動いてる発光体が見えるの?」と訊くと。

「見えたから池の向こうまで行けたんだよ」とあっさり。

そこで気が付いた!!娘は極度のビビリで、
一人でトイレにも行けないような子だった。

でもその時は特に気にもとめず、ただた
だ不思議な発光体の行方が気になった。

私には1つしか見えなかったのだけど、池の上をフワ~リ、フワリ
と飛んでいるようにも見えるし、急旋回しているようにも見える。

取りあえず、シャッターを切ってみた。

※ 円の中が実際の撮影状況で、大きい方
は分かりやすくするために加工したもの。


(1)左下のホコリのような丸い点です。


(2)それが尾を引いて水面より上に急上昇したように見えたところ。


(※1)一応、他の光の点とも比較してみました。


(※2)バックの木と発光体の位置で分かりますでしょ
うか?右上などの2つの点などには変化がありません。

・・・これはいったい何だったのでしょう?

特に怖いとかはなかったのですが、私の知らない虫なのでしょうか?

ビビりのくせに「ほん怖」好きな娘は「オーブ」だと言いますが、あれのほとん
どは「ホコリ、虫、雨粒、霧 etc..」などの自然現象だと思っているので、う~ん

その後も謎の発光体が、ユル~リとかピュ~ンとかしているを見
ていたのですが、ふとっ「父かも?!」なんて…(あいたたっ)

でっ結局埒が明かないので「おじいちゃんが、お疲れ様とあ
りがとう!を言いに来てくれたんだね♪」で落ち着きました。

・・・その後車に戻り、ついっ「ありがとうございました」とパパさんに。

パパさんは「長い旅だったね ^ ^」と一言いうと車を走らせました。

車中は何故か静か…

パパさんがおもむろにスマホ連携カーオーディオをポチッ

はじめに流れた曲は、中島みゆきさんの「わかれうた」(※5)。

・・・正直ビックリΣ(゚Д゚)

だってパパさんは年甲斐もなく、いつも聴くのは「西野カナ」さんとかなんです。

わざわざダウンロードした??? それにしても暗い曲だよね…

なんて思いながら聴いていたら、徐々にジワジワ訊いてきた。

でっ次は河口恭吾さんの「桜」(※6)。

実はパパさんと私は高校生からの付き合い
なので、我が家の諸事情を知っています。

だからかな?

「僕がそばにいるよ 君を笑わせるから 桜舞う季
節かぞえ 君と歩いていこう」の件でグッと来た。

ただ、「待機中に何やってんだか?!」と思ったら涙も引っ込んだ w

でっ最後は、またしても中島みゆきさんで「空と君のあいだに」(※7)。

これが流れる頃には私も落ち着いて。今日1日を振り返る余裕が持てた。

札所巡りの成就には、本当に家族のサポートが欠かせなかった。

今日パパさんが一歩も寺院に足を踏み入れなかったのには、(本来
の使い方とは違うけど、「何人にも侵されざる聖なる領域」を表す
言葉として)多分パパさんなりの「絶対領域」だったのだと思う。

そう思ったら、ポツリポツリと自然に言葉を発していた。

私の話を一頻り聞いた後、パパさんは「自分もお父さんが挨拶に
来てくれたんだと思う。そう言うことってあるような気がする」。

次いで「今度は家族で歩いて1番から巡ろうか」と。

私は「それも良いな」と思いながら、何故か頭の中で(あまり得
意でない)西野カナさんの「Darling」(※8)が流れていた w

「秩父の地」に足を踏み入れてから26年。
本当に色々な出会いと別れがあった・・・。

私が何を求めて秩父へ足繁く通ったのかは未だによく分
からないけど、四季折々の彩りで私の心を癒してくれた。

いつかは家族ももっと増え、孫を連れてくるようになるかも
しれない。なのでこれからも長い付き合いになることと思う。

そうか「結願(けちがん)」とは、修行の完了の意であ
ると同時に、新たな修行のはじまりなのかもしれない?!

それにしても本当に今年は「札所巡り」に奔走した数か月だった。
なので次回からはもう少しのんびり訪問したいと思っています w

撮影:14/11/16 ・ 記:11/18

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○ お知らせ

今月は、いつも以上に不規則な日付の記事で申し訳あり
ません。もし「時系列に沿って読みたい!」なんてご奇
特な方がいらしたら?!宜しければこちらをどうぞ。

(oё)/ 我が家の〔11月〕まるっと INDEX ☆彡
https://beautist.cosme.net/article/850248

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◇ 以下は〔管理用〕ですので、スルーをお願い致します。 n(u u*)n

(※1) (oё)/ 父と、癒しと、過去の自分 ☆彡
12/09/05:https://beautist.cosme.net/article/291194
札所8番〔西喜寺〕の樹齢600年の「こみね もみじ」の紅葉

(oё)/ 亡き父と交わした20年来の約束 ☆彡(出典一覧)
11/16(日)https://beautist.cosme.net/article/879000

みんなにとっての「パワースポット」教えて!
https://beautist.cosme.net/theme/1061

(oё)/〔総合〕INDEX (インデックス) ☆彡
https://beautist.cosme.net/article/298788

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14/11/16:日 (oё)/ 亡き父と交わした20年来の約束 ☆彡(秋晴れ)

いつも「足跡」を、本当にありがとうございます!!
忙しい時ほど、励みになっております☆彡 n(U U*)n

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コメント(9件)

  • 実は私も昨日叔父に会い、偶然にも母の若い頃の話を聞きました。とっ同時に親族の意外な過去を告白されまして…。長年のわだかまりが解けたような?かえって溝が深まったような…複雑な心境です。なので私も少しずつクリアにして行こうと思います。お互い明るい方向へ行きますように。( *⌒¬⌒)人( ⌒¬⌒*)

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    2014/11/20 22:23

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  • しょひーさん、コメありがとう♪お母さまのその後はいかがですか?以前患ってらした緑内障の関係かしら?いずれにしろ早く落ち着かれますように☆彡パパさんとはほんと、くされ縁過ぎて日頃は邪魔なんですけど…いざって時はね w「 後からではどうにもならないこと…」深いですが、今ならよく分かります。

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    2014/11/20 22:23

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  • ただ充電期間は気兼ねなく休んでくださいね。でっ気が向いたらプラ~とまた遊びに来てね♪ ヾ( *^Д^*)

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    2014/11/20 21:35

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  • めこちさん、お久しぶりねコメありがとう♪そうですね、人生の糧にはなっているかも。でも、出来れば別れは少ない方が良いですね。めこちさんの記事はいつも拝読させて頂いていますよ!時には遡ってね♪ご主人との会話が微笑ましかったり、インコちゃんたちの仕草がツボで癒されています。n(u u*)n

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    2014/11/20 21:33

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  • そっと見守って下さっていたご主人の心遣い、じ~んときました。後からではどうにもならないこともあります。私も昨日はずっとご無沙汰していた恩人に会いに行ってきました。叔父さまは私の父の若い頃の話をしてくれました。心に掛ってること、一つ一つクリアにして行こうと思います。明日は母の目の手術。行ってきますね。

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    2014/11/19 21:22

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  • 出会いと別れ…人生の糧になるのかもしれないですね。両親のことを思い出しました。親不孝な娘だから…(^^;;たまには電話をかけてみようかな。

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    2014/11/19 11:23

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  • 決して後悔しているわけではないのですが、父ともっと寄り添ってあげていれば!とさえ思ったりして。でも共感の言葉に安堵。私も「父はきっと喜んでくれている!」そう思ったら急に目頭が熱くなりました。ロサさんも色々と大変な事がおありだと思いますが、どうか体調を崩さぬようご自愛くださいね。本当にn(u u*)n

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    2014/11/18 15:40

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  • ロサさん、コメありがとうございます♪あまりにも温かなお言葉に、やっと涙が出ました。実は長きにわたる旅の終わりには「大きな感動」が待っていると思っていたのですが、実際には達成感と解放感しか湧かなかったんです。その後もなんと言うのか?物悲しさとでも言うのでしょうか?!それに加えて脱力感…。

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    2014/11/18 15:39

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  • 秩父はお父様との思い出の地だったのですね。20年あまりの歳月を経て納教所へ辿り着いた時のお気持ちをお察しし、涙しました。うす暗い中、車をとばしながらもご無事だったのはお父様が皆さんを守って下さっていたからではないでしょうか、思い出の地でお父様待っていらしたのだと思いますよ。

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    2014/11/18 14:47

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